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翻訳料金の計算方法には、伝統的に出来高制が採用されています。一般に著述業界では400字詰め原稿用紙の枚数に単価を掛け合わせて原稿料を算出しますが、翻訳業界でも外国語から日本語に訳す場合は、同じ方法で計算します。
※ 日本語翻訳済み原稿用紙枚数(1枚400文字)×単価(円)
日本語から英語に訳す場合は、A4用紙1枚で英単語が180〜200個あるとみなし、計算します。これは機械式タイプライターを使用していた頃の名残だそうです。
※ 英文翻訳済みA4用紙枚数(1枚180〜200words)×単価(円)
出来高制では、実際に訳文が完成するまで正確な翻訳料金がわからない、翻訳者の技量によって訳文の量に差がある、などの不都合な面があります。そのため、最近多くなっているのが、翻訳対象の原語で正確に料金を決める方法です。英文和訳の場合は英語の単語数で翻訳料金が決まります。
※ 英語の単語数(words)×単価(円)
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通訳翻訳ジャーナル誌(隔月刊)2006年10月号の特集記事によると、フリーランス個人翻訳者が受け取る報酬単価の基準は以下のようになるそうです。翻訳会社にアンケート回答を依頼。
最低単価 | 相場下限 | 相場上限 | 最高単価 | 単価計算方法 | |
英→日翻訳の報酬単価 | 1,000円〜 | 1,550円〜 | 〜2,306円 | 〜3,500円 | (日本語訳文400字あたり) |
(英文和訳) | 7円〜 | 10円〜 | 〜15円 | 〜35円 | (原文1ワードあたり) |
日→英翻訳の報酬単価 | 1,500円〜 | 2,607円〜 | 〜3,851円 | 〜10,000円 | (英語訳文200ワードあたり) |
(和文英訳) |
案件の専門分野や難易度によって、違いがあります。急ぎの案件では、追加料金(特急料金など)が加算される場合もあります。不況下で行われた前回2001年の調査に比べると、景気回復を反映して、上昇傾向がみられるそうです。
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