>>> 宮本武蔵の「固定は死なり」
>>> ダーウィン
>「最後に生き残るのは強者でもなければ、賢者でもない、変化する者
だ」
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松本道弘の本をほとんどすべて読破されたとは、すごい。ところで、
上に挙げた二つの言葉は、面白いですね。変化することが必ずしもよ
いことだとは言い切れなくて、むしろ変化の乏しい生き方をしている
人や民族や国々が、実は楽しく充実した人生を送っているとも言える
かもしれないですね。しかし、それでもなおかつ言えることは、変化
の激しい人や民族や国々の方が、経済発展しやすいということが言え
るように思います。
私は、比較言語学を詳しく知っているわけではないのですが、いろん
な言語をかじってそれを相互に比較することが好きです。そこで、い
ろいろ観察していると、どうも、自分たちの使う言語(あるいは方
言)が歴史的に劇的に変化している民族や国々は、大きく経済発展し
ているように思います。
その反面、言語(や方言)が長い間(時には数千年にわたって)あま
り変化していないように思える民族や国々は、経済発展が遅れている
ように見えます。でもそういう民族や国々は、経済発展なんかより
も、古来からの伝統や文化を守り、心の豊かさを大切にすることが人
間にとって最も大切なことなのだ、と考えているように見えます。
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