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タイトル: 境遇と年代に応じた努力
投稿者 :南都隆幸  <email> <Web>
投稿時刻 : 2008年3月20日19時04分 
本文:
おっと、もしかして僕が言っていたことは、説教がましく聞こえまし
たでしょうかね? あるいは、苦言とか釘を差すような言葉に聞こえた
でしょうか?もしそうなら、ごめんなさい。あくまで、「AAAのような
考え方もあるけど、その反対のBBBという考え方もあって、どちらも説
得力があるように見える」ということが言いたかっただけです。もち
ろん、そのこともすでにお分かりくださってるとは思いますけどね。

若くてお金が絶対に必要。なるほど、わかるような気がします。って
いうか、僕もそのくらいの年代のとき、金儲けに突っ走っていたので
す。いや、もちろん基本的には今と同じで、金儲けに走ってはいけな
いとは十分にわかっていました。でも、現実にお金がたくさん必要で
した。だから、目が血走っていたと思います。あまりにもたくさんの
傷を心に抱え、それを必死で癒さんばかりに、死に物狂いで知識を追
っかけ、翻訳しまくり、膨張したプライドの裏には、異常なほどの劣
等感を隠していたように思います。それを一挙に解決せんばかりに、
(大げさな言い方ですみませんが)命を賭けて勉強し仕事し金儲け
し、そしてそのときに私にとって大切だった人を支え続けました。

今では、そういうことすべてをそれなりにやり遂げたという充実感が
あります。同時に、すべてを失ってしまったという状態でもありま
す。その上での、よい意味でも悪い意味でも、諦めというか達観とい
うか、そういう境地に私はあります。

人それぞれに、その境遇や持って生まれた性格や年代や時代に応じ
て、やるべきこと、やりたいことは大きく違うでしょう。それに応じ
て、みなさん、頑張りましょう。なあんて、偉そうなことを言ってお
ります。翻訳というものは、その他の職業と同じく、その人の人柄や
考え方や生き方がそのまま仕事ぶりや翻訳文の文面に、そのまま表れ
るのだろうと思います。潔い生き方をしている人は、潔い文章が書け
るのだろうと思います。



親記事コメント
Re:言語の歴史的変化と経済発展との相関関係-投稿者:ピヨピヨ なし

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