翻訳関係者のフリートークルーム ** ウェッブ喫茶店こんにちは!ウェートレスのあんみつです
翻訳学習者、翻訳関係者のためのフリートークルーム

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-はじめまして- ぴいちゃん(12/4-01:03)No.338
 ┣Re:はじめまして- 秋桜(12/7-13:18)No.340
 ┗Re:はじめまして- えりこ(12/8-13:42)No.342
  ┗Re:勉強になりました- ぴいちゃん(12/11-09:13)No.343
   ┣Re:勉強になりました- ぞう(12/14-17:58)No.346
   ┗在宅も一つのルートです。- まりりん(12/21-16:04)No.358


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はじめましてぴいちゃん 33812/4-01:03

こんにちは。初めて投稿致します。

私はIT翻訳で仕事をゲットしたいと思い、今、ロンドンの大学で聴講生とし
て勉強中です。コンピュータ会社で9年間SEとして働いていました。
(ある程度の業界知識はあると思います。)
現在TOEICは700点位しかないのですが、授業では今までの知識が手伝っ
て何とかやって行けています。ですので、余りTOEICの点数を重視されると
、全く自信がないのですが・…。

しかも、翻訳の仕事などはやったことが無く、全くの初心者です。こういう
私でも、IT翻訳の仕事をゲットできるでしょうか。

もし、現在そのような分野でお仕事なさってる方がいらっしゃいましたら、
実際にはどんな様子なのか、教えていただけますでしょうか。
私はこれから子供も欲しい主婦なので、翻訳関連は非常によい仕事だと思う
のです。
よろしくお願い致します。

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Re:はじめまして秋桜 34012/7-13:18
 記事番号338へのコメント

ぴいちゃんさんは No.338「はじめまして」で書きました。
>こんにちは。初めて投稿致します。
>
>私はIT翻訳で仕事をゲットしたいと思い、今、ロンドンの大学で聴講生とし
>て勉強中です。コンピュータ会社で9年間SEとして働いていました。
>(ある程度の業界知識はあると思います。)
>現在TOEICは700点位しかないのですが、授業では今までの知識が手伝っ
>て何とかやって行けています。ですので、余りTOEICの点数を重視されると
>、全く自信がないのですが・…。
>
>しかも、翻訳の仕事などはやったことが無く、全くの初心者です。こういう
>私でも、IT翻訳の仕事をゲットできるでしょうか。
>
>もし、現在そのような分野でお仕事なさってる方がいらっしゃいましたら、
>実際にはどんな様子なのか、教えていただけますでしょうか。
>私はこれから子供も欲しい主婦なので、翻訳関連は非常によい仕事だと思う
>のです。
>よろしくお願い致します。

はじめまして、秋桜です。
IT専門ではありませんが、主に機械、電気関連の技術翻訳をやります。
また、アプリケーションのローカライズのための和訳をしたこともありますが、ぴ
いちゃんさんの場合、なんと言っても技術的な知識、バックグランドがあるのが、
断然強みだと思います。
確かにTOEIC700は若干低いですが、英語力は努力しつづければ絶対伸びます。最
低850は欲しい所ですね。
依然やったローカライズの和訳の時、英文の読み取り、解釈に問題はないとして
も、業界特有の言い回しとか、用語とかに疎かったもので、不安に慄きながらやり
ました。関連の雑誌や本を読んで表現に慣れようとしてもみましたが、もともと興
味のない分野(仕事なのだからこんな心構えではいけないのですが)なので、読み
進めるのが苦痛でしたし。
言いたい事は、9年間のSE経験は、翻訳者として強力なウリだし、現在ロンドンに
留学中なら、英語力も伸びるでしょうから、あとは翻訳スキルとも呼ばれる日本語
力(人によってはこれが一番難物だったりして)を得るのみ、という最短かつ恵ま
れた状況といえるのではないでしょうか?ということです。
お互いがんばりましょう。

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Re:はじめましてえりこ 34212/8-13:42
 記事番号338へのコメント

こんにちは。子(幼児)持ちの翻訳者です。

ぴいちゃんさんは No.338「はじめまして」で書きました。
>私はこれから子供も欲しい主婦なので、翻訳関連は非常によい仕事だと思う
>のです。

ぴいちゃんさんのご質問箇所ではないのに、この部分だけ
取り上げるのはなんですが、翻訳=在宅可=育児しながらの
就業も可 というのは結構幻想だったりします。実際私は
育児と仕事を同時にこなすことができないことを早々に悟り、
子供を保育園に預けて働いています。特許翻訳者でご高名の
水野麻子氏などは、しばらく家での育児と仕事を両立されて
いらっしゃったようですが(そういう記事をどこかで読んだ)、
かなり大変なことだと思います。育児しながら・・・の
「ながら」的な発想をされる方は、かつての私を含め大勢
いらっしゃるのですが、この考えは仕事をなめているというよりも、
育児をなめていると今では切に感じます(決して責めている
わけではないんですよ)。

ただ、子供がいようがいまいが、翻訳の仕事を取ることは可能なので、
英語+専門知識+日本語の研鑽に精進なさって下さいね。


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Re:勉強になりましたぴいちゃん 34312/11-09:13
 記事番号342へのコメント


貴重なアドバイス、ありがとうございます。
お陰様で、かなり自分の勉強計画に修正が必要な事がわかりました。(・・;  日本
語力も必要、と言うのは、とても新鮮でした。

もちろん私の英語のレベルでは、「何でも出来ます」と言う事はできないので、「"内容
も分かるIT翻訳"が出来る」という、極めてマニアで狭い路線を目指して行きたいと思っ
ています。(と言っても書籍の翻訳ではなく、出来ればSWのローカライゼーションなど
です。)

でも、こちらで思った事があります。
今、大学で勉強していて、必要に迫られ、あるSWのマニュアルか、簡単HOWTO本を探して
いました。もちろん、日本語の本屋さんには、そんなマニアなSWの本は置いていません
。(時間がなかったので、日本語で適当に、さっと読みたかったのです。)

しょうがないので諦めて英語の本でもいいや・…と思い、大きな本屋さんのソファーに、
あるったけの関連書を置いて、ぱらぱらっと見てみました。中には英語の問題とは関係
無く「使えない…」という物や、反対に「とても分かりやすいじゃないか!」と言う物
も数冊ありました。でも私の選んだ数冊は全てアメリカのものでした。

ただ家でよく読んで見ると、「文章の意味はわかるんだけど、実質的に意味が分からな
い」と言う個所もたくさんありました。きっと日本語で書いてあったって、意味不明だ
ろうなあ・…、と。
こういうのの翻訳って、確かにおっしゃる通り、難しいでしょうね。もし私なら、文章
変えちゃいます。でもそれじゃ翻訳じゃないのかな? こういう場合、やっぱり意味不
明なまま訳すんでしょうか。
コンピュータ関連は日本語のマニュアルだって、ちんぷんかんぷんですから、無理も無
いのでしょうか。

私の個人的感想として、イギリスとアメリカでは(もちろんコンピュータ関連の出版物
で)、ビジュアルなデザイン系はイギリスの方が強く、技術系(デザイン系のSWももち
ろん含めて)では圧倒的にアメリカの方が強い気がします。あと、HOWTOものの雑誌は日
本の圧倒的勝利に見えます。特に数で。
デザイン関連と言っても、その中のUSABILITY ENGINEERING(今私が勉強している教科
ですが、デザインと人間工学的分野の中間あたり。)は、やっぱりどこのWEB見ても、主
にアメリカ人が権威のようです。
やはりアメリカ強し、は否めないのかな?

加えて「育児をしながら仕事が出来るか」と言う女性の永遠の課題については、えりこ
さんと同じく個人的には、家庭の中で、ミルクとよだれにまみれながら(私の友人曰く
)、高品質を保ち仕事をするのは、かなり無理があると考えています。それはひとえに
育児は片手間には成り立たないと、私は考えているからです。
どっちかというと、きっちり切り離した方が楽なんじゃないでしょうか。(ま、それが
簡単に出来れば誰も苦労しないんでしょうが。)

なので私は「家内制手工業」は選ばないつもりです。「育児と仕事の両立」を「家庭の
中で内職」と端的に考えるのは、やはりかなり専業主婦的発想だと思います。
もしそれを考慮しても、この道も、やはり子持ちの女性が生き残るには厳しい状況と言
う事でしょうか。この点は、すごく興味があります。経験者の意見に勝るものはありま
せんし。
もちろん私があまり詳しい状況を記述しなかったので、誤解されたのだと思いますが。

個人的な事で恐縮ですが、私の前職は、男女差無く、深夜は当然、成り行きや緊急で徹
夜も有りの、とても子持ちの女性が働ける仕事ではありませんでした。もちろんそうい
う方はいませんでした。(はっきり言って、男性達も家庭を壊してるような状態でした
。)

ですので、今後を考え、内勤で、ある程度でも柔軟に仕事の予定が立つような頭脳労働
的職業を、かなり真剣に探しています。確かに給料もかなり良く、やりがいも有りまし
たが、やはりそういう働き方が出来ない時期が必ず来ますから、転向したいと考えまし
た。ま、これも単に私の想像上の比較論であって、どんな仕事でも大変だとは思います


翻訳とは話がずれて、申し訳ありませんでした。
でも、こう言う優良なサイトで色々意見を交換するのは(特に絞られた分野において)
、非常に実質的に役立つと思います。特に同じような状況におられる女性のお話を伺い
たいです。

長くなってすみませんでした……。

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Re:勉強になりましたぞう E-mail 34612/14-17:58
 記事番号343へのコメント

ぴいちゃんさん、大変共感しながら読ませていただきました。

少し前に同じような議論があったのでご覧になってはいかがでしょうか?
(なんでも相談室の過去の記事にある1447です。この時もコメントさせていただきました)
私もTOEICは700点代で、売りと言えば9年半の広い(でも浅い)電機メーカーでの経験と
日本語を書くのが好きなこと、そして好奇心くらいです(履歴書には書けないぞ)。
ぴいちゃんさんは専門があってうらやましいです。

でも好きな仕事を辞めて選択した道ですから、お互い諦めずに頑張りましょう。
よかったらお友達になってください。私は絶対専業主婦にはならないゾ〜。

えりこさん、在宅でお子さんを保育園に入れるのってタイヘンだったのでは?
「在宅仕事をしている主婦」というだけで、外で働く主婦よりも軽視されてしまう世の中を、
えりこさんたちのような先駆者が少しずつ変えていって下さると信じています。
どうか頑張ってください。私もえりこさんたちに恥ずかしくない働き方を求めて勉強を続けます。

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在宅も一つのルートです。まりりん 35812/21-16:04
 記事番号343へのコメント

こんにちは。私は4歳、3歳、1歳の娘たちを育てながら翻訳をしています。今は上の2人を保育園にあ
ずけ、一番下の子は来春まで手元におくつもりで在宅で仕事をしています。ぴいちゃんさんの言う「家
内制手工業」そのもので、一言では言い尽くせない大変さがありますが、在宅翻訳も仕事を状況に応じ
てある程度コントロール(いいエージェントに出会う必要がありますが)できるという点で一つの方法
だと思ってます。

私の場合、2人目が生まれた直後に通信で翻訳の勉強を始め、半年後にあるローカライズプロジェクト
のトライアルに合格したので、半年間1週間に3日だけ子供2人を無認可に預け、とにかく翻訳に没頭す
る時間を作りました。その後通信を受けていた会社のローカライズプロジェクト(内勤)のトライアル
に合格し、子供も公立保育園に預けることができたので参加する予定にしていたらお腹にいた3人目が
切迫流産になり、同じ会社からそのまま在宅として仕事をもらうようになりました。

始めから自分のしたい形での仕事が、採算の合うボリュームで手に入るとは限りませんので、形を限定
せず、柔軟に貪欲にチャンスを探して、それを活かして経験を積むことだと思います。

特に母親になって仕事を続けようとする場合、かなり多くの予想外のプレッシャを受けることになり、
働き方を柔軟に考えていくしぶとさが必要です。

あと、自分のあまり知らない分野でもWEBなどを駆使して情報に辿りつく能力も翻訳には必要だと思い
ます。