翻訳関係者のフリートークルーム ** ウェッブ喫茶店こんにちは!ウェートレスのあんみつです
翻訳学習者、翻訳関係者のためのフリートークルーム

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-翻訳者という職業について最近思うこと- ユウウツ(1/26-14:50)No.375
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- aki3(1/26-17:43)No.376
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- takacjo(1/26-18:03)No.377
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- SNOW(1/26-19:21)No.378
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- タクマン(1/27-22:27)No.379
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- LimaLima(1/28-00:38)No.380
 ┣発注者の立場から- 天晴(1/28-07:07)No.381
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- tabby the cat(1/28-07:13)No.382
 ┃┗Re:翻訳者という職業について最近思うこと- takacjo(1/29-13:56)No.383
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- KK(2/1-11:50)No.384
 ┣Re:翻訳者という職業について最近思うこと- takacjo(2/1-20:10)No.385
 ┗Re:翻訳者という職業について最近思うこと- ユウウツ(2/2-15:16)No.386


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翻訳者という職業について最近思うことユウウツ 3751/26-14:50

はじめまして。
現在コンピュータ技術者として働いておりますユウウツと申します。

「なんでも相談室」に書こうと思いましたが、「相談」というより、
「ぼやき」に近いと思い、「喫茶店」でコーヒー片手にぼやくことにし
ました。(長くなりますが、お許し下さい。)

仕事上、技術者でありながら、社内でコンピュータ関連のマニュアルを
英日翻訳することが多く、以前から翻訳者としての職業にあこがれを抱
いていました。
そして、この「会議室」でみなさんの貴重な御意見を拝読しつつ、いつ
しかフリーの翻訳者になることを夢見ていました。

ところが、最近この「会議室」の書き込みを読んでいて、ふと感じたこ
とがあります。それは、この「会議室」の翻訳者は、
1.夫婦で共働きをしている主婦の方
2.社内翻訳者の方
3.二足のわらじの方
が多く、フリーの翻訳者として、自立して、他からの収入を得ず翻訳の
仕事のみで家族を養っている人は、ほんの僅かのような気がします。

1の方は、フリーの翻訳者かもしれませんが、御主人が会社員として安
定した収入を得ていて、その収入が生活の中心になっているのであれ
ば、自立した職業といえるかどうか疑問があります。御主人が翻訳者の
場合でも、その収入がなければ生活できないのであれば、自立していな
いという意味で同じだと思います。(気を悪くしたらごめんなさい。)

2、3の方は、会社員として安定した収入を得つつ、翻訳の仕事をして
いるので、当然、フリーの翻訳者ではありませんよね。

現在私は会社員で、このまま今の仕事を続けていれば、会社が潰れず、
また私自身がクビにならない限り、夫婦共働きをしなくても家族を養え
るだけの収入は得られると感じています。

やはり、フリーの翻訳者として自立できるのは、ほんの一握りのとても
優秀な方だけのような気がしますが、どうでしょうか。
私はそんな優秀ではないので、このまま、コンピュータ技術者として働
き、たまに社内でマニュアルの翻訳をするぐらいが、私には妥当かなと
最近思い始めました。

結局何が言いたいのか分からない文章を長々と書いてしまいましたが、
最後まで読んで下さった方、本当にどうもありがとうございました。
そして、この書き込みを読んで、気を悪くした方がいらっしゃったら、
ごめんなさい。

これは、あくまで「喫茶店」でのボヤキですので、特に御意見や御回答
を頂こうというものではありません。「こんなことを思っている人もい
るんだなあ」という感じで受け流して頂いて結構です。
勿論、もし何か御意見、御批判、お叱りの言葉などがございましたら、
御遠慮なくお書き下さい。謙虚に受けとめたいと思っております。

翻訳者を目指す(目指していた?)ユウウツなコンピュータ技術者

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Re:翻訳者という職業について最近思うことaki3 URL3761/26-17:43
 記事番号375へのコメント

はじめまして、ユウウツさん。

私も、まさに、ユウウツさんが挙げられた1(夫婦で共働きをしている主婦)
で、ユウウツさんがご指摘になった通り、自分の足で立っていないフリーの
翻訳者、そこが常々ユウウツなところなのです。

以前は、会社で通信記事などを翻訳してましたが、
事情でフリーとなりました。でも、おっしゃったように、
とてもとても、私の翻訳仕事だけでは食べていけません。
主人の収入があるからこそ、フリーになれたという感じです。

だからといって、また勤めるつもりはもうないのですが。
仕事が入ってこない時は、さっぱりの閑古鳥で、
イヤになってしまうこともありますが、
一つ一つ、頂いた仕事をやりとげるしかないな、
そして、いつかは、こちらから仕事を選べるような
日が来れば、なんて夢のようなことを考えながら
日々を過ごしています。



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Re:翻訳者という職業について最近思うことtakacjo 3771/26-18:03
 記事番号375へのコメント

ユウウツさん、今日は。
ユウウツさんは No.375「翻訳者という職業について最近思うこと」
で書きました。


Takacjoと申します。ユウウツさんと同じようなことを
日頃考えていましたので、お便りします。

私自身は、翻訳者予備軍または助走中のサラリーマン
です。ユウウツさんの分類の3.にも今は入っていま
せん。しんどいので仕事は断っているからです。

実は、数年前フリーの翻訳者にトライしたのですが、
挫折しました。外資の法務をやり法律文書、契約書には
自信がありました。会社の業績が悪くなり、リストラが
始まって翌年は自分の番だと感じ、好きな翻訳で身を
立てようと夜間の学校に通いました。成績はそこそこ
で講師の先生から翻訳会社を紹介してもらい、生徒仲間
の翻訳会社の人からも仕事をもらう約束をしました。

次の年、やはり早期退職募集があり、手を挙げました。
そして、先の2社から仕事をもらい、スタートしました。
仕事はコンスタントに入りました。ところが、土日も
返上、毎晩10頃までやっても、収入は今までの1/3
以下。これでは、家族4人食べていけません。

そこで、数ヶ月で会社員に逆戻り。甘かったのですね。
普通は、深い専門を持つベテランでないと中堅のサラ
リーマンに匹敵する収入を得るのは難しいです。

長くなったので、今回はこの辺にします。別の機会に
業界についての考え等書きたいと思います。個人的な
事情を長々書いてすみません。




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Re:翻訳者という職業について最近思うことSNOW 3781/26-19:21
 記事番号375へのコメント

はじめまして。初めて書込みします。
ユウウツさんのコメントを読み同感〜と思うところがあったので出てきまし
た。
私はユウウツさんが書いていた、

>2.社内翻訳者の方
>3.二足のわらじの方
>1.夫婦で共働きをしている主婦の方

の順番で今在宅で翻訳をしています。2は会社の業務の一部としてやっていた
程度ですが、将来的に翻訳の仕事を在宅でやりたいと思い、二足を開始しまし
た。やはり二足をして食べていけるかを試してみないとなかなか仕事を辞める
まではいかなかったと思います。結局二足目の方(夜の仕事?)が昼間の仕事
よりも仕事量、収入共に上回ってきた時点で退職し、現在に至っています。夫
婦で共働きの状態で、もしも仕事がゼロになったら路頭に迷うわけではない、
という安心感が正直なところ心の底にはあると思いますが、現在のところは会
社員時代の年収の数倍くらいの状態なので、現時点では家族を養えているとい
えるのかもしれません。

でも、やはりこの状態がいつまで続くのか、という不安はつきまといます。だ
からユウウツさんの気持ち同感できます。とはいえ、どんな職業についてもそ
の心配はなくなるわけではないし、心配していてもしょうがない。とにかくが
んばり続けるしかないんだなぁと思うこの頃です。この仕事がだめになれば、
また別にやりたい事、やれる事がたくさん湧いてくるようなアンテナ張った
日々を過ごしていきたいな、と思っています。

論点ずれちゃったかな。でも、悩み、不安はつきませんね。それは確かです
が、楽んでがんばってやっていくのみですね。
失礼しました。

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Re:翻訳者という職業について最近思うことタクマン 3791/27-22:27
 記事番号375へのコメント

タクマンと申します。
専業で英訳をしております。

翻訳一筋で生活を成り立てている人は割合的には
少ないのかも知れませんが、絶対数では決して
少なくないと思います。翻訳業で成功して
いる人たちは、このような場に出てくることが
少ないのでしょう。つまり、「私はこんなに
儲かっている」などと掲示板には普通書きませんよね。

翻訳だけで自立が難しい場合は、付加価値を付ける
方向で考えてみては如何でしょうか。

例えば、翻訳と同時に DTP もしてしまうとか。
ホームページを作ってしまうとか。

プログラミングが得意ならば、プログラムのローカリ
ゼーションも請け負うとか。

私の場合、製品のマニュアルの英訳が主な仕事ですが、
Pagemaker や Framemaker などを使って編集し、
PDF も作れば、HTML のマニュアルも作る。
こうやって、お客さんにとって便利なサービスを
心がけています。すると、「今度は、日本語と
英語の両方のマニュアルの印刷版、PDF版とHTML版を
ゼロからを作ってもらえないか」などと
いった大きな仕事が入ってきます。

翻訳だけでなく、それに付随した色々な仕事も
出来てとても楽しいし、大企業でプログラミング
していた技術者時代より、数百万年収が増えました。
自慢しているようですみませんが、掲示板には
「仕事はきついし、収入はすくない」といった記事が
多いので、あえて書いてみました。

一例に過ぎませんが、何かヒントになればと...


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Re:翻訳者という職業について最近思うことLimaLima 3801/28-00:38
 記事番号375へのコメント

ユウウツさん 皆さん こんにちは
二足組の例をお知らせします。

現在のところ、翻訳による1時間あたりの収入は
本業の1時間あたりの収入(ボーナスを含んだ年収を
年間労働時間で割ったもの)の7割〜8割です。

これを見て、翻訳による収入が低いと思われる人も
いるかもしれません。
(翻訳より高収入な仕事があるという見かたもあります)
申し遅れましたが、中堅よりちょっとトウの立ちかけた
技術系の会社員です。

仕事が途切れることもときどきあります。

翻訳は楽しいですが、本業のほうも別の楽しさが
あります。

本業にもプラスとなるような副業というのを目指して
いきたいと思っています。ちょっと説明しにくいのですが
翻訳で得た、英語、日本語、技術の中身についての力は
きっと本業にもプラスになるという理念です。

★takacjoさん

>業界についての考え等書きたいと思います。

楽しみにしています。ぜひ読ませてください。

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発注者の立場から天晴 3811/28-07:07
 記事番号375へのコメント

メーカー設計部門の立場からすると、翻訳の潜在需要は実はかなり高いと思い
ます。引合書を制作する時は設計が担当するので入札までの短い時間に下請け
又はパートナーとなる外国企業から見積書を取らなければなりません。

そうなると海外客先の何千ページにも上る仕様書を短期間に通読して必要な
部分をピックアップして引合仕様書を作る必要が有りますが、国内企業と
異なり海外企業は書面に記載しなければ都合の良い様に解釈するので
非常に細かい部分まで記載した仕様書を機器の種類毎に制作しなければ
なりません。

しかし設計部門の人間は商務や法律面での知識に疎く、決まりきった用語や
その解釈を意識した文章表現まで頭が回らないので短時間に引合仕様書の
「引合条件」に纏める事が下手糞なのです。
かといって客先毎、注文毎に仕様の内容は異なるので昔作ったものや似た
ような物を流用するわけにもいかず、毎回客先仕様を短時間に通読して下請け
に出す引合仕様に「穴」が多数発生してしまいます。

どうしてもここの部分がネックとなって、実際の工事が始まると客先の膨大な
仕様の埋もれた部分がクローズアップしてきてそれが追加費用や納期遅延の
理由になり膨大なペナルティーに繋がっています。

この現状を打破する為に、今までは「オマエが英語勉強して読み込め!」って
発破だけ掛けていた上層部が客先仕様を全部和訳して海外競合メーカー(殆ど
は英語がネイティブかセミネイティブ)並に短時間内かつ後で赤字が出ない
ような見積価格を客先に提示しようとする動きが始まりました。

しかし残念ながら、膨大な人件費を嫌って社内で機械通訳装置を通した仕様書
は、殆ど信用に足る物ではなく例えば[Custom Area = 通関区域]を「慣習区
域」とか訳したままで出力しているので、これでは使えません。

長くなりましたが、需要としては切迫したものが有りながら、有効に
翻訳会社に発注出来ないでいる部門が沢山有り、コストは掛かるけれども
専門会社に任せた方が短期間かつ漏れの無い引合仕様ができるのと言う事を
上層部に認識させるに足る説明を誰も出来ないと言う事が現状だと思います。

ですから今までの半分の期間で翻訳可能にするとか、翻訳会社に任せて
漏れの無い仕様書で巨額のペナルティを回避出来る事を説明できたら
需要は沢山有ると思います。
そう言う意味では「翻訳」と言う分野はだまだ機械化、自動化などによる
効率化や取引先の新規開拓分野が沢山有ると思います。

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Re:翻訳者という職業について最近思うことtabby the cat 3821/28-07:13
 記事番号375へのコメント

ユウウツさんは No.375「翻訳者という職業について最近思うこと」で書きま
した。

はじめまして。

>やはり、フリーの翻訳者として自立できるのは、ほんの一握りのとても
>優秀な方だけのような気がしますが、どうでしょうか。

翻訳はテクニカルな仕事なので、最初から優秀な人というのは、いないと思
います。ただ、向き不向きで、人より早く優秀な翻訳者になれる人はいると
思います。そして、優秀な翻訳者になった時、フリーになれるのでは?

私自身は、フリーになる前に13年くらい修行しました。

ユウウツさんの挙げた
>1.夫婦で共働きをしている主婦の方
>2.社内翻訳者の方
>3.二足のわらじの方

4.親のすねをかじりながら勉強してる人

みなさん、修行中だと思います。

>私はそんな優秀ではないので、このまま、コンピュータ技術者として働
>き、たまに社内でマニュアルの翻訳をするぐらいが、私には妥当かなと
>最近思い始めました。

翻訳のテクニックは、翻訳の数をこなす内に身につくと思います。
コンピューター技術者という素晴らしい専門があるのに、諦めてしまうのは
もったいないと思い、僭越ながらコメントさせて頂きました。

追記:フリーの翻訳者も、一日中コンピューターの前に座って、肩は凝る
し、目は疲れるしで、なかなか大変です。

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Re:翻訳者という職業について最近思うことtakacjo 3831/29-13:56
 記事番号382へのコメント

takacjoです。

>ユウウツさんは No.375「翻訳者という職業について最近思うこと」
>で書きました。
>
皆さん、今日は。ユウウツさんの投稿に大分反響がありま
したね。私も、まだ少し前回の発言に責任があるので補足
します。翻訳という職業とそれをとりまく環境等について、
断片的な情報、見聞、体験に基づく発言です。

私の知っている通訳者(超一流の同時通訳、会議通訳者)に
よれば、翻訳業界というのは、悪貨は良貨を駆逐するという
グレシャムの法則が通用する世界だというのです。
彼の言いたいことは、質の悪い翻訳の氾濫で良質な翻訳が
正当に評価されないということでしょう。翻訳者にとって
厳しい見方ですが、当っている面もあると思います。

確かに、翻訳業は参入障壁が低く、学生でも主婦でも、二足
のわらじの人でも力さえあればトライアルを受けて仕事がで
きます。新規参入者の中にはOJTのつもりでいくら安くても
いいからやらせて欲しいという人もいます。そこで、質のわ
るい翻訳会社などは、クライアントからクレームが出ないの
を見越して、そういう人達に安く仕事をだすようです。

翻訳者、翻訳会社、顧客にもそれぞれあらゆるレベルの人、
会社があります。厳しい顧客の例ですが、ある外資の証券
会社は、毎週、客に市場のレポートを翻訳して送るために
多くの翻訳を外注しています。翻訳のレベルにばらつきが
あるので、毎週納品を3段階くらいにランク付けし、ランク
に応じて支払い額を変えるそうです。そういう契約で翻訳
を外注するわけです。公正なランク付けの問題は残るにしろ
こういうシステムだと翻訳者も鍛えられるでしょう。

一方で、納品された翻訳の質の検討や、それに基づくフィー
ドバックがない顧客は、翻訳会社、翻訳者になめられてしま
い、何時までたっても良質な翻訳を手にいれることができま
せん。契約書などは当事者限りのもので、多くの人の目に触
れるようなものではないので、そういう傾向があります。

つまり、翻訳という商品(特にビジネス・産業翻訳)のマー
ケットが成立していないというか、競争原理が働かない市場
なのです。市場ではなく、顧客、翻訳会社、翻訳者の取引が
相対で行われていて、良い商品が高く評価されるというメカ
ニズムが働かないのです。この点が出版翻訳や、特許翻訳そ
の他の分野と違うようです。

いろいろ個別の例を挙げてもきりがないし、必ずしも一般的
な結論につながる保証はないので、今回はこのへんで。

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Re:翻訳者という職業について最近思うことKK 3842/1-11:50
 記事番号375へのコメント

こんにちは。
アメリカ在住のフリーランスとして、最近つくづく思うことがあります。

1.全体的に昔と比べて収入が上がっているのに対し、翻訳業界での翻訳家へ
の報酬は、例えば10年前と比べてもさほど上がっていない。むしろ、”速く安
く”をモットーに妥当な報酬を翻訳家に支払うエージェンシーは少なくなって
きている。特にローカライゼーションではメモリツールで効率的に翻訳できる
という趣旨からか、そういう傾向があるように思います。規模の大きい翻訳企
業が、小さい翻訳企業にアウトソーシングしているのは事実です。アウトソー
シングの先で翻訳している方々への待遇は言うまでもありません(働きづめで
安月給、品質も悪い)。翻訳の質よりも、会社の利益ばかり考えるクライアン
トは少なくありません。

2.フリーランスになるということは、仕事が定期的に入ってくるまで、しつ
くこく仕事を獲得するという営業も必要。翻訳の品質はもちろん、自分をマー
ケティングするということはとても大事な仕事の一部です。

もちろん、とんとん拍子で駆け上がっていくラッキーな方もたくさんいます。


>やはり、フリーの翻訳者として自立できるのは、ほんの一握りのとても
>優秀な方だけのような気がしますが、どうでしょうか。
>私はそんな優秀ではないので、このまま、コンピュータ技術者として働
>き、たまに社内でマニュアルの翻訳をするぐらいが、私には妥当かなと
>最近思い始めました。
>

安い報酬に妥協して仕事を受けるのではなくて、それなりの妥当な報酬を請求
しながら交渉しながらフリーとして自立している人は、それだけプロとしての
意識と覚悟を持って仕事をしているように感じます。そういう意味ではほんの
一握りと言いたいですが、だからといって狭き門ではないとは思います。地道
な職業だと思います。

フリーの方がこまめに仕事をしないといけない部分がありますが、その分、通
勤もなし、自由時間にできる、会社という組織に従わなくていい...などのメ
リットはあります。安定した収入よりも、こういったライフスタイルを優先し
たいという理由で割り切ってがんばっている人もいます。

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Re:翻訳者という職業について最近思うことtakacjo 3852/1-20:10
 記事番号375へのコメント

ユウウツさん、皆さん、こんにちは。Takacjoです。

KKさんの言われるように、翻訳者の醍醐味はなんと言っても自由なことで
しょう。仕事のスタイルも自由で、夏はランニングシャツとショートパンツ
で、冬はコタツで仕事ができます。花粉症の季節には鼻にティッシュを詰め
て仕事してもよいのです。

組織からも自由ですから、責任はすべて自分で負います。誤訳を他人の責任
にすることはできません。たった1語の適訳を見つけるのに丸1日かかった
ときの喜びも自分だけのものです(褒めてくれるクライアントもたまにいま
すが)。長い仕事を終えたときの開放感は、ある翻訳者の言葉を借りると、
トンネルを抜けたような感じです。

ただ、私は、若い人に必ずしも最初からフリーの翻訳者になることは、薦め
ません。やはり、一時期、組織に身をおいて社会勉強をする、専門性を身に
つける。その傍らで翻訳を勉強しても遅くないと思います。

かく言う私が、最初に金になる翻訳をしたのは20年以上前。長期療養で会
社を休んでいたときに、かみさんの友人で翻訳会社に勤めている人が、アナ
ポリス海軍兵学校の入学案内を訳してみないかと持ってきたのです。その頃
はワープロもなく、原稿用紙を一桝づつ埋めていきました。たよりは研究社
大英和くらいで、ネット上で疑問点を教えてくれる仲間もいません。

それ以来、組織に身をおきつつ、最終的にフリー翻訳者になることを夢見て
仕事の合間をみて、翻訳を請け負ってきました。私はもう58歳(ついにバラ
してしまった)、契約書や法務文書にすこしは自信もあるものの、もっと専門
性を深めるために、特許翻訳か、医療翻訳の勉強をしたいと思っています。
水野麻子さんのような人からもっと学ぶつもりです。

翻訳はやり甲斐のある仕事です。共に楽しみながら、向上しましょう。

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Re:翻訳者という職業について最近思うことユウウツ 3862/2-15:16
 記事番号375へのコメント

みなさんレスどうもありがとうございます。ユウウツです。

私は「喫茶店」に独りで入ってきて、コーヒー片手に独りでぼやいていた
だけなのに、耳を傾けて頂きましてどうもありがとうございました。

皆さんからは、もっと(私に対して)厳しい御意見を頂くか、レスがまっ
たくないかのどちらかだと思っていましたので、皆さんの暖かい御意見を
頂き、とてもうれしく思って(恐縮して?)おります。

私の投稿に付いた、皆さんの御意見のツリー構造を一目見ただけでも、何
が良いということではなく、様々な考え方があるというのが分かりまし
た。

皆さんの御意見を拝読しているうちに、以前より気持ちが楽になったよう
な気がします。一時は、翻訳者への希望を捨てかけましたが、今まで勉強
してきたことや、翻訳支援ツール(Trados)に慣れてきたこと、そして何
より、翻訳という仕事の面白さを知ったことを考えると、私には、翻訳者
になることの希望を捨てられそうにありません。

以前は、フリーの翻訳者になることにこだわっていましたが、
2.社内翻訳者の方
3.二足のわらじの方
のようになれるよう、がんばりたいと思います。

そして最後にお詫びをさせて下さい。
私が最初の投稿をした後に気づいたことですが、私が挙げた1,2,3と
いう翻訳者の方々やフリーの翻訳者の方々という業務形態の違いが、あた
かも優劣で生じているような書き方をしてしまいました。それは大きな間
違いで、これらの業務形態の違いは、その方々の信条や生活事情等によっ
て生じるものなので、ここでお詫びして訂正させて頂きます。

ユウウツ改め、
再度翻訳者を目指し始めたコンピュータ技術者