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-日本のSEさんはかわいそう!- KTe(5/30-11:57)No.473
 ┣傑作ですね。- 秋桜(6/1-13:48)No.475
 ┗他人の翻訳作品を批評するときの作法- 管理人(6/18-11:18)No.525


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日本のSEさんはかわいそう!KTe 4735/30-11:57

はじめて書き込みいたします。

私はソフト技術者で、XMLというソフト技術分野のツールを探して、
IBM社のサイトにたどり着いて資料を見つけました。 英文サイト
で、日本語表示の選択も出来るようになってましたので、日本語表示を
選択したところ、下記のような訳文が表示されました。読んでるうちに
怒りを通り越して笑っちゃいました。こういう訳文をサイトに掲載する
ことにIBMさんは何もお感じにならないのか、と疑問です。

ご参考までにURLは、http://www.alphaworks.ibm.com/tech/xeena/
 です。

--------< 以下、訳文の一部を引用 >-------

エディターは,インプットとして与えられたDTDを取って,自動的に,
DTDで定義された原理を含むパレットを建設する.ビジュアルな木が指
導したパラダイムを使うことによって,ユーザーは,このようにいくら
かの(どんな)ドキュメントがそのDTDから引き出した
create/edit/expandを缶詰にする.たった有効な構成/初歩が文脈-敏感
なパレットでユーザーにとって発表されたので,ビジュアルなパラダイ
ムは,最小限の学んでいる曲線を要求する.

Xeenaの基本的な特徴は,そのシンタックスが編集している能力を指導
したということだ.Xeenaは,DTD文法を知っていて,単に認可されてい
る初歩アイコンを敏感にすることによって自動的に,発生させられたす
べてのドキュメントが与えられたDTDによると有効だということを確認
する

----< 以下、原文(英語版)の引用です >----
The editor takes as input a given DTD, and automatically builds
a palette containing the elements defined in the DTD. Users can
thus create/edit/expand any document derived from that DTD, by
using a visual tree-directed paradigm. The visual paradigm
requires a minimum learning curve as only valid
constructs/elements are presented to the user in a context-
sensitive palette.

A Key feature of Xeena is its syntax directed editing ability.
Xeena is aware of the DTD grammar, and by making only
authorized elements icons sensitive, automatically ensures that
all documents generated are valid according to the given DTD

-------------------------------------

つらつら思うに、「Xeenaを使えば、それぞれの場面で使わない/使え
ないアイコンや機能は表示されないから初心者にも誤りのない作業がで
きますよ」ということだと思うのですが・・・

----< もうひとつ傑作翻訳を >-----
Xeenaは値踏みされる、JARS Top 25%
----------------------------------
原文は、
----------------------------------
Xeena is rated JARS top 25%
----------------------------------
これも、「Xeenaはダウンロードの上位25%に入ってますよ」という
ことなんでしょうけれど・・・笑っちゃいました。 楽しいサイトだ、
ここは!


自動翻訳したものを校正もせずにそのままサイトに掲載した、というの
が実態だと思いますが、この訳文でIBM社のXMLエディタツール
Xeenaを理解せよ、と求められる日本のソフト技術者さん(私も含め
て)はかわいそうですよね・・・・

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傑作ですね。秋桜 4756/1-13:48
 記事番号473へのコメント

真面目がウリのこのサイトで、久々に笑わせていただきました。
天下のIBMが!と思うとひときわ楽しかったです。
きっと、そのソフト(すみません。これに関しては全く無知で)のデモンス
トレーションを兼ねているのでしょうが、作戦は失敗ですね。

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他人の翻訳作品を批評するときの作法管理人 5256/18-11:18
 記事番号473へのコメント

このスレッドに問題はありませんが...。

他人の著作物や翻訳作品を否定的に批評するときには、本名、職業、
連絡先などを明記して、批評する側の身元を明らかにし、批評を受
ける側に反論の機会を与えるのがマナーだと思います。本名で書く
ことよって批評の内容に責任を持つという意味合いもありますね。

たしか『翻訳の世界』誌に欠陥翻訳時評を連載していた別宮氏も
本名でやっておられたはず。

経済翻訳家の山岡洋一氏は、自身が発行するミニコミ誌「翻訳
通信」に翻訳評論を連載しています。その中では誤訳の指摘に
とどまらず、訳者へのかなり辛辣な批判もやっておられます。

その「翻訳通信」には、山岡氏の本名、住所、メールアドレス、
電話番号その他の個人情報が掲載されているんですね。これは
執筆の内容に責任を持っておられるからでしょう。

匿名で人の仕事にケチをつけるのはフェアじゃないし、単なる
誹謗・中傷ではないことを明らかにするためにも、本名での投
稿が望ましいと思います。