◆-山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- 加藤隆太郎(12/1-02:50)No.685 ┣Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- 山岡ファンのコニファ(12/3-03:44)No.686 ┃┣Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- spice the cat(12/3-20:00)No.688 ┃┣Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- 山岡ファンのコニファ(12/9-10:50)No.691 ┃┃┣Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- Addie(12/9-14:00)No.692 ┃┃┃┣Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- コニファ(12/10-10:47)No.693 ┃┃┃┗Re:読了しました- コニファ(1/6-19:43)No.699 ┃┃┃ ┗駆け出しの人が不安定になる?- 匿名(1/25-05:04)No.701 ┃┃┃ ┗Re:駆け出しの人だけが不安定になる?- コニファ(1/25-15:11)No.702 ┃┃┃ ┗Re:誤解を受ける書き方をしてすみません。- 匿名(1/25-17:02)No.703 ┃┃┃ ┗Re:こちらこそすみません。- コニファ(2/14-09:29)No.706 ┃┃┗Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- Buckeye(12/10-23:03)No.694 ┃┗Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと)- すず(12/12-10:27)No.696 ┣何故翻訳が趣味にまでなったか、その過程に興味有り- 天晴(12/3-09:08)No.687 ┃┗Re:何故翻訳が趣味にまでなったか、その過程に興味有り- コニファ(12/20-00:22)No.697 ┗山岡さんの本の感想- Buckeye(12/5-11:03)No.689 ┣Re:山岡さんの本の感想- ソーデン(12/9-07:32)No.690 ┗Re:山岡さんの本の感想- 加藤隆太郎(12/11-05:42)No.695
山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | 加藤隆太郎 URL | 685 | 12/1-02:50 |
おろかにも私は山岡洋一さんに対して「ご趣味はなんですか」と訊い
てしまったのですが、(馬鹿だよね~アホだよね~>自分) 「好きな翻訳をやっているんだから、息抜きなんか要らないでしょう」 と山岡さんはおっしゃいました。 平日は、職業としての翻訳に取り組むため、朝8時頃オフィスに出勤し、 夕方6時過ぎに帰宅する規則正しい生活をしておられ、 土日祝日は、趣味としての翻訳に取り組むため、オフィスに出勤し、 研究や執筆活動など翻訳の周辺業務に時間を割いておられるそうです。 翻訳ばかりやっていると息が詰まって...などと私が愚痴をこぼすのは、 きっと半端者だからなんでしょうね。 |
Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | 山岡ファンのコニファ | 686 | 12/3-03:44 |
記事番号685へのコメント こんばんは。まだまだ駆け出しの私ですが、山岡先生の翻訳に対する姿勢
から、私のような末端翻訳者までが勇気を与えられ情熱を新たにしていま す。加藤様がどこかのインタビューで「翻訳業界にはビジュアル系の人材 が非常に少ない」と書かれていた時、うーん、私の写真を公開しなけれ ば、と思った私ですが(ハッハッハ)、山岡先生は中身は申すまでもな く、そのご風貌も素敵で、ますますファンになりました。どこかで山岡先 生にまたお会いすることがあったら「先生が素敵だって騒いでる女性がい ますよ」とお伝えください。 |
Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | spice the cat | 688 | 12/3-20:00 |
記事番号686へのコメント みんさん、こんにちは。
>「先生が素敵だって騒いでる女性たちがいますよ」とお伝えください。 複数でお願いします。 |
Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | 山岡ファンのコニファ | 691 | 12/9-10:50 |
記事番号686へのコメント 在宅翻訳やっと丸2年の私は、山岡先生のご著書を読むほどの域にも達して
いないだろうと、もう5年精進した後読ませて頂こうと思っていましたが、 翻訳フォーラムではBuckeyeさんが以下のように、翻訳者の最下層を形成し ている者の一人、私にも、最も興味のある問題を提示されています。(この 部分だけ抜粋してすみません、Buckeyeさん。これには前後の文脈があるの で、それを是非読んでください、みなさま) ・実力をつけていこうという気概のある翻訳者が少ない ・翻訳者が実力をつけるということ自体が非常に難しい ・実力とは何かを、翻訳者が正しく理解していない ・実力とは何かを、発注側が正しく理解していない だから、 -実力のある人とない人に正しく価格差をつけていない -どういう実力を持つ人が欲しいというシグナルとして、 変なものが出ている ・翻訳者の上と下に仕事が集中し、真ん中あたりの仕事が少ない (この部分には、実力的に下向きに移動させる圧力がある?) 翻訳フォーラムのディスカッションは、納期に追われ、ただもうがむしゃら に翻訳している段階の私には、高邁すぎてついていけませんが(翻訳する 際、どんな現象が脳内で生じているのか、分析するゆとりがない)、上記の 問題について、どうにか翻訳といえる程度になっている(かと思われる)私 は、そして鉄は熱いうちに打たなければ、という下記のSakinoさんのご指摘 で、大きな目標をもらったような気がしています。(この部分だけ抜粋して すみません、Sakinoさん。これには前後の文脈があるので、それを是非読ん でください、みなさま) *(抜粋)「翻訳者」として固まってしまう前に、自分の問題点や自分に不 足している点を、クライアントからのフィードバックを待つことなく(←そ れはそれで、さらなるスキルアップに利用させていただくという意味で重 要)、普段の翻訳作業の過程で自分で発見するスキルを身につけられるか否 かが、すべてを決するということなのだと思います。 このスキルを、「熱い」うちに身につけた人は成長を続けるし、身につけな かった人は、固まっちゃうわけですよね。*(抜粋終わり) この「自分の問題点や自分に不足している点を、自分で発見するスキル」! これなんですね。自分の問題って一番見つけにくいですよね。難しいことで す。それだけにやり甲斐もあり、不足しているという「優秀な翻訳者」に私 もなってやろうじゃないのと思いました(ハッハッハ)(←暴言)。 |
Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | Addie | 692 | 12/9-14:00 |
記事番号691へのコメント 山岡ファンのコニファさん、こんにちは。
>在宅翻訳やっと丸2年の私は、山岡先生のご著書を読むほどの域にも達して >いないだろうと、もう5年精進した後読ませて頂こうと思っていましたが、 私は、在宅翻訳は、まだ、1年にもみたないひよっこ(年はくってますが ・・・)です。 山岡先生の「翻訳とは何か」は、これから仕事として始められる方や 始めたばかりの方にもお薦めします。(特に第3章以降)私の場合は、 自分がつまずいている部分や漠然と感じていたことが解き明かされた気 がいたしました。 >この「自分の問題点や自分に不足している点を、自分で発見するスキル」! >これなんですね。自分の問題って一番見つけにくいですよね。難しいことで >す。 そうなんですよね。客観的に自分を評価するって難しいですよね。 諸先輩方は、どのようにして見つけていらっしゃるのでしょうか。 >それだけにやり甲斐もあり、不足しているという「優秀な翻訳者」に私 >もなってやろうじゃないのと思いました(ハッハッハ)(←暴言)。 昨日から、一向に作業が進まない原稿を目の前にして、すっかり 弱気になっていたのですが、コニファさんのこのコメントを読んで パワーを頂いたような気がしました。そうですよね。どうせやるから には、「優秀な翻訳者」になってやろうじゃないかと気を取り直した ところです。(←暴言第2号) |
Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | コニファ | 693 | 12/10-10:47 |
記事番号692へのコメント Addieさん、こんにちは。
>山岡先生の「翻訳とは何か」は、これから仕事として始められる方や >始めたばかりの方にもお薦めします。(特に第3章以降)私の場合は、 >自分がつまずいている部分や漠然と感じていたことが解き明かされた気 >がいたしました。 これを読ませて頂き、早速「翻訳とは何か」を注文しました。 >そうですよね。どうせやるから >には、「優秀な翻訳者」になってやろうじゃないかと気を取り直した >ところです。(←暴言第2号) どこかでAddieさんも頑張ってるんだ、と私も元気がまた出ました (いつも妙に元気な私)。 |
Re:読了しました | コニファ | 699 | 1/6-19:43 |
記事番号692へのコメント Addieさん、このお正月に「翻訳とは何か」をやっと読むことができました。
もっと早く読んでいればよかったと思いました。 >山岡先生の「翻訳とは何か」は、これから仕事として始められる方や >始めたばかりの方にもお薦めします。(特に第3章以降)私の場合は、 >自分がつまずいている部分や漠然と感じていたことが解き明かされた気 >がいたしました。 同じ思いです。私の場合は、フリーとしてスタートして以来、法律から医薬、機械・電 気から経済・金融までと、来るものは拒まずで受注してきて、何一つ身につかないまま に断るのも恐くてそのままになっていました。これが非常に危険な悪循環の始まりであ ると同書で断言されていて、今年は思い切って対象分野を絞っていこうと決意が定まり ました。それと第6章の、在宅で仕事する場合の人間関係について書かれた部分にも、心 底から納得しています。会社内での人間関係が苦手であったというのも私にとって在宅 業の魅力の一つでしたが、今は「人間は1人で生きていくようにはできていない。群れを 作って生活するようにできている。群れを離れることがあれば、群れのありがたさが身 に沁みるようになるかもしれない」(241ページ)この部分、身に沁みてます。 読むように勧めてくださったAddieさんに感謝。 そして今年もどうぞよろしく。また喫茶店でお会いしましょう。 コニファ |
駆け出しの人が不安定になる? | 匿名 | 701 | 1/25-05:04 |
記事番号699へのコメント コニファさんは No.699「Re:読了しました」で書きました。
>今は「人間は1人で生きていくようにはできていない。群れを >作って生活するようにできている。群れを離れることがあれば、群れのありがたさが身 >に沁みるようになるかもしれない」(241ページ)この部分、身に沁みてます。 その前後に、「精神的に不安定になった駆け出し翻訳者が、貴重な人間関係を 破壊していく...」というような記述もあり、山岡さんの洞察の深さに敬服し ました。 私は、某翻訳学校で長年講師をやっていますが、思い当たる節があります。 1年以上仲良く一緒に勉強して講座を円満に修了していったはずの元受講生が、 仕事を始めて数ヶ月くらい経った頃に、突然、私に牙を剥くような文面のメー ルをよこしてきたり、ぞんざいな口調で電話をかけてきたりしたことが実際に 何回かありました。 こちらとしては、仲良くやっていたはずの元受講生に、理由もなくケンカを売 られたような気分になり、ずいぶんと当惑しました。 仕事を回してあげなかったので、逆恨みされているのだろうか(苦笑)とも 考えましたが、山岡さんの指摘にあるように、精神的に不安定になって、 乏しい人間関係を破壊するような言動をとってしまうのでしょうね。 受講生と距離をおかずに懇意に接していたことが、かえって仇になったのかも しれません。 |
Re:駆け出しの人だけが不安定になる? | コニファ URL | 702 | 1/25-15:11 |
記事番号701へのコメント 匿名さん、こんにちは。
「駆け出しの人が不安定になる?」の「駆け出し」が少し気になって投稿しています。 山岡氏のご著書には「駆け出しの人」が不安定になるとは、どこにも書かれていないと思うのですが いかがでしょうか? 「物を書くという仕事はいずれもそうだが、翻訳という仕事でも、ひとつの世界にすべての神経を集 中させることになる」(240頁)・・・仕事に取り組んでいる時の孤独を、職場などでは軽い雑談などで 紛らわせることができるが、自宅だと家族には甘えがあるので「狂状態」をぶつけることになりかね ない・・・ 私もまだ翻訳業3年目の駆け出しですが、1~2年前よりも翻訳に一層魅力を感じている現在の方が、 「孤独な作業」であることを実感します。私が「群れ」の必要性を感じるのは「集団の中にいて他人 の考え方、ものの見方、感じ方、表現の仕方、言葉の使い方などから、知らず知らずのうちに刺激を 受け」自分を客観的に見るという視点が欠けてくるのではないだろうか、という怖さを想像したから です。だからといって職場の人間関係には金輪際戻りたいとは思いませんし、2匹の犬と1匹の猫と最 愛のパートナーを大切にしていくためにも、こうした掲示板、ML、オフ会、チャットなど色々利用し て、精神のバランスを図りたいと思っています(オフ会は、今のところ出席してみようか、という希 望止まり)。駆け出しだから精神の安定を失うという発想は、少々短絡的ではないでしょうか。 私自身も英会話学校の講師を務めたこともあり、出身大学の関係で周囲に教師が多いのですが、 先生というのはクラスの中心にいるわけで、特別な好悪の対象になる場合もあると思います。 どのような分野、社会、集団でもそのような理解し難い行動をとる方はいるもので (私なんかも、ご近所では随分おかしなおばさんだと思われてるかもしれない。ご迷惑だけはかけな いようひっそりとしているつもりですが)特に「駆け出しの翻訳者」が精神の不安定をきたしやすい わけではないのでは。 「高校卒業程度や英検2級程度の英語力ではまったく話にならない。外国語の力はもちろん、内容の 理解力、日本語の文章力などの面でも、大卒程度の実力ですら歯が立たない。外国語の本を百冊は読 んでいなければ、翻訳を学習する意味はない」(「翻訳とは何か」217頁)とも山岡氏は書いておら れますが、この意味で余りにも多くの生徒を組み入れてしまった翻訳教育産業。匿名さんはその担い 手でいらっしゃるわけで、私などには想像もつかない様々なご苦労がおありなのだとお察しします。 ただ「駆け出し翻訳者が精神的に不安定」というサブジェクトがそのままになるのを見過ごすに耐え ず、投稿しました。 |
Re:誤解を受ける書き方をしてすみません。 | 匿名 | 703 | 1/25-17:02 |
記事番号702へのコメント コニファさん
これは失礼しました。当方としては、仕事を始めて間もない翻訳者がすべて精神的に 不安定な状態になると書いたつもりはありません。統計学的に意味あるほどの大規模な 科学的調査をしたわけではありませんから。 あくまで、私にとって理解に苦しむような、異常な言動をとった一部の人に対して、 山岡さんの本の記述をヒントに、彼らがそのような精神状態に陥ったメカニズムを 解くための解釈を私が試みたのです。あんな酷いことを言ってきたのも、一時の気の 迷いで、決して本心からでない。本当はいい人達なのだと思いたいのは感傷かもしれません。 ただし、翻訳学校の講師というのも、一般消費者相手の客商売ですから、 お客様に対する愚痴を公の場で漏らしてしまったのは、プロとしてやっては ならないことだと反省しております。嫌なら辞めろですからね。 新進の翻訳者の方に対し、「駆け出し」という言葉を適用したのも不適当でした。 経験者が未経験者よりも優位にあるとは必ずしも考えておりません。 |
Re:こちらこそすみません。 | コニファ URL | 706 | 2/14-09:29 |
記事番号703へのコメント 匿名さん、ずいぶん遅くなってしまいましたが(ニッパチって、2月は暇なんてどこの話かという
毎日で、書き込みがなかなかできませんでした)、私の方こそ、何だかムキになって しまってすみません(m..m)。 山岡氏の著書の後半ばかりが強調されたみたいなのが残念で、お読みになった方には わかっていらっしゃることでしょうが、前半の「翻訳とは何か」「歴史のなかの翻訳家」 そして最終章「文化としての翻訳」は、圧巻でもあり感動的でもあり、 そのことだけ付け加えておきたいと思いました。 @「駆け出し」ということば、結構好きです。夢と可能性があふれていることばだと思います。 コニファ |
Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | Buckeye URL | 694 | 12/10-23:03 |
記事番号691へのコメント ☆ コニファ さん
高邁なんてこと、ありませんよ。証明できっこないことを「あー 思う、こー思う」と話し合っているだけですから。 気軽にチャチャ入れして大丈夫ですよ~ Best Regards, Buckeye |
Re:山岡語録(インタビュー記事に書かなかったこと) | すず | 696 | 12/12-10:27 |
記事番号686へのコメント こんにちは。
専業で産業翻訳を始めて6年、しかしまだまだ実力の伴わない 未熟翻訳者です (^^; 山岡氏のインタビューはここでの掲載直後に拝読しましたが、その厳しく 真剣なご姿勢、非常に心強く感じました。 翻訳は簡単な仕事じゃない、というお話、まったくその通りだと思います。 以前、ある女性翻訳者に会いました。 「海外生活経験があるから英語を生かせるし、家でチョコッとやれるから」 といった軽い態度の方でしたし、何より「意味が分からない単語はそのまま カタカナにすればいいし、訳文の内容を全部把握しようとは思ってない」の ような発言を多数の人前で平気でする人で、ガックリきてしまったんですよね。 自分も、こういう人たちも同じ「翻訳者」というククリで見られるのか、と。 どの業界でもそうだと思いますが、実力のある人ない人、意識が恐ろしく 低い人と高い人、非常に幅があるんですよね。 というわけで、このインタビューを読んで以来、私も山岡氏のファンに なりました。早速、Buckeyeさんが感想を書いておられた 「翻訳とは何か」、探して読んでみようと思います。 他に、産業翻訳界にはもう1人私のアコガレの男性♪がいます。 そうした優れた翻訳者の方達にほんの少しでも近づけるように、あるいは 同じ方向性を持ち続けるために、先は長いけど私も頑張りたいなぁと思います。 * * 山岡ファンのコニファさんは No.686「Re:山岡語録(インタビュー記事に書かな かったこと)」で書きました。 >加藤様がどこかのインタビューで「翻訳業界にはビジュアル系の人材 >が非常に少ない」と書かれていた時、うーん、私の写真を公開しなけれ >ば、と思った私ですが(ハッハッハ)、 >それだけにやり甲斐もあり、不足しているという「優秀な翻訳者」に私 >もなってやろうじゃないのと思いました(ハッハッハ)(←暴言)。 両方同意 (^^) 超・暴言ですけどね!私も。 |
何故翻訳が趣味にまでなったか、その過程に興味有り | 天晴 | 687 | 12/3-09:08 |
記事番号685へのコメント 自分の場合は英語じゃなくて、英語の先生の話が面白くて授業内容も逸話も
全てノートに走り書きしていました。 次にどんな面白い話が出るか、ワクワクしていたと思います。 ある日授業中その先生からなんと、私が誉められてしまったのです! 簡単な単語を答えるだけだったのですが、こうなると嬉しくなって予習復習が 余り苦にならなくなり、その内友達が自分に聞きに来る様になって益々精出し て勉強する様になりました。 会社にも、私が派米要員として採用/配属されたことを入社した後聞きまし た。研究室で海外旅行や留学経験無いのは自分だけでしたが、結局会社員時代 に4ヶ月以上米国研修生活を送る事ができ、欧州アジア方面出張も何回か行か せて貰う事ができました。 だから何てこと無い先生の誉め言葉から良い方向、良い方向に知らずに廻って 来たのかな?と思い返す事は有りますが、休日もプライベートも没頭できるぐ らい翻訳と言う仕事に集中する事はできないでいます。 そう言う意味で、山岡先生が趣味も仕事も融合して熱意を注いで居られるよう にまで発展した「過程」に大変興味が有る所です。 |
Re:何故翻訳が趣味にまでなったか、その過程に興味有り | コニファ | 697 | 12/20-00:22 |
記事番号687へのコメント 天晴さん、こんばんは。ちょっと疲れてお茶を飲みにきました。
3日ほど前に、注文していたバイブル「翻訳とは何か」が届きました。 年末のこの納期の修羅場をくぐり抜けたら、ゆっくり読みたいと思っています。 読んでもいないのになんですが、山岡氏(先生っていうの、やめました。 先生って余り尊敬の意味を込められないような気がしてきました)の場合、 趣味か仕事かの域を超えて、翻訳は「生き方」、「ライフワーク」、「生きが い」そのものなんじゃないか、と分かりもしないのにエラソーに想像しました。 「いいよねーすごいよねー土曜も日曜も翻訳だって・・・」とつれあいに言うと 「だけどそれじゃ淋しーよねー相手は」と。(どうも、ごちそうさま^^;) 男性だと趣味も仕事も「~である」というと何かかっこいいけど 女性だとどうなんだろう。いや、実力の伴う立派な仕事をするようになれば 女性だろうと、だれも有無を言わないのかもしれない。 新米翻訳者のくせに趣味でも仕事でも翻訳できたらいいなーと思っている私で ございます。つまり新米とか大ベテランに限らず、趣味でも仕事でも翻訳が 好き、という人は結構いると思います。いつからそうなった、 というものでもなく。翻訳でお金をもらう前から、私、ボランティアで 「希少羊の歴史」だの「第三世界と粉ミルク」なんて1冊訳したり、 してました。いや、よくやったもんだ、今思うと。 これで好きこそものの上手なれ・・・となればいうことないんですが、なかなか。 コニファ |
山岡さんの本の感想 | Buckeye URL | 689 | 12/5-11:03 |
記事番号685へのコメント ☆ 加藤隆太郎さん
先日は、遠いところまで、わざわざお越しくださり、ありがとうございました。 そのときいただいた山岡さんの著書(「翻訳とは何か 職業としての翻訳」)の 感想をあとでこちら書きますねとお約束したのに、そのままになっていました。 忘れていたわけではないんですが、この本に対して、あまり安易な感想を書くわ けにはいかないなどと、珍しく力んでしまい、どうにも書けない状態が続いてい ました。 そんなことを言っているといつまでたっても書けないとあきらめがついたので、 安易な感想ですけど、書きに来ました。 一言にまとめちゃうと、ただただ、すごい本ですねぇ。こういう本が書ける山岡 さんは、もっとすごい。 基本的に、全編、深く頷きながら読みました。1章、2章の歴史的な考察は「へー、 そっかー」という発見の頷き、3章からあとは、「やっぱりそうだよねぇ」とい う、自分が思っていることを明確に整理・提示されたことに対する頷きが中心で した。 山岡さんの本に深く頷いてしまうような性格をしているから、敷居が高いと 言われることが多い翻訳フォーラムの水が合ったのかもしれません。山岡さ んの本に書かれているようなことに比べたら、翻訳フォーラムの敷居なんて、 ないも同然の低いものですけどね。ただまあ、方向性としては同じだと思い ます。 この本に注文をつけるという暴挙に出るなら(^^;)、4章「翻訳の市場」と5章 「翻訳者への道」、6章「職業としての翻訳」において、産業翻訳に関する議論 が少し甘いように感じました。もちろん、基本的な部分がしっかりと押さえられ た議論だったとは思うんです。他の部分の議論があまりに重厚だったので、私の 期待が大きくなりすぎたということかもしれません。 いずれにしても、どの部分の議論を甘いと感じたのか、もし万一、山岡さんにお 聞きしてみるという機会があったら何を聞いてみたいのかなどを、自分なりに確 認しようと思い、「翻訳とは何か」を読み返し始めました。考えたことは、自分 の心覚えを兼ねて、順次、翻訳フォーラムウェブ掲示板に書いています。 そうそう、優秀な翻訳者が不足しているという全体的な問題に対して、どうして いくべきだと考えておられるのかが書かれていなかったように思います(ホント に書いてなかったかどうか、読み返す中で確認するつもりです)。個別の人間が 翻訳を勉強し、翻訳者として勉強・成長していくための心構えなどは、この本に しっかりと書かれていますが、そういう心構えを説くだけで、業界全体が抱える、 優秀な翻訳者不足という問題が解決するとは思えません。この本自体の目的と対 象読者を考えれば、こういう問題に対する対策案が書かれていないのは当然かも しれませんけど。もし万一、機会があったら、この点について、山岡さんの考え をお聞きしてみたいと思います。 でも、山岡さんにお会いするのって、怖いですね。やっぱり……。 Best Regards, Buckeye |
Re:山岡さんの本の感想 | ソーデン | 690 | 12/9-07:32 |
記事番号689へのコメント Buckeyeさん、こんにちは。
BuckeyeさんとSakinoさんの書き込みを読ませていただきました。 「サンドイッチ」(Buckeye) 「意識的な二重人格構造」(山岡) 「英語世界、日本語世界、文法トンネル」(Sakino) 人は、物理的、観念的に関わらず何らかのモデル(仮説)なしには複雑な現象をよく観察 理解できない、と習った記憶があります。山岡さん、Buckeyeさん、Sakinoさん、それぞ れが翻訳の過程をどのようなモデルで観察されているのかその一端を垣間見ることができ ました。 私は、直感を文法で確認していくタイプです。直感を有効に使うためにも、部分的であれ 網羅的であれ、翻訳過程をモデル化しておくことは有益だと考えています。例えば、 ●英語は日本語と比べて「分類」「カテゴリー」を常に強く意識させる言語である。した がって、明確な部分からなる全体を構成しやすい。これには、冠詞、名詞の数(単数複 数、加算不加算 )語順、が関連している。 ●「すること」「するもの」「するところ」に含まれている「こと」「もの」「ところ」 などの形式名詞を多く使うと、文章は日本語風になる。それらを具体的な名詞にできるだ け置き換えれば、「分類」「カテゴリー」の明確な英語風の日本語(英訳しやすい日本 語)になる。 断片的なモデルですが、英語世界を眺める際に、日英間で情報を変換する際にそれなりに 役立っています。 |
Re:山岡さんの本の感想 | 加藤隆太郎 URL | 695 | 12/11-05:42 |
記事番号689へのコメント Buckeyeさん、ご感想をありがとうございました。
山岡本の評判はすこぶる良くて、「翻訳者のバイブル」と呼ばれる日 も近いのではないかと思います。実は私、ここ1年くらい、翻訳という 職業について疑問を持ち始め、思い悩んでいたのですが、この本を 読んでかなり救われました。 エクストランスのかわのさんも、すっかり、山岡さんに心酔して しまいましたね。日記の文体までが山岡風になっています(笑)。 |