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◇┳なぜrightは権利なの?-投稿者:孤独な釣り師(10/29-17:46)No.1620
 ┗┳Re:書籍の紹介 (right)-投稿者:なら(10/30-00:02)No.1622
  ┗┳Re:書籍の紹介 (right) <追加情報>-投稿者:なら(10/30-00:09)No.1623
   ┗━岩波「翻訳語成立事情」(right) -投稿者:LimaLima(10/30-20:51)No.1633


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なぜrightは権利なの?孤独な釣り師 E-mail 162010/29-17:46

人権問題について、職場で指導者として講義する羽目になりました。このた
めに勉強してるのですが、rightの訳語が権利と翻訳されていますが、右と
か正しいとかが権利の意味も持っているのが、不思議でなりません。明治時
代の翻訳者が間違えたのではないかと、不安になります。もともと日本に権
利と言う言葉や概念があったのかどうかも怪しいと思っています。
どなたか、rightを権利とした、いきさつをご存知の方がいらっしゃいまし
たら教えてください。

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Re:書籍の紹介 (right)なら URL162210/30-00:02
 記事番号1620へのコメント

孤独な釣り師さん、こんにちは。

>めに勉強してるのですが、rightの訳語が権利と翻訳されていますが、右と
>か正しいとかが権利の意味も持っているのが、不思議でなりません。明治時

「right」の多義語としての成り立ちは、ちくま新書に書いてありました。
本屋さんで立ち読みでもなさってください。本の題名などは次のとおりで
す。

書名:英語に強くなる多義語二〇〇
著者:佐久間 治
出版:ちくま新書 146
ISBN:ISBN4-480-05746-3


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Re:書籍の紹介 (right) <追加情報>なら URL162310/30-00:09
 記事番号1622へのコメント

本のどこに出ているかを書き忘れました。

手許の本では、P 165〜167 です。
(巻末に単語の索引があります)

失礼しました。


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岩波「翻訳語成立事情」(right) LimaLima 163310/30-20:51
 記事番号1623へのコメント

孤独な釣り師さん ならさん こんにちは

柳父章『翻訳語成立事情』岩波新書(黄189)1982年
では、幕末から明治の頃に成立した翻訳語について解説
されており、その中で「権利」について書かれています。

福沢諭吉が right を「通義」と訳したことなどが
書かれています。かなり読み応えのある内容で、私の力
では要約することができませんので、実際にお読みになる
ことをお勧めします。