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◇┳一文が長すぎる時の対処法-投稿者:Ben(9/14-11:15)No.2965
 ┣━Re:一文が長すぎる時の対処法-投稿者:ぽてち(9/14-16:57)No.2967
 ┣┳RE: 一文が長すぎる時の対処法-投稿者:spice the cat(9/14-17:55)No.2968
 ┃┗━Re:RE: 一文が長すぎる時の対処法-投稿者:フリー翻訳者(9/15-10:03)No.2969
 ┗━どうもありがとうございました!-投稿者:Ben(9/15-23:57)No.2972


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一文が長すぎる時の対処法Ben 29659/14-11:15

日→英の社内翻訳を始めたばかりの者です。
主に会社の研究活動等書類の翻訳をしているのですが、しばしば
長すぎる文に頭を抱えています。
あまりに長い文の時には適当なところで区切って訳していますが、
途中で区切れない時には訳文の構成をするのに一苦労です。
同じ経験をされている方、うまく解決した方、
どうかお知恵をお貸しください。

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Re:一文が長すぎる時の対処法ぽてち 29679/14-16:57
 記事番号2965へのコメント

Benさんは No.2965「一文が長すぎる時の対処法」で書きました。
>日→英の社内翻訳を始めたばかりの者です。
>主に会社の研究活動等書類の翻訳をしているのですが、しばしば
>長すぎる文に頭を抱えています。
>あまりに長い文の時には適当なところで区切って訳していますが、
>途中で区切れない時には訳文の構成をするのに一苦労です。
>同じ経験をされている方、うまく解決した方、
>どうかお知恵をお貸しください。
>
特許の翻訳についてなら、
川島 俊男氏による以下の記事があります。
参考になりましたら・・・

・「特許翻訳文の短文化処理」:パテント、1999年10月号
・「特許翻訳文改良のためのパラグラフライティング」:
パテント、2001年3月号

パテント誌は、日本弁理士会が発行しています。

川島氏のURL
http://ha8.seikyou.ne.jp/home/kawa-t


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RE: 一文が長すぎる時の対処法spice the cat 29689/14-17:55
 記事番号2965へのコメント


Benさん、こんにちは。

>日→英の社内翻訳を始めたばかりの者です。
>主に会社の研究活動等書類の翻訳をしているのですが、しばしば
>長すぎる文に頭を抱えています。
>あまりに長い文の時には適当なところで区切って訳していますが、
>途中で区切れない時には訳文の構成をするのに一苦労です。

社内レポートなら、フォームなどの自由度が大きいという前提ですが、

(1)箇条書きにする。

「A,B,Cなどが原因で、Dの結果がもたらされた。」
なら
「Dの結果は、下記の原因による。
(A)
(B)
(C), など」とする。

(2)「;」で区切る。

「A;B;C;などが原因で、Dの結果がもたらされた。」
とすると、A,B、Cが並列である事がはっきりします。

(3)接続詞を挿入し、主語を具体的に繰り返す。
「〜ので」なら、文を区切って「therefore」
「〜の結果」なら、「As a result,」で、解り易くするため、
主語を具体的に補う。

(4)各要素の説明は、文を新たにして続ける。
「a,a'およびa''を持つAと、b、b'およびb''を持つBとc、c'およびc''を持つC
からなる Xを、Yに接続する。」などは、
「Aと、Bと持つCからなる Xを、Yに接続する。Aはa,a'およびa''を持つ。
Bはb、b'およびb''を持つ。Cはc、c'およびc''を持つ。」

こんな感じにしています。


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Re:RE: 一文が長すぎる時の対処法フリー翻訳者 29699/15-10:03
 記事番号2968へのコメント

1)spice the catさん、対策の要点を、簡潔に纏めておられますね。私も、頭の
  整理になりました。理系に限らず、経済レポートにも、この方式が応用でき
  ないか、検討してみます。
2)特許翻訳に関する、川島氏の記事も、入手して検討します。
3)私も、最近、経済レポート(日英で約400ページ)を校閲して、「息の
  長い和文」と、その直訳原稿をリライトして、漸く解放されたばかりで、真に
  タイムリィな話題でした。質問者と回答者の方に感謝します。  


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どうもありがとうございました!Ben 29729/15-23:57
 記事番号2965へのコメント

spice the catさん、ぽてちさん、フリー翻訳者さん、
アドバイスをしていただき、ありがとうございます。
今回長い日本語の文に直面した時に、
翻訳をする時には日本語を正確に理解する能力が
求められるのだなと、いうことを改めて実感しました。
私自身、日本語があやふやなところがあるので、
これからももっと勉強をしていかなければと思います。
皆様のアイディアは、今やっている仕事に是非活用させていただきます。
改めて、ありがとうございました!