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◇┳拘留所・接見の際の通訳-投稿者:道子(11/13-12:52)No.3135
 ┗┳Re:拘留所・接見の際の通訳-投稿者:サラ(11/13-13:27)No.3136
  ┣━Re:拘留所・接見の際の通訳-投稿者:サラ(11/13-13:34)No.3137
  ┗┳Re:拘留所・接見の際の通訳-投稿者:道子(11/13-14:07)No.3138
   ┗┳Re:拘留所・接見の際の通訳-投稿者:サラ(11/13-14:53)No.3139
    ┗━Re:拘留所・接見の際の通訳-投稿者:たいよう(11/15-12:18)No.3141


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拘留所・接見の際の通訳道子 E-mail 313511/13-12:52

はじめまして。私の友人(アメリカ人)が逮捕され、接見(面会)を申しこ
んだら、資格を持った通訳が同行しなくてはならないと言われました。国選
弁護人には裁判所から派遣される通訳が同行するのですが、個人的な面会の
場合、どうやって見つければいいのかわかりません。費用もかかると思うの
ですが・・・。なにかアドバイスをいただけないでしょうか。

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Re:拘留所・接見の際の通訳サラ 313611/13-13:27
 記事番号3135へのコメント

こんにちは。
以前裁判所の法廷通訳をやっていた経験があります。
「資格を持った」通訳というところがひっかかりますが、最寄の地方
裁判所に行けば、法廷通訳人の紹介をしてもらえるかもしれません。
(法廷通訳には資格は必要ありません。)
費用は、各裁判所によって違うでしょうが、公表されておらず、
気持ち程度といつも言われていました。
よって、通常の通訳(例えば、芸能人が来日して通訳するとか、会議の通訳など)
よりははるかに報酬は低いです。
法廷通訳人は、裁判所に登録されていて、検察での取り調べとは別の人が
通訳します。
裁判所に登録されている法廷通訳人は、裁判所からの依頼で弁護士の接見に同行し

通訳を行うことも多いです。
アメリカ人ということでしたら、英語の通訳人が多く登録されているでしょうか
ら、
ご友人の裁判とは関係のない通訳人の紹介をお願いすれば、どなたかの紹介が
あるのではないでしょうか。ご相談してみるといいと思いますよ。

ご心配でしょうが、うまく面会できるといいですね。


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Re:拘留所・接見の際の通訳サラ 313711/13-13:34
 記事番号3136へのコメント

追加です。
「資格を持った」通訳ということで、拘置所に入る際の証明書が必要
という意味かもしれませんね。
裁判所からの依頼による法廷通訳人であれば、拘置所へ入る証明書も
持参するので、やはり裁判所にご相談なさって紹介してもらう方向が
いいかもしれません。


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Re:拘留所・接見の際の通訳道子 313811/13-14:07
 記事番号3136へのコメント

サラさん、どうもありがとうございます。早速裁判所に問い合わせてみます。
もうひとつ質問なんですが、法廷通訳には資格が要らないということは、どのようにして
登録がなされるのでしょうか。通訳経験等が要求されるのでしょうか。
留置所にいる彼は日本語がまったくわからないので、彼のことが心配でたまりません。起
訴されたばかりで、国選弁護人がどのような人かもまだわかりません。接見がどのような
状況でなされるのか、些細なことでもいいので何か裏話、アドバイス等ありましたらまた
教えていただけたらと思います。


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Re:拘留所・接見の際の通訳サラ 313911/13-14:53
 記事番号3138へのコメント

こんにちは。
少なくとも、自分の登録の時は資格等一切問われませんでした。
通訳経験も実はありませんでした。
新聞に法廷通訳人が非常に少ないため、研修を行い、希望者は登録するという記事を
見つけたので、まず面接に行きました。
私の場合は、英語やその他メジャーな言語ではなく、マイナーな言語だったので
ある程度希少価値があったのかもしれません。
面接で合格した後、専門の研修を受けて(通訳人の心構えを教えてもらったり、
模擬裁判を行います。)から登録しました。
(その前に、起訴から結審までの流れを勉強したり、よく使われる法令の
訳を覚えたりします。)
そのような研修を受けなくても、法廷通訳として登録している人も多いです。
他の例では、警察で通訳をやっていたが、何らかの理由で裁判所の方がいいと
考え、裁判所の方に登録したという人もいました。
(取り調べと裁判では、必ず違う通訳を使うので、容疑者逮捕でいきなり事情聴取
での通訳というのと、起訴されてからの通訳というステップが違います。)
当然、○○さんの紹介という人もいました。
ここまで書くと、何の資格もなく、いきなり行ったら登録できるのか?と
思われるかもしれませんが、そうではなく、もちろん通訳人の身元がはっきりしている必要があり
ます。
登録しても、そんなにたくさん仕事があるわけではなく、(これは自分が
マイナーな言語だったからかもしれませんが。)、一度裁判所から依頼があって
実践をやってみて、大丈夫と思ったら続けて依頼が来るシステムです。
(言語能力をはかるために、同じ言語の別の通訳人にも見せる場合があります。)

拘置所でも裁判所でも検察でも、どこでもそうですが、通訳はその人が
発した言葉以外のものを通訳してはいけないきまりがあります。
極端に言えば、「父上にお会いしたい」と言ったら、「お父ちゃんに会いたい」と
訳すのは不適当という意味です。
(あんまりいい例が思いつかなくてごめんなさい。)
たとえ、被疑者が泣いて文章になっていなくて、言葉だけだったとしても
その言葉だけを訳します。
自分が見た例ですが、
泣いている被疑者に、今後どうしてほしいか?という問いに答えられなかった
としますよね。
通訳人が「今後どうしてほしいですか?」とその言語で話した後、泣きじゃくって
沈黙が続いた後、「何でもいいから言ったらいいのよ。故郷に早く帰して
くださいとか」というアドバイスを通訳人(日本人ではなく、被疑者と同国人でした)
がして、そのアドバイスに従って被疑者が「早く帰りたいです」と言って
通訳人が「早く帰りたいです」と通訳したりすると、注意を受けたり、
その後法廷通訳の依頼はなくなったりします。
通訳人はアドバイスする役割は許されていませんので、そのようなことを
すると適切な裁判が行われなくなる可能性が高くなるからです。

接見は、拘置所の面会場所(テレビドラマで見るようなあの場所です。)で、
弁護人と被疑者が一対一で向かい合って話を聞きます。
通訳人は、弁護人の横に椅子を置いてもらって、逐次通訳(の方が多いです。)をします。
弁護人が聞きたいことを通訳するので、弁護人が話さなかったことは、
当然ながら、通訳されません。
弁護人の接見では、拘置所の人が同席することはまずないですが、一般の人の場合は
何か物を渡したりする可能性も考えられるので、同席(または見張り)があるかもしれませんね。
弁護人の話は、通常名前、主たる居住地、職業、国籍など一般的なことを
質問した後、今回の逮捕になったきっかけ(日時、容疑内容など)、その他
今後どうしたいかという希望を聞いたり、家族や友人に言いたいことはないか
などをすると思います。

拘置所に行かれる前に、お時間があれば裁判所で見学されるのもいいかもしれませんね。
裁判所(地裁で十分です。)に電話で問い合わせると、同じような起訴があったり、同じ言語の裁判

予定されているのでしょうから、
その日に行けば簡単に傍聴させてもらえます。
(法廷通訳がどういう役割をするのか、どのようなことを聞かれるのかがわかります。)
普段なかなか裁判所に行くチャンスはないでしょうが、大きな事件の場合、
傍聴券を求めて列を作ったりしますよね。
通常はそんなに多くの人が殺到しないので、簡単に行けますよ。
そこで予備知識を得てから、拘置所に行かれると心強いのではないでしょうか。

あと、日本語が全くわからないとのことですが、自分が言いたくないことは言わなくてもいいとい

黙秘権も必ず最初に通訳を通して言われます。

がんばってください。


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Re:拘留所・接見の際の通訳たいよう 314111/15-12:18
 記事番号3139へのコメント

サラさんは No.3139「Re:拘留所・接見の際の通訳」で書きました。

>黙秘権も必ず最初に通訳を通して言われます。
>がんばってください。

今後は、逮捕から72時間以内に通常は拘留請求がなされ、拘留の理由
または必要性がないと判断されれば釈放となり、そうでなければ原則
10日(最長25日)の拘留があるようです。拘留期間内に起訴されなけれ
ば、直ちに釈放となるようです。

拘留期間中、弁護人以外の者と接見し、書類、物の授受をすることが
できます(刑事訴訟法80条)。聞いた話ですが、この期間は外界から遮
断されますし、取調べも長時間にわたるので、相当に不安・苦痛を感
じるそうです。ですから、できるだけ面会に行ってあげるのがよいの
ではないかと思います。ただ、弁護人以外の者の場合、接見自体が禁
じられることもあるようです(同81条)。

しかし、拘留理由の開示(憲法34条、刑訴法82条以下)が、公開の法廷
(裁判所)で行われると思いますので、このときは必ず行ってあげるの
がよいと思います。