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◇┳etc.の使用について-投稿者:とら(9/5-10:44)No.3605
 ┣┳Re:etc.の使用について-投稿者:LimaLima(9/7-00:13)No.3608
 ┃┗━re:etc.の使用について-投稿者:ぼんぼん(9/7-00:42)No.3609
 ┣━Re:etc.の使用について-投稿者:TAKIN(9/7-12:22)No.3610
 ┗━Re:etc.の使用について-投稿者:とら(9/8-15:37)No.3614


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etc.の使用についてとら 36059/5-10:44

医学翻訳勉強中のとらです。

技術文献の和文英訳の時に、「〜など」は'etc.'を
使用するのが普通なのでしょうか?

と申しますのは、イギリスに留学中、ライティングの授業で
先生から技術文献には使用するべきでない、と教わりました。
また、イギリス人である主人も(科学者です)彼がジャーナル等に
投稿する場合、絶対に使わない、と申します。

翻訳学校の先生に質問したところ、「訳文は簡潔を最優先させるべきで
あるので'etc'を使用するべきだ」との回答をいただきました。

英訳をする、というのは英語圏に発表する、ということだと考えますの
で、ネイティブの意見を尊重するのか、でも、サイエンス領域ではダメ
だけれどメディカルでは普通なのか、そして、もしかしたらイギリス英
語ではダメだけれどアメリカ英語では普通に使われているのか、だとし
たら翻訳学校の先生に従うべきか、悩んでおります。

どなたかご教示いただけませんでしょうか?

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Re:etc.の使用についてLimaLima E-mail 36089/7-00:13
 記事番号3605へのコメント

とらさん こんにちは

興味深い話題ですね。

いろいろとお話したい気持ちがするのですが、一方で
この話題が掲示板で話し合われることについて、翻訳学校
の先生がどのように思われるかがちょっと気になります。

もし私が先生の立場だったら、自分の知らないところで
話題にされるのはあまりうれしくない気がします。

これは、あくまでも私だったらという仮定の話です。

ネイティブのかたから聞いた話、ご自分で調べられた
使用頻度などを先生に伝えた上で、先生とよく話し合わ
れることをお勧めしたいと思います。

先生のお許しを得て掲示板での話を続けるというのが
ひとつの姿かもしれません。


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re:etc.の使用についてぼんぼん 36099/7-00:42
 記事番号3608へのコメント

 こんばんは、医学翻訳をしています。
私も医学翻訳を学校で勉強していた時(5年間)、このような問題に出くわ
しました。英訳で「〜など」あるいは「〜等」という意味で訳す時、普通の
和英辞書などで調べると、「etc.」や「and so forth」などがあります。
しかし、これらの用語はカジュアルすぎて医学翻訳には向かないようです
(一般向けには良いみたいですが)。むしろ、使わないほうが良いと、私は
教わりました。あくまでも論文は格調高く、一流のジャーナル誌に投稿され
るよう、より洗練された訳し方を行うことだそうです。これらの代わりに、
「including」を使うとしっくりいきます。
翻訳の先生などによっても若干考え方が違うと思いますので、これはあくま
でも参考にお考えください。
ついでに、医学英語の微妙な意味の違いとでも言いましょうか、とても参考
になる本をお教えします。横井川先生の本はとても参考になります。
『医学英語の類似使用法』:横井川泰弘(金芳堂)3914円


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Re:etc.の使用についてTAKIN 36109/7-12:22
 記事番号3605へのコメント

私もそれほど詳しくは知らないので、参考程度にお考えいただきたいの
ですが・・・

etc., and so forth, and the like といった表現はフォーマルな文書で
はたしかにあまり見かけませんね。私が英訳するときは such as や
including などを使うことが多く、また「〜などの例がある」を
examples include 〜 とするように構文を変えることもあります。

しかし技術文書だから etc. が絶対不可ということではなく、たとえば
rare earths (lanthanum, cerium, etc.) というような書き方は見るこ
とがあります。

翻訳学校の講師にせよネイティブのアドバイザーにせよ、質疑応答の具
体的な場面で最重要と思われる答を返そうとするわけです。一度にすべ
ての場合を尽くすような回答は質問者を混乱させるばかりですし、また
しようと思っても回答者自身そこまで頭が回らないことも多いので、そ
れなりに尊重はしても盲従すべきものではないと思います。書物での説
明も基本的には同じことです。

アドバイスを求めるなら、「など」を etc. と訳してよいか、という質
問をするより、1パラグラフまたはそれ以上の訳文を見せて、「この文
脈では」適当かどうかを尋ねるほうがよいのではないでしょうか。これ
ではもちろん一般性のある回答は得られませんが、そういう問答を繰り
返すうちに自分なりのカンがついてくるのを期待する、という以外にう
まい方法はなさそうに思います(うまい方法があったら教えてください
(^^;))。


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Re:etc.の使用についてとら 36149/8-15:37
 記事番号3605へのコメント

LimaLimaさん、ぼんぼんさん、TAKINさん、
丁寧なご回答をありがとうございました。

翻訳学校の先生への質問は、
「'etc'はカジュアルな語なので技術文献、論文等にはふさわしくない、と
書かれてあるのを読んだのですがどのように考えられますか」としまし
た。それに対する回答が「訳文は簡潔を最優先させるべきであるので
'etc'を使用するべきだ」というものだったのです。この回答だけを見れ
ば、どんな時でも使用OKと取れるので、実際に仕事をされてらっしゃる方
のご意見をいただければ、と思い投稿させていただいた次第です。

そうですね。'including'を使用すれば私の悩みも解決しそうです。ま
た、'etc.'も使用可能な場合があるそうなので使い分けたいと思います。


>翻訳学校の講師にせよネイティブのアドバイザーにせよ、質疑応答の具
>体的な場面で最重要と思われる答を返そうとするわけです。一度にすべ
>ての場合を尽くすような回答は質問者を混乱させるばかりですし、また
>しようと思っても回答者自身そこまで頭が回らないことも多いので、そ
>れなりに尊重はしても盲従すべきものではないと思います。書物での説
>明も基本的には同じことです。

本当にそうですね。以前語学教師をしていた折に師匠からそう言われたの
を思い出しました。「生徒からの質問はじっくり考えて、いろいろ言いた
いだろうけどあえて的確・簡潔に」と。また、「当たり前の事だけど先生
だってパーフェクトではないのだから100%信用してはならない。」と
も。わかってはいるけれど手探りで勉強している現状ではついついすがり
つきたくなるものですね。

本当に、皆様ありがとうございました。