産業翻訳実務相談室 
メール配信サービスを開始 停止 e-mailアドレス

[記事表示に戻る] [ツリートップの表示に戻る]

◇┳「Aを主成分とするB」-投稿者:はろぽん(5/21-13:19)No.3937
 ┣━もう少し文脈を-投稿者:タクマン(5/22-01:21)No.3938
 ┣━括弧を使うのは...?-投稿者:T.T.(5/22-11:46)No.3939
 ┣━Re:「Aを主成分とするB」-投稿者:May(5/22-17:40)No.3943
 ┣┳Re:「Aを主成分とするB」-投稿者:はろぽん(5/22-23:36)No.3945
 ┃┣━今気付いたのですが-投稿者:はろぽん(5/22-23:53)No.3946
 ┃┗┳Re:「Aを主成分とするB」-投稿者:t.t.(5/24-00:46)No.3948
 ┃ ┗━Re:「Aを主成分とするB」-投稿者:はろぽん(5/26-01:05)No.3958
 ┗┳Re:「Aを主成分とするB」-投稿者:tumarin(5/24-14:52)No.3949
  ┗┳Re:「Aを主成分とするB」-投稿者:はろぽん(5/26-01:22)No.3959
   ┗━訂正-投稿者:はろぽん(5/26-01:23)No.3960


トップに戻る
「Aを主成分とするB」はろぽん 39375/21-13:19

こんにちは。当方、バイオ関連の実験の翻訳をしております。

「Aを主成分としたB」という表現で、
「Aを主成分とした」という形容詞の部分がBに前からかかるような
表現法が思いつかず、悩んでいます。

具体的には、以下のような英語にしてみたのですが…

Weigh the equivalent of 1g of B, composed mainly of A,
calculated
in terms of 〜 and dissolve in 〜.

ご覧のように後ろからかかる形容詞がごちゃごちゃして
初見で理解し辛い訳文になってしまいました。(本当をいえば、
何度も眺めすぎて分かりにくいかどうかも分からなくなっている状態)

補足させて頂くと、次には「A'を主成分としたB」というのもあり、
2つを対称させる形で文が並んでいます。

アドバイス頂けたら大変嬉しいです。
宜しくお願いいたします。

トップに戻る
もう少し文脈をタクマン 39385/22-01:21
 記事番号3937へのコメント

はろぽんさん、こんにちは。

もう少し文脈を教えていただけますか?

「Aを主成分とするB」というだけなら、はろぽんさんが
提示した「B composed mainly of A」でよいと思いますが、

「Weigh the equivalent of 1g of B」と書いてあるので、
もっと文章があるということですよね?



トップに戻る
括弧を使うのは...?T.T. 39395/22-11:46
 記事番号3937へのコメント

こんにちは。

B (mainly composed of A) と括弧を使うのはどうでしょうか?他とまぎれる
ことはなくなるのでは...と思うのですが、文章のスタイルとして、問題があ
るでしょうか...?


トップに戻る
Re:「Aを主成分とするB」May 39435/22-17:40
 記事番号3937へのコメント

はろぽんさん:

>Weigh the equivalent of 1g of B, composed mainly of A,
>calculated
>in terms of 〜 and dissolve in 〜.
>
>ご覧のように後ろからかかる形容詞がごちゃごちゃして
>初見で理解し辛い訳文になってしまいました。(本当をいえば、
>何度も眺めすぎて分かりにくいかどうかも分からなくなっている状態)
>
>補足させて頂くと、次には「A'を主成分としたB」というのもあり、
>2つを対称させる形で文が並んでいます。
>

はろぽんさんが考えられた英文によりますと、composed mainly of Aの前後
にカンマがあります。これは", which is composed mainly of A,"というこ
とで、書き手と読み手にとってBがcomposed mainly of Aであることは共通の
認識であると理解してよろしいでしょうか。つまり成分Bは成分Aまたは成分
A’を主成分として含み得るというような説明、あるいはBはAまたはA'を主成
分とするというような説明が前の方にあるような場合でしょうか。もしそうで
あれば、the A-containing Bとかthe A-based Bのような表現を使うことは
可能です。分野によってはA-riched Bなども。ただし、これらは「主成分とし
て」という意味はありませんから、上記のように「共通の認識として」主成分
であることが読み手にわかる場合にのみ有効です。

主成分であることをここで明記せざるを得ない場合は、やはり後にもってくる
方法しか思いつきません。カンマなしでcomposed mainly of A (or mainly
comprising Aなど)とし、calculatedの前にasを挿入するとそこに線が引か
れることになります。


トップに戻る
Re:「Aを主成分とするB」はろぽん 39455/22-23:36
 記事番号3937へのコメント

はろぽんです。タクマンさん、 T.T.さん、Mayさん、
アドバイスを頂けて大変嬉しいです。思いきって投稿して良かったです。
長くなりますが、お以下に御返事いたします。

●タクマンさん
ご指摘の通りですね。情報が少なすぎました。具体的なことは
お話できない為、頭を絞って例を考えてみました。あくまでも例
であり以下の内容は間違っておりますので、架空の話としてイメージ
して頂ければと存じます(良い例が思いつかなくて!)

『@ ビタミンAには、レチノールを主成分とするビタミンAと
 ベータカロチンを主成分とするビタミンAがあります。
 【件の物質には2種類があることを説明】

 A レチノールを主成分とするビタミンAを
  〜という概念で考えて1g計量します。(以降省略)
  【一種類目についての実験手順を説明】

 B 次に、ベータカロチンを主成分とするビタミンAを
  〜という概念で考えて1g計量します。(以降省略)
  【二種類目についての実験手順を説明】 』

●T.T.さん
アドバイスありがとうございます。実は、私も同意見です。
「B(mainly composed of A)」はどこに区切があるのか分かりやすく、
コンマ区切よりごちゃごちゃ感がなくて良いと思いました。
私と同じように読まれる方がいらっしゃると知って心強いです。

付け足し情報ですが、実は、今回は改訂版の翻訳です。そのため、
主に元の日本語に修正が入った部分だけを修正する際、括弧を使うと
その部分だけが浮いて、カジュアルになりすぎる印象を受けました。
あくまでも個人的な印象の為、T.T.さんのご意見もお伺いしたいです。
このような形で括弧を使うとカジュアルになるという印象は
お持ちですか?それともかなりフォーマルな論文でもこのような表現法は
使われるのでしょうか?

●Mayさん
ご想像の通りで驚きました!「成分Bは成分Aまたは成分A’を主成分
として含み得るというような説明、あるいはBはAまたはA'を主成分とする
というような説明が前の方に」あります(先の例の通り)。「A-riched B」
は、直前の説明を考慮に入れた上ですっきりと意味を伝えることが
できる表現方法ですね。まだまだ勉強中の身ですが、常々感じるのは
ある程度文章のリズムを考慮して英訳しないと、読み手が誤った区切で切って
読んでしまうという危険性です。(時間を置いて再読すると、自分自身でも
間違った区切で読んでしまうことが多々...)伝わりやすい文章にするため
に、日本語で3語の表現を1語にしたり、そのまた逆も然り。縮めたり、伸ばし
たり...自由な発想ができるように、表現の幅を広げたいです。「A-riched」
は、どこかで見かけてはいたとは思うんですが、その使い方が分かり、
今回はしっかり頭のDictionaryに刻まれました。

ここまで書いてきて、今はMayさんにご提案いただいた「A-riched」を
使わせていただこうかなと思っております。ただ、時間をおくとまた
違う見方がでるかもしれないので、明日もう一度全文を読み決定したいと
思います。

タクマンさん、私が考えた例で、うまくイメージが伝われば良いのですが..
「〜という概念でcalculateして」の〜が出せないのですが、伝わるでしょう
か(少し不安)よいアイデアがあればお知らせ頂けたら嬉しいです。

はろぽん☆


トップに戻る
今気付いたのですがはろぽん 39465/22-23:53
 記事番号3945へのコメント

皆様への御返事を投稿してから気付いたのですが、
「原文の解釈や訳語の選定に困ったとき」はお知恵拝借掲示板ですね。

細かいニュアンスにもこだわらなくてはいけない仕事をしているのに、
「良く読んでいない」という間違い、お恥ずかしい..
指摘もせず、アドバイスを下さった皆様ありがとうございました。
次からは「お知恵拝借」に投稿いたします。       はろぽん


トップに戻る
Re:「Aを主成分とするB」t.t. 39485/24-00:46
 記事番号3945へのコメント

はろぽんさんは No.3945「Re:「Aを主成分とするB」」で書きました。

>●T.T.さん
>アドバイスありがとうございます。実は、私も同意見です。
>「B(mainly composed of A)」はどこに区切があるのか分かりやすく、
>コンマ区切よりごちゃごちゃ感がなくて良いと思いました。
>私と同じように読まれる方がいらっしゃると知って心強いです。
>
>付け足し情報ですが、実は、今回は改訂版の翻訳です。そのため、
>主に元の日本語に修正が入った部分だけを修正する際、括弧を使うと
>その部分だけが浮いて、カジュアルになりすぎる印象を受けました。
>あくまでも個人的な印象の為、T.T.さんのご意見もお伺いしたいです。
>このような形で括弧を使うとカジュアルになるという印象は
>お持ちですか?それともかなりフォーマルな論文でもこのような表現法は
>使われるのでしょうか?

実は、フォーマルな論文はあまり読んだことがなく、自信がありません。(すみませ
ん...どなたかご存知でしたら、お教えください。)ただ、後ろに括弧でつけると、初
出の「付け足し」のような感じがするので、今回のように前の部分で説明がある場合
にはそぐわないように思えます。うまく説明できなくて、申し訳ないのですが、この
場合は先に2種類の物質があると書かれていて、その「Aを主成分とするほう」という
ことですので、Mayさんのおっしゃるように、「A」が先に来るほうが良いと思いまし
た。
はっきりしない答えで、すみません。では、失礼します。 t.t.




トップに戻る
Re:「Aを主成分とするB」はろぽん 39585/26-01:05
 記事番号3948へのコメント

t.t.さん

私もフォーマルな論文は今まで
殆ど読んだことがないです。インターネットがあるので
読もうと思えばいくらでも読めたのですが..
ここにきて、どうやら避けて通れなさそうなので、
少しずつ読んで感覚を身につけられたらと思います。

御返事をどうもありがとうございました。


トップに戻る
Re:「Aを主成分とするB」tumarin 39495/24-14:52
 記事番号3937へのコメント


こんにちは。

最近ずっと仕事から遠ざかっていた

まだ数年の和訳専門医薬翻訳者です。

単にwhose main component is Aとしてはどうでしょうか?

その後の文章が続けにくくなるのかもしれないし、

全然的外れのことを言ってるかもしれませんが。


トップに戻る
Re:「Aを主成分とするB」はろぽん 39595/26-01:22
 記事番号3949へのコメント

tumarinさん

>単にwhose main component is Aとしてはどうでしょうか?

専門の方からの御返事が頂けて嬉しいです。
ただ、課題はもう提出してしまっていて、

weight the equivalent of the 1g of the A-riched B,
calculated in terms of 〜 and dissolve it in 〜.

としました。Mayさんのアドバイスにあった「-riched」
を使い、さらに定冠詞を前につければ「the A-riched」
と次の説明として続く、「the A'-riched」の2つを
うまく対比できるので。

tumarinさんのアドバイスだと、
weight the equivalent of the 1g of B, whose main
component is A, calculated in terms of B
and dissolve it in 〜.

ですね。今の段階では、私には後ろの形容詞句が2つ続くのが
長い!!という印象です。私自身、論文に慣れてくれば
それが普通だと分かるかもしれません。気をつけて見てみよう
と思います。

はろぽん


トップに戻る
訂正はろぽん 39605/26-01:23
 記事番号3959へのコメント

weight the equivalent of the 1g of the A-riched B,
calculated in terms of 〜 and dissolve it in 〜.

☆訂正 wight → 正しくはWeighです。

はろぽん