産業翻訳実務相談室

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◇┳この料金では、本当に食えないか?-投稿者:南都隆幸(3/20-23:04)No.4230
 ┗┳本当に食えないか?(その2)-投稿者:南都隆幸(3/20-23:05)No.4231
  ┣┳Re:本当に食えないか?(その2)-投稿者:からん(3/21-00:25)No.4232
  ┃┗┳ほっとしました。ありがとう-投稿者:南都隆幸(3/21-01:15)No.4233
  ┃ ┣━Re:ほっとしました。ありがとう-投稿者:からん(3/21-02:10)No.4234
  ┃ ┗━翻訳単価-投稿者:からん(3/23-23:07)No.4240
  ┣┳Re:本当に食えないか?(その2)-投稿者:azerty(3/21-14:45)No.4235
  ┃┣┳Re:本当に食えないか?(その2)-投稿者:TAKIN(3/23-00:29)No.4237
  ┃┃┗┳みなさんのコメントに感謝-投稿者:南都隆幸(3/23-23:23)No.4241
  ┃┃ ┗┳Re:みなさんのコメントに感謝-投稿者:からん(3/23-23:56)No.4242
  ┃┃  ┗┳傲慢な翻訳者、それは私-投稿者:南都隆幸(3/24-00:15)No.4243
  ┃┃   ┗┳勘違いの根源は-投稿者:Freeman(3/24-02:51)No.4244
  ┃┃    ┗┳Re:勘違いの根源は-投稿者:いちじく(3/24-03:40)No.4245
  ┃┃     ┗┳Re:勘違いの根源は-投稿者:ウーティス(3/24-10:20)No.4247
  ┃┃      ┣━本当は皆、謙虚-投稿者:Freeman(3/24-13:40)No.4248
  ┃┃      ┣━Re:勘違いの根源は-投稿者:いちじく(3/24-18:22)No.4249
  ┃┃      ┣━Re:勘違いの根源は-投稿者:からん(3/24-19:25)No.4250
  ┃┃      ┗━ネイティブチェック-投稿者:TAKIN(3/24-20:22)No.4251
  ┃┗┳できましたら経験談を-投稿者:さくらさく(3/28-17:24)No.4259
  ┃ ┗┳Re:できましたら経験談を-投稿者:azerty(3/28-21:40)No.4260
  ┃  ┗━ありがとうございました-投稿者:さくらさく(3/29-11:24)No.4265
  ┗┳Re:本当に食えないか?(その2)-投稿者:rsaka(3/30-15:14)No.4275
   ┣━Re:本当に食えないか?(その2)-投稿者:Takacjo(3/30-16:46)No.4277
   ┗┳Re:本当に食えないか?(その2)-投稿者:カツラ(3/31-01:46)No.4280
    ┗━Re:本当に食えないか?(その2)-投稿者:rsaka(3/31-12:01)No.4282


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この料金では、本当に食えないか?南都隆幸 E-mail URL42303/20-23:04

率直に意見を述べさせて頂きます。管理人様、もし、不適切な発言で
したら、どうぞ削除して下さい。ただでさえ翻訳料金の相場が安くて
みんなが困っているのに、私が今回のような意見を述べると、ますま
す翻訳料金の相場が低下するからというわけで、物議を醸すかもしれ
ません。でも、私は、私自身の恥ずかしい収入の内訳までお話するつ
もりですので、どうか私の真意をつかんでほしく思います。

このサイトの「翻訳料金のめやす」のコーナーで、いろいろな方が、
「この料金では安すぎて、食えるはずがない」とおっしゃっていま
す。私は、3年くらい前からこのサイトに出入りしていますが、いつも
思っていました。「本当に食えないの?」

でも私は、そう思っているのは、私の生活レベルが低いので、低収入
でも十分やっていけるのか、あるいは、私の翻訳スタイルが、低品質
のものを大量に生み出す方式だから、低料金でも十分に食えるのか
な、と思っていました。まあ、いずれにしても、他の方は私と違っ
て、高品質のものをゆっくりと生み出しておられるんだろう、と思っ
て、今まで黙っておりました。

でもやはり、一応は言わせて頂きたいと思います。有名な山岡洋一さ
んたちはともかく、他の人もみんな「この料金は安すぎる。食えるは
ずがない」と思ってらっしゃるんでしょうか。

私は、このサイトで示されている価格範囲の中でも、最も安い料金で
仕事していますけど、十分に食っています。この17年間、食うに困っ
たことはありません。具体的に申しましょう。このサイトに、次のよ
うに示されています。医学や特許も含めて、いろんなジャンルの翻訳
がありますけど、その中でも最低料金のジャンルについて示します。
=== (2)に続く =============

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本当に食えないか?(その2)南都隆幸 E-mail URL42313/20-23:05
 記事番号4230へのコメント

=== (その1)からの続き =====
フリーランス翻訳者の場合です。

ITマニュアル
英和 11〜19円(1350〜2200円)
和英 12〜22円(2000〜3500円)

私は、特許以外のほとんどすべての分野(医学・薬学も含む)を、最
も安価な分野であるはずの IT マニュアルの価格範囲の、そのまた最
も安い料金で請け負ってきました。私は英和はあまりやらず、和英が
ほとんどですけど、一枚 200 語として、この17年にわたって、2,100
円から 2,350 円で請け負ってきました。

その料金で、一日に和英翻訳を12枚から15枚くらいのペースで、一ヶ
月に25日くらい働きます。すると、(波はありますけど)平均して一
ヶ月に 62 万円くらいにはなります。去年の実績では、年収が、
7,383,500 円でした。白色申告の方式を使い、あまり経費も落としま
せんでしたので、税金は、そのうちの 10.5% くらい取られたと思いま
す。それから、仕事のためのいろんな経費を使ったとはいえ、大ざっ
ぱに見て、恐らくはこの年収の 10% くらいしか、経費を使っていない
と思います。

ということは、年収の約 80%である 590 万円くらいは、私の手元に残
ったのではないかと思います。もちろん、その中から、他の税金とか
いろんなものを払わないといけないので、どのくらいを生活費に当て
ているかは、よくはわかりません。でも、サラリーマンの大多数が低
収入に喘いでいる現代日本では、これで十分と言えるのではないか
と、私は思っています。私の税引き前の年収は、この17年間にわたっ
て、だいたいこれと同じで、いつも 700万円から900万円くらいでし
た。

十分に食えているというのは、(マンションの家賃を払っているとは
いえ)あまり私はぜいたくしないし、車も不動産も扶養家族も持たな
いからかもしれません。でも、他の平均的なサラリーマンを見ると、
子供を3人も抱えて、家のローンを払いながら暮らしていても、私より
も年収がはるかに多いとは思えません。もちろん、人によって、1,000
万から2,000万くらいの年収があって初めて生活が成り立つ、と言う人
もいるでしょう。

果たして、「これだけの翻訳料金では、食えるはずがない」とおっし
ゃっている人たちは、どれくらいの年収が必要なんでしょうか?それ
とも、私は、あまりに低品質の翻訳を大量生産しているから、食えて
いるだけなのでしょうか?

その点についても、やはり疑問が残ります。というのは、富岡篤とい
う先生だったと思いますが、産業翻訳界で有名な方がおられます。そ
の人はたくさんの巨大な辞書を出版しておられるベテランですけど、
その方に言わせると、私の記憶では、ベテランの産業翻訳者は、一日
に 20 枚の翻訳をこなすはずだ、とおっしゃっています。私もそれと
同じ意見を持っています。そうすると、優秀な翻訳者であれば、一番
安い料金であっても、年間で一千万円は優に超えるはずです。それで
も食えない、とみなさんはおっしゃるのでしょうか?私は、正直なと
ころ、理解に苦しみます。以上、感想を述べさせていただきました。


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Re:本当に食えないか?(その2)からん 42323/21-00:25
 記事番号4231へのコメント

南都さん、こんにちは

私も常々同じ疑問を抱いていました。

10年ほど金融分野で翻訳業をしておりますが、単価、処理量、年収、ほ
ぼ南都さんと同じくらいです。

正直このサイトの数字を初めて見たときには驚きました。なにしろ、今
は和訳一枚(400字)800円なんて数字を提示してくる翻訳会社も出てきて
いますし、1000円など珍しくもないと聞いておりますから。

たぶん、「これでは食えない」という意見を持つ方々は、日本における
翻訳の経済価値そのものに対する尺度が私などとは違うのだろうと思い
ます。はっきり言えば、「高度知的作業であるのに、それが十分認識さ
れていないために、価格が安く抑えられている」という不満の表れとい
ったところでしょうか?

もちろん理想やこだわりは個人差があって当然です。が、世の中、もっ
と広い視野での経済状況との折り合いもつける必要があると思いま
す・・・

日本では、翻訳、通訳という職業に従事している人で、なぜか「自分は
エライ」との認識を持つ人の割合が欧米と比べて高い気がします。それ
も原因じゃないでしょうか。欧米(フランス等一部の国を除きます)、
特にアメリカでは、「君、大学出てるんでしょ?何で翻訳なんかやって
んの?」というコメントを何度も聞きました。知人の意見を聞いても、
悲しいけれど、それが翻訳者の社会的地位を示しています。そして日本
における単価にしても、何となくこの認識に基づいたものに変わりつつ
あるのではないかと考える今日この頃です。


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ほっとしました。ありがとう南都隆幸 E-mail URL42333/21-01:15
 記事番号4232へのコメント

からんさん、感謝に絶えません。コメントを下さいまして、本当に、心
から感謝します。

実は、今回の私の発言は、3年ほど前からずっと温めてきた、というか、
怖くて言い出せなかったのです。一つには、翻訳業界の方々から村八分
にされるかもしれない、という怖さ。次に、私の年収などを詳細に明か
すことにより、他の悪意ある人たちから、いろんな意味で狙われるかも
しれないという怖さ。

そんな中で、からんさんがさっそく私を援護射撃してくださったことに
は、本当に感謝しております。

私は17年もフリー翻訳者としてメシを食ってきましたが、実力がどのく
らいあるかは、何とも言えません。低品質の仕事を大量生産しているだ
けかもしれないのです。毎日毎日、反省しながら、少しでもマシな仕事
をしたいと思って苦闘している一介の職人として、これからも生きてい
くつもりです。

私は、立派な人間でも何でもありませんが、等身大の私自身をそのまま
お見せすることによって、ひょっとしたら、若い後輩の方々の参考にな
るかもしれない、と思って、恥を晒しております。私は、はや47歳で
す。いつ死ぬかもわかりません。(別に、死に至る病にかかっているわ
けでもないですが、人間はいつ死ぬかわかりません。)

ですから、生きているうちに、少しでもまともなことをしておきたいと
思って、この掲示板で発言させていただいております。管理人さん、発
言を許してくださって、ありがとうございました。心から感謝します。


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Re:ほっとしました。ありがとうからん 42343/21-02:10
 記事番号4233へのコメント

南都さん

色々意見はあると思うので、私としては反論が出てくることを期待しま
す。

私の考えをもう少し述べますと、「この単価では安すぎる」というのは、
以前売り手市場だったころやバブル期の単価が当たり前だ、それと比べて
下がっているのはおかしい、という考えに基づく部分もあるのではないか
と思います。

ただ、翻訳者に限ったことではなく、「以前はものさしがおかしかったの
だ。今こそ、日本経済の真の姿なのだ」と言っている経済学者は、珍しく
ないようです。

移り行く世の中(これは現在に限ったことではありません)、自分のもの
さしに執着したり、以前はよかったと嘆いても、意味がないと思います。
少なくとも私はそう思います。もちろん、クオリティの高い翻訳を常にめ
ざして勉強していくということには、何ら変わりがありません。

からん


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翻訳単価からん 42403/23-23:07
 記事番号4233へのコメント

個人的には、現在の「翻訳料金めやす」の真の姿を把握できるような情報
源をここ何年か探していますが、なかなか見つかりません。

以前は翻訳会社が常にレートを設定していましたが、ここ数年、新規取引
先2-3社に「希望レート」を聞かれ、自分が受けているレートを出したと
ころ、仕事がきたためしがありません。

市場にあわせて際限なく下げるつもりはありませんが、一応どのくらいが
「相場」なのか、おおざっぱな分野別でもいいからわかれば非常に助かる
のですが...。やはり口コミで情報収集するしかないでしょうか。

からん


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Re:本当に食えないか?(その2)azerty 42353/21-14:45
 記事番号4231へのコメント

初めて投稿させて頂きます。私は数年前まで小さな工場で肉体労働に従
事していました。正社員で、週休1日でしたが年収(税込み)は300万に
満たない程度でした。翻訳をやるようになってまだ年数は浅く、仕事も
南都隆幸さんのように多くはないので現在の年収は400万程ですが、こ
れだけ暇に過ごしていても400万もいただけるのだと思うと、翻訳とい
うのは恵まれた仕事だなあとありがたく感じると同時に、低収入で朝か
ら晩まで働いていた元同僚たちに後ろめたい気持ちさえします(もちろ
ん、今後もっと仕事は増やして生きたいと思っていますが)。

「これだけの翻訳料金では、食えるはずがない」というような意見を見
ると、翻訳をやるような方たちはやはりもともと恵まれた階層の方が多
く、200万、300万で生活している人がいるとは考えもしないのだろうか
と(やや僻んだ気持ちで)さびしく感じていましたので、南都隆幸さん
の良識的な見解を読んでうれしく思いました。


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Re:本当に食えないか?(その2)TAKIN 42373/23-00:29
 記事番号4235へのコメント

食えるか食えないかは、当然ながら価値判断の基準にもよるし個人的事
情でも大きく変わるので、一概には言えないでしょうが、私としてはこ
のスレッドの方々に賛成します。

私の場合、年収は南都さんと同じくらいですが、能率はだいぶ悪いと見
えて (^^;)、休みはほとんどありません。夏には2〜3日の休みを確保
していますが、年末年始やゴールデンウィークは休みどころか書き入れ
時、父の葬式の日にも仕事をする始末でした。とはいえ、疲れれば昼間
でも横になることもあるし、仕事中にネットサーフィンを始めたりする
こともあるしで、実質労働時間はそんなに違わないかもしれません。

私は翻訳専業になってから10年ちょっとですが、状況はあまり変わって
いません。始めの頃は良いレートで仕事をくれる客先があったので年収
1000万を達成したこともありますが、そういうおいしい話は長くは続き
ませんでした (^^;)。ここ2年ほどは妻の体調不良のため家事も8割方
やっていますので、仕事時間が短いのも収入減の一因です(現状では1
日10枚もできていないかもしれません)。

しかしともかくこれで妻(無職)と子供2人の4人家族がとりあえず暮
らしています。ついでながら家のローンは返済済み、車は持っておら
ず、老人もいませんが(私自身が老人になりかけです)、子供(19歳と
13歳)にはこれから金がかかります。

というわけで、当面「食うに困る」ことはありませんが、外食とか旅行
とかの常識的な家族サービスはほとんどできませんので、子供は不満か
もしれません。それに、多少の蓄えはあるものの、将来の病気や災害ま
で考えたら、安心というわけにはいきません。こういう生活が「まとも
な生活ではない」と思われるなら、「食えていない」ことになるのかも
しれません。価値判断の問題と言ったのはそういうことです。

妻子の思惑はともかくとして、私個人としては、誇れるほどではないに
しても、まあこんなものかな、という程度には満足しています (^_^)。


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みなさんのコメントに感謝南都隆幸 E-mail URL42413/23-23:23
 記事番号4237へのコメント

みなさんが自分の収入や仕事のペースなどについて率直に語ってくださ
ったので、本当にうれしいです。なかなか自分の収入の内訳まで話をす
るのは、少なくとも私には勇気のいることでした。いや、勇気というよ
りも、今回は、半ばヤケクソな気持ちがあったからこそ、できたことで
した。何せ私は、小心者ですから。

みなさんがおっしゃってくれた通り、翻訳者は、自分の置かれたつらい
立場もあるでしょうけど、一方では恵まれた環境にいるとも言えますの
で、それに感謝する気持ちも持ちたいものだと思います。まるで自分が
医者か弁護士と同レベルであるかのように勘違いしている翻訳者がおら
れるように思えてなりません。さらにまた、医者や弁護士でさえ、結局
は他の人と、何も違いはないのだと私は思います。

つまり、みんなそれぞれ特徴があるのであって、そういういろんな人々
を一つの価値観によってランク付けするなんてことは、断じて間違って
いるはずなんです。

私は何が言いたいのか?つまり、たとえて言えば、家の設計をする建築
家と、その設計に基づいて家を作る左官屋さんや大工とどっちが偉いの
か?世間では、あたかも建築技師の方が偉いように思ってますし、恐ら
くは建築技師の方が収入も多いのでしょう。でも、建築技師は、うまく
木を削ることができません。セメントをうまくこねることができませ
ん。じゃあ、職人の方が偉いのか?職人たちは、「実際に家を作ってる俺
たちの方が偉いんだぜ」と言うかもしれません。でも、職人たちの方
は、大きな家全体を設計するのは下手なのです。

翻訳者がどういう地位にいるかという議論についても、全く同じことが
言えるんでしょう。翻訳者が知的エリートだとかなんとかいう議論は、
ナンセンスだと思います。いや、私だって、翻訳者である自分のことを
エリートであるかのように錯覚していた時期がありました。でも、それ
は大きな間違いであり、自戒せねばなりません。そして仮に、翻訳者が
けっこう大変な思いをして高度な知識や技能を習得したとしても、所詮
は「井の中の蛙」であり、井戸の外には草原が広がり、草原を越える
と、今度は大海原が広がり、大海原の外には、母なる大地が広がり、や
っと頂点に自分は達したか、と思ったら、その外にはまたもや、太陽系
が広がり、その外には銀河系・・・・。

そして、その外には神様がいて、「おめえは、宇宙の果てまで到達した
んだから、自分が一番だと思ってるだろ?そういう奴は、最低のクズだ
ぜ。自分のことを世の中でいちばん下らん人間で、何も知らんと思って
る<心の貧しい>奴が、いちばん偉いんだぜ」と言ってきます。そうす
ると、ゴミを回収しているおじさんたちがいちばん偉いのかもしれない
のです。

つまらんことを言いました。でも、翻訳者が知的なエリートなんだなど
という傲慢きわまりない暴言が横行している昨今、あえてこういう発言
もしたくなるものです。私だってそう思いたいですし、正直を言って、
内心ではそう思ってます。でも、そんなことを言っている自分が恥ずか
しくなる、というのが、正常な人間の神経だと思います。


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Re:みなさんのコメントに感謝からん 42423/23-23:56
 記事番号4241へのコメント

南都さん、

今回、翻訳者にも普通の感覚を持つ人はいるんだ!とわかって嬉しくなりま
した。

というのも、10年前に翻訳の仕事を始めたとき、同業者に会うとプライドが
すごーく高い人たち(翻訳はエリートの仕事、収入は多くて当然、こんなす
ごい仕事をしてきた、作業にはこのようなお膳立てが必要、などなど...を
明示的暗示的にあらわす人たち。)の割合が高く、ほんとにびっくりしたの
です。今はもうなれましたが。

私個人としては、翻訳は原文あってこその作業、と思っているのですが、な
んだか原文を書いた人以上に自分を評価しちゃってるというか。

自宅でこもって仕事をしているから、自分を認めてほしいという欲求が満た
されない場合が多く、自己顕示欲が強くなってしまうのかもしれませんが
(自分もいっときそうなりかけたので、実は人のことは言えません)。

もちろん、プライドは大切です。でも、「実るほど頭をたれる」のが、一番
プライドが高い人の姿だと思っています。

そんなこんなで、プライベートの友人には翻訳者はひとりもいません。落ち
着いて話ができないからです。ただ、今回こちらでのご意見を拝見し、普通
の感覚を持った人も実はいっぱいいるに違いない!と気をとりなおしまし
た。話題提供、ありがとうございました。

からん


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傲慢な翻訳者、それは私南都隆幸 E-mail URL42433/24-00:15
 記事番号4242へのコメント

からんさん、コメントをありがとう。からんさんのコメントを読んで、こと
ごとくすべてに同感しました。そして、大笑いしました。だって、すべて僕
の感覚と同じだからです。

すごいプライドのむんむんする人たちに対して感じるとまどい。自分も一時
的にそうなりかけた、という自戒。「実るほど、頭を垂れる」という教訓。
友人には、翻訳者は一人もいない。落ち着いて話のできる相手が、翻訳者に
はいない。

そういう指摘一つ一つが、僕の感覚と全く同じ。でも、からんさんはもとも
と謙虚な人ですが、僕は、実は傲慢な人間です。何を隠そう。偉そうなコメ
ントを今回、書いてしまいましたが、あれはすべて、僕自身への警鐘なんで
す。人間の傲慢さ、特に知的なタイプの人にありがちな傲慢さに吐き気がし
ますけど、そういう傲慢さが、僕の中にもたくさんあります。


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勘違いの根源はFreeman 42443/24-02:51
 記事番号4243へのコメント

一流の英語使い=一流の人間という勘違いと、欧米崇拝・アジア蔑視という
日本人独特の価値観が根源にあるのではないでしょうか。

英語とはコミュニケーションの手段に過ぎませんし、どれだけ稼げるかは、
どれだけ付加価値があるかによります。

翻訳原稿とは、国際ビジネスをする企業等の活動に使う資料に過ぎず、それ
自体は何ら付加価値を生むものではありません。

いくら払う価値があるのか、値段を決めるのは買い手であるという経済原則
さえ知らない古参の翻訳職人は、ここ数年で淘汰されていくでしょう。

閉鎖的な翻訳業界も少しは変わってきたのだなと嬉しくなりました。翻○フ
ォーラムでも、社会常識のない人たちの書き込みばかりが目立ちますので。


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Re:勘違いの根源はいちじく 42453/24-03:40
 記事番号4244へのコメント

通りすがりの、なんでもビジネス一般翻訳者、いちじくと申します。

確かにこのサイトは、自由に意見を述べることのできる雰囲気でいいです
ね。今回のテーマにしても、他のところだと袋叩きまでとは言わなくても、
相当攻撃されそうです(こわいんだもん...)。

このサイトは、管理人さんの指示もわかりやすく、いろんな意味でセンスが
いいと思います。質問コーナーもプロフェッショナルですし。

翻訳料金については、基本的にこのスレッドのかたがたと同じ意見です。た
だ、反対の声があがらないというのはちょっと不思議な気もします。

いちじく


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Re:勘違いの根源はウーティス 42473/24-10:20
 記事番号4245へのコメント

とても面白いスレですね。

いちじくさんが「反論が出ないのが不思議」と書かれたので、
では、ひとこと反論させてください。

私が英訳をクライアントからの直取引で引き受ける場合は、
内容が出版されるものなので、必ずネイティブチェックをつけています。

さて、英訳する際はまずざっと英訳して、日本語と突き合わせてチェックし、
用語などでクライアントの確認が必要なところは詳細にやりとりします。
そのやりとりだけでも、かなりの時間がかかります。
そして、最後に全体の流れをチェックして、ネイティブチェックに出します。
リライターから返ってきた原稿は、日本語と乖離していないか1ヵ所ずつチェ
ックします。自分の意図と違うと思われる部分については、再びリライターに
連絡し、相談します。
最後に、全体をもう一度チェックします。

これだけの手間をかけると、1日20枚なんて到底こなせるわけがありません。

というわけで、1枚2000円ちょっとという料金で受けていては、本当に「生活
できるわけがない」状態になってしまいます。
(最近は、レートの安いクライアントとは、次第に疎遠になっています。)

ですので、山岡さんが「こんな料金で食えるはずがない」とおっしゃるのは、
きっと難しい分野や高い完成度の求められる仕事を念頭に置いていらっしゃる
のでしょう。1日に○○枚こなせるのが、プロの翻訳者、というものさしはナ
ンセンスだと思います。
また、翻訳者のスタイル(私のように時間と金はかかっても、発注してくださ
るクライアントがいますので)にもよるでしょうから、自分がどういうスタイ
ルの翻訳者を目指すかというところでも、レートは変わってくるでしょう。


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本当は皆、謙虚Freeman 42483/24-13:40
 記事番号4247へのコメント

逆ギレの反論が殺到していないところを見ると、プロ翻訳者は皆、謙虚な人た
ちなのだと思いました。言い過ぎたかなと反省してます。

エリート意識・プライドの高さというのは、「誰も誉めてくれないから、自分
で誉めちゃう」というだけなのかもしれませんね。

誰にも頼らず、自分の実力だけを頼りにプロの世界でやっていくためには、絶
大な自信と強烈な思い込みがなければ、とても自分を支えていくことはできま
せんよね。

自分を誉めてあげるって大事なことだと思います。でも、世界経済が低迷する
中で、「出せるだけしか払えない」という基準で価格が決まるという常識も知
っていてほしいなと思います。


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Re:勘違いの根源はいちじく 42493/24-18:22
 記事番号4247へのコメント

ウーティスさんのご意見を読んで、ちょっと考えるところがありました。。。

翻訳料金の話題になると、必ず品質と結び付けられた話になりますよね。私も
英訳中心でネイティブ・チェックを入れています。受注は翻訳会社経由、クラ
イアントは名前を言えばほとんど誰もが知っている外資系企業からの数年来の
リピート・オーダーで、客(ネイティブ)のチェックの後ほぼそのままウェブ
サイトにもあがっているので、ひどい出来のものを納めているとは言えないよ
うな気がします。分野は証券で、かなり商品知識が必要となることも多いで
す。

工程的には、ウーティスさんとほぼ同じ手間をかけますので、一日の処理量は
12,3枚といったところです(実働8-10時間)。翻訳会社から受け取るのは、こ
のサイトの(金融にはまると思われる)最低料金に近い1枚(200words)2800円
です。1日働くと合計は30,000円強、その1/3をネイティブに払います。なお、
私自身金融機関出身なので専門用語は自分で対処しますので、ネイティブチェ
ックは英語の言い回しオンリーということもあり、少し安くあがっています。

(ネイティブに支払後)毎年、年収は700-800万円くらいになります。30代前半
の自宅作業者としては、悪くない数字です。長時間の残業や通勤がないことを
考えると、かなり満足といっていいくらいです。

・・・「安かろう悪かろう」「クオリティの高い人はそれなりの料金をもら
う」という話はよく聞くのですが・・・。このサイトに提示されている最高額
を要求できたり、それでも安いと思ったりするかたたちは、いったいどこでど
んな分野の受注をされているのかな?と素朴に疑問に思います。思い切って言
うと、翻訳スピードが遅いから、少ない枚数で収入が確保できるようにしなけ
ればならないということでしょうか?

1日○枚というのはナンセンス、というのは...やはり出版系だと実務系は違う
のでしょうか。実務の場合は、クオリティの要素には時間も入ってくるので、
一応の目安がないことにはプロといえない気がします。


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Re:勘違いの根源はからん 42503/24-19:25
 記事番号4247へのコメント

結局仕事のやり方にも色々なスタイルがあって、高い報酬を払ってくれるところ
と色んな面で折り合いがつけば、それはそれで理想的ですよね。

からん


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ネイティブチェックTAKIN 42513/24-20:22
 記事番号4247へのコメント

ウーティスさん、書き込みを興味深く拝見しました。

日本人が外国語への翻訳をした場合、ネイティブチェックは原則として必要だ
と思いますが、私はすべて翻訳会社任せです。翻訳会社を通さない受注の場合
には「ネイティブチェックは入らない」ことを事前に客先に了承してもらい、
その代わり多少安い対価で受けています。

相場並みの対価で「食っていける」というのは、そういう前提条件あってのこ
とです。

翻訳会社でのネイティブチェックの事情に関しては具体的には何も知りませ
ん。しかしあらゆる分野について適任のチェッカーを用意するのも困難でしょ
うし、日本語原文が理解できるチェッカーは少ないでしょうし、チェックの結
果についてチェッカーと英語で議論できる日本人スタッフもそう多いとは思え
ないし、というわけで、多分に問題含みではあろうと想像しています。

しかし(バイリンガルでない)日本人がどう頑張ってもネイティブのセンスに
は追いつかない部分があることも確かですから、「ネイティブが見たからとい
ってOKとは限らないが、ネイティブが目を通してないものはまずNG」とい
ったところかと思っています。


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できましたら経験談をさくらさく 42593/28-17:24
 記事番号4235へのコメント

いつもサイトを参考にさせていただいております。特に今回のタイトル
における皆さんの書き込みは、非常にありがたいものであり、azertyさ
んのご意見には何度もうなづいてしました。azertyさんは翻訳を始めら
れてまだ年数が浅いとのことですが、できましたら、お差し支えの無い
範囲で、経験談を教えていただけないでしょうか?(例:英日・日英の
どちらを中心に翻訳されているのか?専門分野、何社ぐらい登録されて
いるのか、など)。ベテランの方々のご意見と同様、年数が浅いとはい
え、りっぱにお仕事をされている方の経験は、駆け出し翻訳者にとって
大変参考になります。唐突な質問で申し訳ありませんがよろしくお願い
いたします。


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Re:できましたら経験談をazerty 42603/28-21:40
 記事番号4259へのコメント

 特に意見というほどのことを言ったつもりはないので感心されるとかえ
って恐縮してしまいますが、お求めですのでお返事させていただきます。

 仏日と英日が主で、英仏や、それぞれの逆方向の翻訳も少々はやってい
ます。登録は、以前は1社のみでしたが、数週間にわたって仕事が途切れ
ることがあったので3社に増やしました。それでも途切れるときは途切れ
るし、来るときは3社が重なってひいひい言う羽目になることもあり苦労
しています。

 もともと仕事の一環で語学を使っていたという方や、技術職についてい
てそこから翻訳のほうに入ってきたというような方とは違い、専門分野と
いうものがないのが一番の問題で、比較的難易度の高くないものを何でも
屋的に引き受けて、仕事1つ1つを勉強しながら何とかこなしています。専
門性を高めていくことが今後の課題ですね。

 りっぱに仕事をしているというわけでもないので、あまり参考にしてい
ただくほどの話もできません。ご期待に添えたかどうかわかりませんが、
この辺でご勘弁願います。


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ありがとうございましたさくらさく 42653/29-11:24
 記事番号4260へのコメント

azertyさん、早々にレスをつけていただきありがとうございました。私も
専門職の経験が無いため、「専門性を高めていくこと」そして「途切れず
ないように仕事を増やすこと」が最重要課題です。個人的な質問にお答え
くださり、ありがとうございました。


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Re:本当に食えないか?(その2)rsaka 42753/30-15:14
 記事番号4231へのコメント

こんにちは。「お知恵拝借」で助けていただいているrsakaです。

駆け出しの私が言うのは、僭越なのですが、グチも交えて発言させて
いただきます。

食える食えないは結局、安定受注があるかないかによると思うので
す。単価というよりもむしろ、受注量、仕事の無い空白の日が多けれ
ばやはり食えないのではないでしょうか。。

当然ですが、食える食えないは下記の式でプラスになるかならないか
ということになります。

収入総額-(生活費+貯蓄+税金・借金等の支払)

入る方はまさに問題になっている単価×受注量で、そのどちらも問題
ですが、出るほうでは、生活費(水準がどうか、教育費、住居費等がど
うかも大きな要素)、それにたとえば住宅ローンがあるかどうか、など
が大きく関わってきます。

私は、ここでご発言されている方々が、仕事には充分恵まれておられ
ることにうらやましさを感じました。食えないのは、どうも単価の問
題ではなく、受注が少ないからではないでしょうか。

単価はたしかに低くなっていると思います。基本的には需給関係の影
響を受けるはずですし、この世の中では、全体の仕事量は横ばいない
しは下降、一方供給者側の翻訳者に関しては、各種専門学校等の卒業
生、リストラによる参入者等、増加傾向にあると思われます。

仕事の少ない翻訳者は安い単価でも引き受けないわけにはいきませ
ん。企業と同じく、遊んでいるよりは増し、という計算を否定できま
せん。
翻訳者側が、バラバラの個人が多いのも弱いところです。外国におけ
る職種別のユニオンのような横のつながりがあれば、かなり違うかも
知れません。(外国に翻訳者のそれがあるかどうかは定かでありません
が)

インターネットの普及による世界同一マーケット化という流れも、従
来の単価を下げる方向に働いているでしょう。仮に、中国の人が翻訳
を大々的にやり出したら、もっともっと下がるかもしれません。

他の仕事との比較も一法です。いつか何かで読んだのですが、一般の
仕事の場合の時給1,000円にも届かない仕事で割りに合わない、という
声もありました。
(調べる時間等も勘定に入れてのことでしょう)。ノウハウというか、
専門職としては、低い単価であるのは確かですね。

受注が安定していてある程度安定した収入が見込めるというのは、発
注者との間に太い安定したパイプがある、ということですよね。ただ
ここまて゜こぎつけるのが、実はなかなか大変で、結構運もあるのて
でははないでしょうか。
というのは、登録はしても、音沙汰が無い、というのが多いのです。
たまに引き合いがあっても、レギュラーに差しさわりがあって急遽探
す、というケースが多く、引き合いのしっぱなしということが相当あ
ります。
tradosを持っていなくては駄目とか、経験が5年以上無くては駄目と
か、いろいろの条件をつけているところも多い。私は、翻訳を始めて
間もない人が、結構仕事に恵まれているとお聞きすると、うらやまし
い気がします。通信講座等の終了者の方で、そのコネで受注機会が多
いということかもしれません。
私のように、実務の経験をバックグランドになんとなく始めた人間は
不利かも知れません。仕事を見てもらう機会さえあれば、という思い
が強いのですが。

ともかく翻訳会社はもう少し取引マナーを改善してほしい、のは確か
ですね。トライアルの結果の回答なし、引き合いのしっぱな
し・・・。一般の事業取引はもう少しきちんとしていますよね。

長々と書きましたが、専業で食えるだけの仕事をしている人はやはり
少ないのではないでしょうか。単価というよりは、仕事量の問題で。
景気が回復して、需給関係が好転する日の来ることを待つ気持ちで
す。


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Re:本当に食えないか?(その2)Takacjo 42773/30-16:46
 記事番号4275へのコメント

rsakaさんや皆さんの発言に触発されて、久しぶりに書きます。
私は、6年前にリストラで会社を早期退職し、少しずつ勉強
していた翻訳業に参入しました。しかし毎晩10時頃まで、土日
も働いて、収入はサラリーマンの時の3分の1がやっとでした。
仕事に慣れて量をこなせば、だんだん収入もアップしたかも
しれませんが、家族を養うためにはと、数ヶ月で会社員に逆戻り
しました。ラッキーでした。今では、定年の年齢を過ぎ、何時
退職を迫られるかわかりません。

退職した後は、少ない年金を補うためにまた翻訳を始めると
思います。その場合、本職ではないので単価は安くても良い
という形で仕事をとるのでしょう。そして皆さんの足を引っ張る
ことになるかも。

かって、竹内宏というエコノミストの方が、日本では、
収入x名誉=一定という説を唱えました。収入の多い職業は
尊敬されない、他人の尊敬を得られる職は見入りが少ない。
翻訳者なども、外国の文化を伝えるというプライドをもって
収入が少なくても「武士は食わねど高楊枝」というやせ我慢
ができたのかもしれません。

しかし時代は変わりました。社会が勝組と負組みに分断され、
収入も名誉も総取りするような人もでてきます。若い人の中には
翻訳という高級なしごとをするんだから高給が当たり前で、
こんなレートじゃ喰えないという声もでてくるのでしょう。

竹内説の勝手な我田引水的解釈でごめんなさい。



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Re:本当に食えないか?(その2)カツラ E-mail 42803/31-01:46
 記事番号4275へのコメント

rsakaさん、こんにちは、

 私はフリーになってちょうど1年目になります。サラリーマン時代は翻訳
の副収入は100万円程度しかありませんでした。ですから、rsakaさんがおっ
しゃっている、

>食える食えないは結局、安定受注があるかないかによると思うので
>す。単価というよりもむしろ、受注量、仕事の無い空白の日が多けれ
>ばやはり食えないのではないでしょうか。。

という問題は、多額の住宅ローンを抱え、貯蓄もないわが身にとって、独立
に向けた最重要課題でした。

 なお、私もrsakaさんと同じで実務からの出身です。翻訳学校に通ったこ
とはありませんし、インハウスで翻訳をしたこともありません。

 それでどうしたか。まず売上げを上げるために「営業」をしました。会社
に勤めている間にProZに登録したり(当然プラチナメンバーとして)、
Tradosを購入したり、国内のエージェントのトライアルを受けたりと、チャ
ンスを広げるように努力しました。

 独立後は、お付き合いのあった翻訳会社に直接ご挨拶に伺いました。あら
ためてレジュメを提出して自分の得意分野を説明しました。また、先方の担
当の方とface-to-faceの関係を築くように努めました。

 仕事を一旦受けたら、品質の高い納品をすること、コミュニケーションを
しっかり取ること、に留意して、翻訳会社の信頼を得るように努めました。

 おかげさまで独立1年目から仕事に恵まれて、昨年7月くらいからは休日
がほとんどありません。あまりに忙しくて案件をお断りしたことも多々あり
ます。大晦日も元旦も仕事をしていました(家族からは大顰蹙でしたが)。

 なお、決して自分が偉いから、あるいは実力があるからなどとは思ってい
ません。私の英語の実力なんて恥ずかしくて書けません。ただ、仕事をまず
頂くこと、頂いた以上は信頼を得ること、この2点をとにかく肝に銘じてい
ます。

 ですので、書かれているように「景気が回復すれば翻訳仕事が増える」と
いうことではないと思います。というか、そう考えてしまうと、すべてが偶
然まかせになってしまうのではないでしょうか。

 たとえばアメリアのサイトを見るとかなりのジョブの募集が出ています。
楽天ビジネスに出店するという手もあるでしょう。決して仕事が少ないこと
はないのだと思います。

 rsakaさんの書き込みを読むと悩まれているポイントは本当によく伝わっ
てきます。でも、ネガティブに考えるのではなくて、営業・品質・誠意の三
つを柱にして、ぜひポジティブに活動をされてはいかがでしょうか。

 生意気なことを書いて失礼しました。

カツラ


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Re:本当に食えないか?(その2)rsaka 42823/31-12:01
 記事番号4280へのコメント

カツラさん
率直なお話をありがとうございます。

姿勢と具体的な動き方に感じ入りました。
ひとつひとつ見習うことばかりです。

まだ専業ではないので切実感が無いのですが、しかし実はもうそんなにアト
が無いのです。

がんばる気持ちがわいてきました。