産業翻訳実務相談室

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◇┳仕事のタイミング-投稿者:WL(4/8-09:40)No.4292
 ┗┳Re:仕事のタイミング-投稿者:どんまい(4/8-10:45)No.4293
  ┗┳Re:仕事のタイミング-投稿者:カツラ(4/8-13:46)No.4294
   ┗━Re:仕事のタイミング-投稿者:WL(4/9-11:47)No.4295


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仕事のタイミングWL 42924/8-09:40

みなさん、こんにちは。
今日は、仕事を引き受けるタイミングについてお付き合いください。

翻訳者(自分)が仕事の打診を受けてスケジュールを空けておいて
も、原稿の送付が半月以上も遅れることがありませんか? 待機期間
中もその翻訳会社(A社)から「原稿の送付が遅れています」などの連
絡もないので、何度かこちらから例の仕事はどうなっているのか確認
の連絡を試みますが、待機している時はもちろん無収入状態。翻訳会
社とエンドユーザーの事情があるのは、経験上理解しているつもりで
すが、待っている時は多かれ少なかれ焦りを感じます。

で、本題なのですが、前述の状態が数回あったので、A社からある仕事
を4月5日から始めるはずだったにもかかわらず、別の会社(B社)の仕
事を先に入れてしまい、A社には納期を延ばしてもらうようお願いしま
した。不運なことにこのときだけは、原稿が指定日にしっかり届いた
ようで、結果的にA社の仕事は他の翻訳者へ依頼されました。エージェ
ントの担当者には悪印象を与えてしまったと思います。B社の仕事を請
ける前に、A社に連絡して尋ねてみるべきだったのでしょうか?

翻訳業を数年やっていますが、繁忙期は特に複数エージェントとのバ
ランスがいまだ取れません。無収入になると死活問題になるので、な
るべく「早いもの順」で仕事を受けています。「仕事の打診を請け
る」時点と「原稿が届く」時点のどちらを基準に複数のエージェント
からの仕事を引き受ければいいのでしょう?こう考えると、仕事を依
頼される側というのは、立場が弱いなと感じてしまいます。

よければ、皆さんのご経験やエピソードなどもお聞かせください。



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Re:仕事のタイミングどんまい 42934/8-10:45
 記事番号4292へのコメント

WLさん、こんにちは。

仕事を請けても、なかなかスタートしないケースはぼくもよくありま
す。

約束の日を4〜5日過ぎても連絡が無ければ、先方(A社)へ問合せて状況
を確認しますし、その間に別の打診(B社)があれば、先に約束したエー
ジェント(A社)に連絡して、相談します。

いくら先方の都合でスタートが遅れているとはいえ、連絡しないで予定
をふさいでしまうのは、まずいと思います。

相談した結果、A社の仕事が請けられなくなったこともありましたが、
それはしょうがないとA社も理解してくれましたし、それで取引関係が
壊れたこともありませんでした。

「仕事の打診を請ける」時点と「原稿が届く」時点のどちらを優先する
かといえば、そりゃもちろん「原稿が届く」時点ですが、取引を継続さ
せるためには、前者に対しても配慮するように心がけています。


簡単かもしれませんが、ご参考までに

どんまい。


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Re:仕事のタイミングカツラ E-mail 42944/8-13:46
 記事番号4293へのコメント

WLさん、こんにちは。

 私もそういうことはよくあります。翻訳会社が言ってくる「予定」は「未
定」である確率が高いので、その時点で手がすいていれば、基本的にほかの仕
事を請けるようにしています。

 ご指摘のように仕事が重なったときが悲惨で、私の場合、昨年の11月から今
年の2月がまさにそうでした。どう乗り切ったかといいますと、

- 他の案件を請けているとは言わずに、分量が多い、内容が複雑、風邪を引
いた等の理由を述べて、なるべく締め切りを後にずらしてもらう

- 先方が認めてくれる場合は分納で対応した

- 毎日16時間くらい仕事をした(大晦日も正月もありませんでした:カミさ
んからは大顰蹙)

- 一部は知り合いに下訳を依頼した

です。
 いくつかの大物を納品してピークを超えた瞬間は、さすがに集中力が緩ん
で、本当に体調を崩してしまいました。

 答えになってないかも知れませんが、仕事はできるだけ請ける、あとは力仕
事で頑張る、が私の「事業方針」です。

カツラ


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Re:仕事のタイミングWL 42954/9-11:47
 記事番号4294へのコメント

どんまいさん、カツラさん、ありがとうございます。


お二人のやり方に多少の違いがあるにしろ、4月5日からのスケジュールを
A社への断りもなくふさいでしまったのは失敗だったと思いました。この
レベルは、翻訳者としてではなく、社会人としてのマナーなんですが、
仕事に追われて平常心を欠いており、つい......。

もっと低姿勢で望まないと、一流の職人にはなれませんね。

お二人とも励ましのお言葉など、ほんとうにありがとうございました。
お互い、いい仕事をしていきましょう。