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◇┳平均的な生産量-投稿者:かずえ(1/28-06:16)No.569
 ┗┳Re:平均的な生産量-投稿者:ペトロシアン(1/28-14:04)No.572
  ┗┳ペトロシアンさんへ-投稿者:かずえ(1/29-05:51)No.574
   ┗┳Re:ペトロシアンさんへ-投稿者:ペトロシアン(2/2-01:16)No.588
    ┗━Re:ペトロシアンさんへ-投稿者:かずえ(2/5-02:39)No.596


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平均的な生産量かずえ 5691/28-06:16

プロの翻訳家の方は
一日平均どのくらいの量を訳すことが出来るんでしょうか?

私は某翻訳会社一社に登録でき、そちらから
時折お仕事の依頼を受けます。
そして相手が指定する期間内の生産量を聞かれて
正直に答えるのですが、私より生産量の多い方に
仕事を取られてしまい(当然ですが)、
未だに仕事を任せてもらえない状態が続いています。

このような競争に勝つには一日どの程度
こなせるようになれば良いのでしょうか?
どなたか教えて下さい。

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Re:平均的な生産量ペトロシアン 5721/28-14:04
 記事番号569へのコメント

こんにちは。

僕はソフトウェア関連企業で翻訳(英→日のみ)を担当しています。
まだまだ修行中の未熟者ですが、よろしくお願いしますね(^^)。

さて、「プロは一日平均どのくらいの量を訳せるか」とのことですが、
分野や難易度によっても異なるので、一概に言えないものと思います。

なお、ご参考までに申し上げると、勤務先での目安は「2000ワード/日」
です。外注の方にお願いする場合、これが最低ラインとも聞いています。

では、ご自分がそれほど速くない場合にはどうするか?

1)発注側の希望する期間に終わるように、多少の無理を承知で引き受ける。

※たとえば、8時間/日のペースでは終わらない仕事を10時間/日で処理。

2)定評のある翻訳支援ツール(たとえばTrados)を活用してスピード
アップする。

※Tradosに限らず、原文・訳文のファイルから作成した対訳データベース
があるとかなり違うはず。

1)については、仕事を確保するためにはやむをえないかもしれません。
2)については業界の趨勢とも言えるので、お試しになってはいかがで
しょうか?うちの会社でもTradosは標準ツールとなっており、それに
習熟した外注翻訳者は有利だと思いますね。

以上、かずえさんの専門分野を存じ上げないので、とりあえず技術系の
翻訳と仮定して意見を述べさせていただきました。多少なりともお役に
立てば幸いです。


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ペトロシアンさんへかずえ 5741/29-05:51
 記事番号572へのコメント

コメント有難う御座いました。

ところでペトロシアンさんのおっしゃる、

>2)定評のある翻訳支援ツール(たとえばTrados)を活用してスピード
>アップする。
>※Tradosに限らず、原文・訳文のファイルから作成した対訳データベース
>があるとかなり違うはず。

この 翻訳支援ツール、ならびに原文・訳文のファイルから作成した
対訳データベースとは具体的にどういうものなんでしょうか??(^^;)

私が持っている翻訳ソフトは翻訳アダプタUCROSS ROADで、
はっきり言って使い物になりません。他の人も翻訳ソフトは役立たずと
言っているのを聞いたこともあって、私は全く使用していません。
私の専門分野は一応は英日コンピュータですが、翻訳会社からは様々な分野
の翻訳の依頼が来ます。日英も来たりします。

そのTradosは使える翻訳ソフトなんでしょうか?? 
無知ですみません。 
教えて下さい。




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Re:ペトロシアンさんへペトロシアン 5882/2-01:16
 記事番号574へのコメント

どうも、名指しで光栄です(^^;)。
実は休暇を取って、完全にオフラインになっていました。
というわけで、お返事が遅れてすみません。

さて、ご質問の件についてですが…

僕が挙げた「翻訳支援ツール」とは、いわゆる「翻訳ソフト」では
ありません。主として、既存の原文と訳文のペアから作成した
データベースを活用し、訳文を自動的に置換しながら、翻訳の
効率を上げるソフトウェアのことです。

例に挙げたTrados社のツールには、Workbench、Multiterm、WinAlignなどのソフトウェアがあります。同社には他にも各種の
ソフトウェアがありますが、とりあえず上記の3つについて簡単に
紹介します。

詳細についてはhttp://www.trados.co.jpを参照してください。

Workbench

Wordと併用するツール。既存のデータベースに同一または類似
の訳文があると、Wordファイルの該当個所に訳文が自動的に挿
入される。ウィンドウ内に原文の相違点が表示されるので、それ
を見ながら、挿入された訳文を編集。パターン化された手順の多
いマニュアルなどで有効。編集した訳文は、原文とともにデータ
ベースに追加される。

Multiterm

WorkBenchと併用するツール。翻訳中の原文に含まれる単語がMultitermデータベースに登録されていると、その意味が自動的
に表示される。簡単な操作によって、訳語を必要な位置に挿入す
ることも可能。csvファイル形式の用語集をMultiterm形式に変換
するのも簡単。

WinAlign

RTFまたはDoc形式の原文・訳文のファイルを突き合わせて原文
と訳文のペアを生成するツール。なお、原文と訳文の順序が異
なっていたり、複数の文が1文に訳されていたりすると、ペアの組
み合わせがうまくいかない。その場合、実行後の編集画面で原文
と訳文を結ぶ線をマウスで引き直す必要がある。この手間がかか
ることもあるが、正しいペアが出来上がった後は、それをWorkBenchのデータとして一挙に取り込める。

ちなみにWinAlignは、どちらかというと企業で保有することが多い
と思います。個人でお持ちの方がいらっしゃるかどうかは分かり
ません。WorkbenchとMultitermについては、個人ユーザーもい
らっしゃるようですね。

以上、「簡単に紹介」と言いつつ長くなってしまってごめんなさい。
また分からないことがあれば、お聞きください。僕が知っている
範囲のことはお答えしたいと思います。


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Re:ペトロシアンさんへかずえ 5962/5-02:39
 記事番号588へのコメント

ご親切に色々と教えていただきまして
有難う御座いました。
名指しですみませんでした(^^;)。

さっそく活用してみます(^^)。