翻訳なんでも相談室 
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◇┳社内翻訳の環境、これでいいの?-投稿者:みんく(4/26-01:05)No.799
 ┣━Re:社内翻訳の環境、これでいいの?-投稿者:LimaLima(4/26-07:48)No.800
 ┣━やっぱりそれは・・・-投稿者:ヨシコ(4/26-10:54)No.801
 ┣━Re:社内翻訳の環境、これでいいの?-投稿者:AKIRA(4/26-16:15)No.802
 ┗━皆さんありがとうございました-投稿者:みんく(4/28-00:42)No.804


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社内翻訳の環境、これでいいの?みんく 7994/26-01:05

初めて書き込みいたします。

私は現在、ある会社で、主にコレポンの日英翻訳をしています。
内容には技術系のもの、ビジネス系のもの、両方を含んでいます。

今回相談させていただきたいのは、現在の仕事環境のことなのです。
備えつけの辞書は紙の辞書のみで、CD辞書はありません。インター
ネットはありますが、調べものをすることはありません。パソコンで
仕事をしてはいるのですが、マシンのスペックは4〜5年前のもの
です。ソフトのバージョンについても同様です。

私自身は、まだ翻訳そのものの経験は1年ほどしかないのですが、それ
以前から翻訳を仕事にしたくて、いろいろツールや調べものの仕方を
勉強してはいました。ですので、これまで、私の知っていることが役に
立てば・・・と、CD辞書のことや、新型パソコンのこと、インター
ネット検索の方法など、何度か上司(同じ社内で10年以上翻訳をされて
いる方です。)にお話してきたのですが、「そんなの、本当に必要なの?」
「調べものなんてしなくていいから、とにかく英語に訳して。調べたい
んなら、家に帰ってからやれば??」ととりつくシマもありません。
こんなわけで、最近は調べものも一日20分〜30分すればいい方になって
しまいました。しかしこれも、最近やりにくくなっています。

上司は、技術やビジネスの経験豊富、というわけではありませんが、翻訳
については10年以上のキャリアがあるので、これまでのやり方を変える
必要はないと思っているようです。また、私の提言については、まだ経験
1年くらいの翻訳の世界がわかっていない者の夢物語と思っているようで
す。※予算の問題で実現できない、というわけではありません。

最近不安です。
これまで翻訳雑誌や、翻訳学校のセミナーでいろいろな方の話を見聞き
して、効率を上げるために電子化された辞書を使うこと、調べ物をする
こと、専門を持つこと、というのは産業翻訳の上でそんなに特別なこと
ではないと思っていましたが、これは間違いなのでしょうか?

上司の言うように、私の考えは全くの夢物語なのでしょうか?このまま
では上司に負けてしまいそうです(勝ち負けではありませんが、私と
しては上司を説得して環境の改善を実現して行きたいのです)。

みなさんのご意見をいただけませんでしょうか。
よろしくお願いします。






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Re:社内翻訳の環境、これでいいの?LimaLima 8004/26-07:48
 記事番号799へのコメント

みんく さん はじめまして

ご苦労をお察し申し上げます。
私は兼業の翻訳者ですが、ネットによる調査なしで翻訳せよと
いわれると本当に困ります。

CD-ROM辞書やネットを調査に使わなくてもそれなりに
仕事がこなせていらっしゃるということは、相当の実力を
お持ちではないかと拝察します。

環境が整えば、品質と効率の向上が見込まれることと思います。

みんくさんの上司の方にご理解いただくには、活字メディア
の力を借りるということも効果があるかもしれません。世の
中はこういうふうに動いているということをご理解いただく
材料になると思います。

http://www.babel.co.jp/press/honse/rinzou.htm
電脳翻訳術 翻訳データブック2000 (定価1,680円/好評発売中!)
・「だからコンピュータを味方にしなきゃ!翻訳業界の新しい
動きをキャッチ」
・「達人に聞く電子リファレンス虎の巻」
ほか

http://www.babel.co.jp/press/presstop.htm
月刊「翻訳の世界」は6月から『eとらんす』と名前が変わります。

(「翻訳の世界」というタイトルは一種のブランドになっていま
したのでかなり思いきった変革をするのだと感じました。)

会社員をXX年経験した立場から申しますと、上司の立場、面子、
その他を傷つけないように働きかけるということが重要でちょっと
難しいところです。

他のかたからのコメントを大歓迎いたします。


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やっぱりそれは・・・ヨシコ 8014/26-10:54
 記事番号799へのコメント

みんくさんは No.799「社内翻訳の環境、これでいいの?」で書きました。

私は翻訳会社にいた経験があるので、参考になればいいなと思って書いています。
作業についての疑問はどんどん言ってみた方がいいと思います。
私の会社のコーディネーターは「作業者しかわからない問題」をどんどん吸収して
いってくれる人だったので、入社した当初から比べると比較もならない程、物理的
な面で改善されていきました。そういう会議も開いてくれました。他の翻訳会社か
ら転職してきた人が「前の会社では作業がとてもつらかった」とうちの会社の改善
された作業環境に感動しておりました。
ただ、みんくさんの場合、上司も同じ作業者(翻訳者)だから難しい面もあります
ね。私もそういう問題はすごく疑問に感じてしまう方なので、よくわかります。


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Re:社内翻訳の環境、これでいいの?AKIRA 8024/26-16:15
 記事番号799へのコメント


はじめまして。
新米翻訳者のAKIRAと申します。
私は以前、某メーカーに勤めていましたが、そのときの翻訳担当の方は、インター
ネットや電子辞書などはほとんど使っておられませんでした(何年か前のことなの
で、多少状況が変わっているとは思いますが)。
その方の場合は、自社製品に関する文書や日常的なビジネス文書の翻訳をメインに
やられていましたので、製品に関することは担当の社員に聞けばわかりますし、ビ
ジネス文書に関しても、キャリアの長い上司に聞けば大体解決できていたようで
す。
フリー翻訳者の場合は、詳しくない分野の翻訳を頼まれることも多いですし、まわ
りに教えてくれる人もいないので、全て自力で調べるしかないわけですが、社内翻
訳者の場合は、ある意味でまわりに専門家がたくさんいるわけなので、フリー翻訳
者とは求められるものが違うように思います。絶対に必要と決め付けないで、会社
の状況や必要性に応じて、徐々に新しいものを取り入れるよう提案していけばよい
のではないでしょうか。


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皆さんありがとうございましたみんく 8044/28-00:42
 記事番号799へのコメント

LimaLimaさん、ヨシコさん、AKIRAさん、コメントありがとうございます。

皆さんのコメントのおかげで、これからも上司に掛け合っていこう!という
気持ちになれました。もちろん上司のことを否定するわけではなく、最近は
いろいろ面白いツールが出ているから、使うとこんな風に役に立ちますよ・・・
という感じで、攻略していこうと思います。

AKIRAさんからのご指摘にあったように、社内翻訳は確かに在宅翻訳と違って、
すぐに原稿を作成した人に不明点を確認することが出来るのですが、これを
CD-ROM辞書やインターネットによる調査に置き換えるのではなく、更に効率・
品質を向上させるためにCD-ROM辞書やインターネットを利用出来ればいいなと
思っています。

余談ですが、、、社内翻訳を一年やってみて、「聞けば教えてもらえる」という
ことのメリット・デメリットらしきものがわかってきました。実物や資料を見な
がら詳しく学ぶチャンスがある反面、「何でも聞けばいいから」と割り切って、
自分で勉強しないで済ますことも可能です。私にとっては前者はメリット、後者は
デメリットなのですが、逆の価値観を持っている方々もいらっしゃいます(←批判
するつもりはありません)ので、気を遣うことが多いです。

それでは、最後にもう一度、皆さん、ありがとうございました。