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◇┳「かしめ」について-投稿者:ばじる(7/11-10:41)No.1457
 ┣┳Re:「かしめ」について-投稿者:MO(7/11-11:03)No.1458
 ┃┗━Re:「かしめ」について-投稿者:ばじる(7/12-13:35)No.1472
 ┗┳Re:「かしめ」について-投稿者:天晴(7/15-18:43)No.1498
  ┗┳Re:「かしめ」について-投稿者:ばじる(7/16-13:40)No.1505
   ┗┳Re:「かしめ」について-投稿者:天晴(7/16-19:36)No.1511
    ┗━Re:「かしめ」について-投稿者:ばじる(7/17-10:09)No.1519


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「かしめ」についてばじる 14577/11-10:41

電子部品、スピーカのパーツ等の翻訳でよく「かしめ」「かしめる」がでて
きますが、だいたいのイメージで crimpをよく使っています。辞書には下の
用語がでていますが、下記のような理解でよいのでしょうか? 海野さんの
実用英語辞典の説明も詳しいのですが、作業自体を目で見たことが無いので
やはりいざ用語を使うとなるといつも不安です。それぞれイメージが浮かぶ
ようなご説明をお待ちしております。

caulk:充填剤を使用
crimp:金属同士の圧着
rivet:くぎ、ピン状のものを使用する

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Re:「かしめ」についてMO 14587/11-11:03
 記事番号1457へのコメント

ばじるさん こんにちは
 
私は特許翻訳をやっているのですが、「「かしめ」という言葉がしょっちゅう出て
きます。下記の特許庁の検索コーナーでたくさん使用例が出てきますよ。
和文抄録で「かしめ」の出てくるものを検索し、その番号で英文抄録を検索してく
ださい。それに対応した英文が見られます。きっとお探しの英訳が見つかります。

http://www.ipdl.jpo-miti.go.jp/Tokujitu/tokujitu.htm


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Re:「かしめ」についてばじる 14727/12-13:35
 記事番号1458へのコメント

MOさんは No.1458「Re:「かしめ」について」で書きました。
>ばじるさん こんにちは
> 
>私は特許翻訳をやっているのですが、「「かしめ」という言葉がしょっちゅう出て
>きます。下記の特許庁の検索コーナーでたくさん使用例が出てきますよ。
>和文抄録で「かしめ」の出てくるものを検索し、その番号で英文抄録を検索してく
>ださい。それに対応した英文が見られます。きっとお探しの英訳が見つかります。
>
>http://www.ipdl.jpo-miti.go.jp/Tokujitu/tokujitu.htm
>
MOさんありがとうございました。お気に入りに登録しました。便利です。
さっそく検索してみたところ、意外によくcaulkが使われていました。特に充填剤の使用に
限られるものでもないことがわかりました。clampを使用しているものもあり、ひとくちに
「かしめ」といっても実際の作業内容によって用語もかえていく、ということですね。ま
た、その都度悩むことにします。ありがとうございました。


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Re:「かしめ」について天晴 14987/15-18:43
 記事番号1457へのコメント

ばじるさんは No.1457「「かしめ」について」で書きました。
>電子部品、スピーカのパーツ等の翻訳でよく「かしめ」「かしめる」がでて
>きますが、だいたいのイメージで crimpをよく使っています。辞書には下の
>用語がでていますが、下記のような理解でよいのでしょうか? 海野さんの
>実用英語辞典の説明も詳しいのですが、作業自体を目で見たことが無いので
>やはりいざ用語を使うとなるといつも不安です。それぞれイメージが浮かぶ
>ようなご説明をお待ちしております。
>
>caulk:充填剤を使用
>crimp:金属同士の圧着
>rivet:くぎ、ピン状のものを使用する

造船所でアメリカ製の電子機器据え付け工事やってました。

電線の絶縁被覆を除去すると金属の芯線が露出します。その先端に
丸穴が開いた金属端子を圧着して端子盤にネジ止めしたりします。

その時使う工具を圧着工具(Crimping Tool)と呼称します。
Crimping Tool本体に取り付ける交換式の圧着体を Die と呼称します。
Caulking Material は防水区画に使用する多芯線電線の中に充填される
防水材の事です。アメリカのレイケム製の電線では粘土みたいな材料が
充填されています。

Rivetは はとめ と言って今はあまり使わない工法ですが
昔は端子板に金属端子を圧着する時用いた工法です。それから
電気溶接が普及する前に鉄板と鉄板を接続する工法として
造船所やボイラー工場で採用されていました。


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Re:「かしめ」についてばじる 15057/16-13:40
 記事番号1498へのコメント

天晴さん、詳しいご説明ありがとうございました。
天晴さんのご説明から、大体、これまでの理解ははずれていなかったと思いました。
わたくしの翻訳ではほとんどが「リード線をかしめる」や「(金属のパーツ)を(別の
金属のパーツ)にかしめる」というかんじででてきますのでやはり「crimp」でよいとい
うことでしょうか。
「はとめ」も時々でてきますが辞書どおり(35万語など)に「eyelet」を使っていま
した。このeyeletとrivetは同じものなのでしょうか?
また、お時間がおありでしたら教えてください。


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Re:「かしめ」について天晴 15117/16-19:36
 記事番号1505へのコメント


はとめとは、接着しようとする2枚の板状材料に孔を開けてそこに
環状の金属片を貫通/挿入させた後、圧着工具で環状金属を加圧すると、金属が
圧力に負けて孔の外側に広がって潰れます。そうすると板状の材料は
この環状金属によって接着された状態になります。こう言う接着工法を
はとめと言います。

Rivet止め、Rivet打ちとは、接着しようとする2枚の板状材料に孔を開けて
そこにRivetと呼称されるTの字型の金属片を貫通/挿入させた後、Rivetの頭
に金床を当てて、反対側の板から飛び出たrivetの一部をハンマーで叩くと
そこが潰れて外側に広がりT型から上下が広がったIの字型に変形します。
そうすると板状の材料はRivetによって接着された状態になります。
こう言う接着工法をRivet止め、Rivet打ちと言います。

現在では電気溶接が一般的で、Rivet打ちはあまり使わない工法です。
しかしアルミの構造体を鉄の基礎体に半永久的に固定する時などは
Rivet止めしたり大口径のボルトナットで固定する事は有ります。

場合によって違いますが、一般的には「はとめ」>eyletの方が誤解が
無いと思います。


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Re:「かしめ」についてばじる 15197/17-10:09
 記事番号1511へのコメント

ありがとうございました。基本的にリベットとはとめは異なる、ということですね。
日本語の辞典で混同している場合もあるでしょうが、訳語は使い分けることにします。
大変勉強になりました。またよろしくおねがいします。