教えて--みなさんのお知恵拝借
メール配信サービスを開始 停止 e-mailアドレス

[記事表示に戻る] [ツリートップの表示に戻る]

◇┳tariff flexibility-投稿者:佐藤信彦(8/23-13:42)No.4602
 ┣┳Re:tariff flexibility-投稿者:藤岡 裕(8/23-14:03)No.4603
 ┃┗┳Re:tariff flexibility-投稿者:kyotag(8/23-14:20)No.4605
 ┃ ┗━Re:tariff flexibility-投稿者:特許翻訳者(8/23-14:48)No.4606
 ┣┳Re:tariff flexibility-投稿者:特許翻訳者(8/23-14:12)No.4604
 ┃┗┳>>This enables both deferring of capital equipment-投稿者:kyotag(8/23-14:59)No.4608
 ┃ ┗━Re:>>This enables both deferring of capital equipment-投稿者:特許翻訳者(8/23-15:14)No.4611
 ┗━Re:tariff flexibility-投稿者:佐藤信彦(8/23-21:16)No.4615


トップに戻る
tariff flexibility佐藤信彦 E-mail URL46028/23-13:42

佐藤信彦です。

"tariff flexibility"という表現について質問させてください。

先ほどこちらで質問させていただいたものと同じく、ダウンロード
に要する時間を短縮できる、というソフトウェアに関する文書を翻
訳しています。今回の表現は、そのソフトウェアを使用することで
ネットワーク業者はユーザを満足させることができ、その結果、業
者にもさまざまなメリットがある、という文脈で使用されています。

具体的には次のような文章です。1文目の"AAA enhanced BBB"は、
AAAがソフトウェア名称で、AAAを使用することでネットワーク業者
が提供するBBBというサービスを強化する、といった意味です。問
題の"tariff flexibility"は2文目の最後にあります。ちなみに、1
文目は箇条書きの項目であるためか、若干文法上の問題があります。

Cost savings for the service provider of the AAA
enhanced BBB service derived from more effective
bandwidth utilisation. This enables both deferring
of capital equipment and tariff flexibility.

2文目の言わんとしていることは、「(バンド幅を有効活用できると
いう)この結果、(業者は)資本設備の使用を延長し、tariff
flexibilityを可能にできる。」ということでしょうか。また
"tariff flexibility"とは、その業者が提供するサービスの料金に
柔軟性を持たせる、ということになりますでしょうか。

"tariff"を調べると真っ先に「関税」と出てきますが、この場合は
顧客相手の内容なので「料金」という解釈でよろしいでしょうか。

トップに戻る
Re:tariff flexibility藤岡 裕 URL46038/23-14:03
 記事番号4602へのコメント

佐藤信彦さんは No.4602「tariff flexibility」で書きました。

>"tariff"を調べると真っ先に「関税」と出てきますが、この場合は
>顧客相手の内容なので「料金」という解釈でよろしいでしょうか。

その通りだと思います。インターネット用語として「タリフ」を使用している
ケースがかなりあります。

検索してみてください。



トップに戻る
Re:tariff flexibilitykyotag 46058/23-14:20
 記事番号4603へのコメント


>>"tariff"を調べると真っ先に「関税」と出てきますが、この場合は
>>顧客相手の内容なので「料金」という解釈でよろしいでしょうか。
>
>その通りだと思います。インターネット用語として「タリフ」を使用している
>ケースがかなりあります。

こんにちは、
私も皆さんのおっしゃるとおりだとおもいます。プロバイダは一つの設備から複数のバン
ド幅を有効に顧客に割り当てられますから、それぞれに柔軟な「料金(体系の)設定」が可
能となるビジネスメリットがあります。タリフというと、「料金」そのものよりも「料金
体系」というような意味合いで使われることが多いような気がしますが、ご検討ください。

これは、特に現在インターネット・バブルがはじけて資金繰りが悪化し、新規設備投資を
制限せざるを得ないテレコム(含むインターネット)・プロバイダにとっては大きなメリ
ットですよね。

kyotag


トップに戻る
Re:tariff flexibility特許翻訳者 46068/23-14:48
 記事番号4605へのコメント

kyotagさんは No.4605「Re:tariff flexibility」で書きました。

> タリフというと、「料金」そのものよりも「料金
>体系」というような意味合いで使われることが多いような気がしますが、ご検討ください。

手元の英英辞書(Merrian-Webster)には、tariff -- 2. a schedule of rates or charges of
a business or a public utilityとあります。まさに、料金体系ですよね。

藤岡さんやkyotagさんがご指摘のように「タリフ」という日本語が使われているのですね。勉強にな
りました。


トップに戻る
Re:tariff flexibility特許翻訳者 46048/23-14:12
 記事番号4602へのコメント

佐藤信彦さんは No.4602「tariff flexibility」で書きました。

>"tariff flexibility"という表現について質問させてください。
>
> Cost savings for the service provider of the AAA
> enhanced BBB service derived from more effective
> bandwidth utilisation. This enables both deferring
> of capital equipment and tariff flexibility.
>
>2文目の言わんとしていることは、「(バンド幅を有効活用できると
>いう)この結果、(業者は)資本設備の使用を延長し、tariff
>flexibilityを可能にできる。」ということでしょうか。

断言はできませんが、deferringは、通常、「支払い(や、その他いやなこと)をず
るずる遅らす」という意味だと思うので、資本設備の使用を延長するのではなく、資
本設備の購入自体を遅らせる、という意味にも聞こえます。でも、この手の分野の話
には疎いので間違ってるかな。

tariff flexibilityは、私も、この文脈では、「関税」ではなく、「料金体系をフレ
キシブルにできる」程度の意味だと思います。

ご参考までに。


トップに戻る
>>This enables both deferring of capital equipmentkyotag 46088/23-14:59
 記事番号4604へのコメント

>>This enables both deferring of capital equipment and tariff flexibility.
>>
>断言はできませんが、deferringは、通常、「支払い(や、その他いやなこと)をず
>るずる遅らす」という意味だと思うので、資本設備の使用を延長するのではなく、資
>本設備の購入自体を遅らせる、という意味にも聞こえます。でも、この手の分野の話
>には疎いので間違ってるかな。

こんにちは。特許翻訳者さんと同じタイミングで前のコメントを付けていたようです。失礼し
ました。

英文で、bothのあと、並立するはずの deferring of capital equipment とtariff
flexibilityが文法上きれいな対になっていないことなど、英語の方がちょっと気になるので
すが、それはともかくとして、直接的な意味としては、私も 特許翻訳者さんの「deferring
of capital EXPENDITURE」説を支持します。でも、これは鶏と卵の関係で、「設備の使用を
延長」するから「設備投資が後延ばしできる」ということになるんですよね。

客先へのプレゼンなどでは、「XXの機能を追加することにより、現在の設備をそのまま使い
つつYYYが実現しますので、設備投資を後延ばしにできます。」と決まり文句のようになっ
ています。でも、在米のテレコム会社でマーケティングの資料は毎日のように見ていました
が、deferring of capital equipmentという表現は、初めてみました・・・。

また、Capital Equipmentという概念が、会計学上存在するかどうかも疑問なんですが。
Equipmentは、すでにCapitalizeされているからEquipmentなわけですよね。確か、日本で
も20万円以上(うろ覚え?)の物を購入した場合、資本としてCapitalizeされる(つまり、
Assetに計上され、減価償却される)のではなかったでしょうか?やはりCapital
Expenditure の誤植では、と思うのですがいかがでしょう(自信はあまりありませんが)。御
専門の方にご教示いただけましたらありがたいです。

kyotag


トップに戻る
Re:>>This enables both deferring of capital equipment特許翻訳者 46118/23-15:14
 記事番号4608へのコメント

kyotagさんは No.4608「>>This enables both deferring of capital equipment」で書きまし
た。

>>>This enables both deferring of capital equipment and tariff flexibility.
>
>英文で、bothのあと、並立するはずの deferring of capital equipment とtariff
>flexibilityが文法上きれいな対になっていないことなど、英語の方がちょっと気になるので
>すが、

日本語でも英語でも書き方のスタイルの個人差があるしなんとも言えないのですが、個人的には、both
の後はきれいに名詞が2個ならんでいると思いますし、この1文は、名詞表現(deferring of..と
tariff flexibility)をうまく使った、いかにも「英語らしい」文だなぁ、と思いました(こういう名
詞句を日本語にするときに、うまく動詞句に言い換えられると、翻訳者としてちょっとした快感を覚え
ません?)。あくまで個人的な意見ですが。

それと、佐藤さんは1文目:
Cost savings for the service provider of the AAA enhanced BBB service derived from
more effective bandwidth utilisation.
にも懸念を示されていましたが、私は、derive fromを動詞にした普通の(これまた英語らしい)文だ
と思いました。


トップに戻る
Re:tariff flexibility佐藤信彦 E-mail URL46158/23-21:16
 記事番号4602へのコメント

佐藤信彦です。

いろいろなアドバイスをしてくださりありがとうございました。

みなさんの意見を参考に、

「その結果、新規の設備投資を延期し、柔軟な料金体系を
設定できるようになります。」

として提出いたしました。

前半の"deferring of captal equipment"は何気なくニュアンスを
掴んでいたものの、「資本設備の使用を延長する」と「新たな資本
設備の購入を遅らせるのか」では見方がまったく異なりますね。指
摘されて気がつきました。kyotagさんが書かれていたように、鶏と
卵の関係で最終的には同じことが導かれる文章ですが、この文章だ
けだと前者なのか後者なのか判断に迷いますね。

「"capital expenditure"の誤植では?」というご意見もありました
が、原文にははっきり"capital equipment"とありました。この2つ
の単語を誤植するとは考えにくいですね。本件の文書はソフトウェ
アのプロモーションを主題にしているものでしたので、会計用語面
は不正確なのかもしれません。

また特許翻訳者さんが指摘してくださったように、名詞をうまく活
用している英語らしい表現ですね。僕の場合英語の読み込みがまだ
まだ不足しているためか、名詞を利用した表現に出会うといつも頭
を悩ませています。すっきり理解できて、動詞中心の自然な日本語
が浮かんだ時は密かにニヤニヤしています:-)