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◇┳引用文の定訳 or 解釈-投稿者:ケンケン(2/20-11:38)No.5417
 ┣┳Re:引用文の定訳 or 解釈-投稿者:shigechri(2/20-20:51)No.5420
 ┃┗━Re:引用文の定訳 or 解釈-投稿者:ケンケン(2/21-00:58)No.5424
 ┗┳Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)-投稿者:nico(2/20-22:23)No.5422
  ┗┳Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)-投稿者:ケンケン(2/21-01:09)No.5425
   ┗━Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)-投稿者:nico(2/21-20:35)No.5436


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引用文の定訳 or 解釈ケンケン 54172/20-11:38

みなさま、初めまして。
目下、製品開発プロセスの品質改善に関するプレゼンテーション資料を
訳しています。
その中で、エドワード・デミングとオスカー・ワイルドの言葉が引用さ
れているのですが、ネットでかなり検索しても日本語訳が見つかりませ
ん。英文のサイトでは多数引用されているので有名なものに違いありま
せんが、お恥ずかしいことに知りません。
どなたか定訳をご存知でしたらぜひお教えください。

また、もし定訳がない場合は次のような解釈・訳文でよいかどうか、ご
意見をお願いします。

デミング:「In God we trust, all others bring data.」
(拙訳)我らは神を信じ、そうでないものはデータを持ち出す。
訳している原文には、この一文について拠り所となる記述はありませ
ん。デミング博士は「データはあくまでも品質の現状を知る手段にすぎ
ず、実際に品質を改善するのは従業員だ」という趣旨でデータ偏重主義
を戒めていたようなので、こう解釈したのですが誤訳かもしれないと不
安です。

ワイルド:「Nowadays, people know the cost of everything and
the value of nothing.」
(拙訳)昨今の人々は、あらゆるものの原価を知っているが、真価につ
いてはまったく分からない。⇒昨今の人々はあらゆるものの原価ばかり
を取り沙汰するが、最終的な価値を見極める目をもたない。
ちょっとあさっての方角に暴走しすぎでしょうか。。。

どうかどうか、よろしくお願いします。


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Re:引用文の定訳 or 解釈shigechri 54202/20-20:51
 記事番号5417へのコメント

>ワイルド:「Nowadays, people know the cost of everything and
>the value of nothing.」

もっとうまい検索方法があると思いますが、とりあえず
Googleで「value nothing オスカー ワイルド」で
検索すると、幾つかの「訳」の例が見つかります。
どれが良いかは貴方次第のように感じました。

お役に立てば。


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Re:引用文の定訳 or 解釈ケンケン 54242/21-00:58
 記事番号5420へのコメント

shigechriさんは No.5420「Re:引用文の定訳 or 解釈」で書きました。
>>ワイルド:「Nowadays, people know the cost of everything and
>>the value of nothing.」
>
>もっとうまい検索方法があると思いますが、とりあえず
>Googleで「value nothing オスカー ワイルド」で
>検索すると、幾つかの「訳」の例が見つかります。
>どれが良いかは貴方次第のように感じました。
>
>お役に立てば。

shigechriさん、お忙しい中をありがとうございました。
検索時のキーワードの選び方も勉強になりました。

納期に追われ図書館にもまともな本屋にも往復するだけで2時間かかるた
め、万策尽きたと頭を抱えていたところでしたが、おかげさまで何とかな
りそうです。本当にありがとうございました。


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Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)nico 54222/20-22:23
 記事番号5417へのコメント

ケンケンさま、みなさまこんにちは。

ケンケンさんは No.5417「引用文の定訳 or 解釈」で書きました。

>デミング:「In God we trust, all others bring data.」
>(拙訳)我らは神を信じ、そうでないものはデータを持ち出す。
>訳している原文には、この一文について拠り所となる記述はありませ
>ん。デミング博士は「データはあくまでも品質の現状を知る手段にすぎ
>ず、実際に品質を改善するのは従業員だ」という趣旨でデータ偏重主義
>を戒めていたようなので、こう解釈したのですが誤訳かもしれないと不
>安です。


以前、品質管理の勉強をしたときに「デミング=統計的品質管理手法」
と習ったような記憶があります(うろ覚えですが)。

引用文を検索しますと、

In God we trust, all others must bring data
In God we trust, eveyone else must provide data

としている例もあるようです。

推測ですが、E. Deming の文は、
「神は信用する。しかし、神以外の者は、データを持ってこないと
信用しないぞ。」
という意味には解釈できないでしょうか。

ケンケンさまのご意見と正反対になってしまうので気がかりですが...




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Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)ケンケン 54252/21-01:09
 記事番号5422へのコメント

nicoさんは No.5422「Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)」で書きました。
>以前、品質管理の勉強をしたときに「デミング=統計的品質管理手法」
>と習ったような記憶があります(うろ覚えですが)。
>引用文を検索しますと、
>
>In God we trust, all others must bring data
>In God we trust, eveyone else must provide data
>
>としている例もあるようです。
>
>推測ですが、E. Deming の文は、
>「神は信用する。しかし、神以外の者は、データを持ってこないと
>信用しないぞ。」
>という意味には解釈できないでしょうか。
>
>ケンケンさまのご意見と正反対になってしまうので気がかりですが...

nicoさん、お忙しい中をありがとうございます。
まったく目からウロコ、という言葉しか浮かびません。
もともと自分の解釈に自信がなかったので、「eveyone else must provide
data」という言い回しも併読した途端、nicoさんの解釈こそ的を射ていると確
信してしまいました。危うく誤訳をやらかすところでした。本当にありがとう
ございます。

原典ではこの引用文が小さな文字で記載され、その横に数倍大きいフォントで
著者の主張「Process improvement should be done to help the business—
not for its own sake.」が載っているのですが、双方の関連性にばかり気を
取られて全体の流れを見過ごしていたようです。
確かに、それ以前のページでは実績データや経験則がいかに重要かが説かれて
いました。

それから、shigechriさんから教えて頂いた方法で検索すると、ワイルドのほ
うも原文の言い回しが異なる例が何通りも見つかり、ニュアンスがより明確に
なりました。こうしたことはよくあるのでしょうか?
とにかく、キーワードの選び方のほうも未熟だったようです。

nicoさん、shigechriさん、助けていただいてありがとうございました。
今から何とかやってみます。








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Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)nico 54362/21-20:35
 記事番号5425へのコメント

ケンケンさま、みなさまこんにちは。

ケンケンさんは No.5425「Re:引用文の定訳 or 解釈 (Deming)」で書きました。

>原典ではこの引用文が小さな文字で記載され、その横に数倍大きい
>フォントで著者の主張「Process improvement should be done to
>help the business; not for its own sake.」が載っているのですが、
>双方の関連性にばかり気を取られて全体の流れを見過ごしていたよう
>です。確かに、それ以前のページでは実績データや経験則がいかに
>重要かが説かれていました。


そうでしたか。話の前後がつながるといいですね。
(実は私も心配しておりました。)

データの重要性を説いた上で、そのデータを如何に現場で活用し、品
質を向上させるかを述べる、という具合に後のページが続いてくれれ
ば好都合ですね...

もうお調べになったかもしれませんが、Deming's 14 Points という
マネジメントの掟、のようなものがありました。
(ケンケンさんの訳されている引用文と同じ著書に書かれているらしい
ですよ)その中に、次のような文言があります。

11a. Eliminate work standards (quotas) on the factory floor.
   Substitute leadership.

11b. Eliminate management by objective. Eliminate management
by numbers, numerical goals. Substitute leadership.

これが、ケンケンさんのおっしゃっていた「数値主義への戒め」な
のかな? と思いました。
(でも、データ偏重主義への戒め、ですと、これではないような気も
するし、ちょっと自信がありません...)
それと、

14. Put everybody in the company to work to accomplish the
  transformation. The transformation is everybody's job.

これが「品質を改善するのは従業員である」に当たるのではないで
しょうか。

4. End the practice of awarding business on the basis of price
  tag. Instead, minimize total cost. Move toward a single
supplier for any one item, on a long-term relationship of
loyalty and trust.

これが、オスカー・ワイルドなのかな、という気がしました。

http://deming.eng.clemson.edu/pub/den/deming_philosophy.htm

面白そうなお仕事で羨ましいです...