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◇┳訴訟手続関連-投稿者:Haphap(3/17-22:00)No.5550
 ┗┳Re:訴訟手続関連-投稿者:Takacjo(3/19-00:28)No.5562
  ┗━ありがとうございました-投稿者:Haphap(3/19-08:39)No.5567


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訴訟手続関連Haphap 55503/17-22:00

皆さんこんにちは。

現在、裁判手続関連の英訳をしております。
そこに抽象的概念が出てくるのですが、
これについてなんと表現していいか定かでありません。
手持ちの法律関連の辞書にもなく、
Geogleで検索してもうまくいかないので、お知恵を拝借したく
投稿いたしました。

裁判の審理方式で「双方審理主義、公開主義、口頭主義、
直接主義」という言葉が出てきます。
これらはもし、ピタリと言うはまり訳がないならば、
自己で作成してもいい用語なのでしょうか。

基本的な問いかもしれませんが、よろしくお願いいたします。




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Re:訴訟手続関連Takacjo 55623/19-00:28
 記事番号5550へのコメント

Takacjoです。

Haphapさんは No.5550「訴訟手続関連」で書きました。
>
>裁判の審理方式で「双方審理主義、公開主義、口頭主義、
>直接主義」という言葉が出てきます。
>これらはもし、ピタリと言うはまり訳がないならば、
>自己で作成してもいい用語なのでしょうか。
>
>基本的な問いかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
>

これらの用語には、定訳というのはないと思います。ですから、
コンテクストによって最も適切な言葉を作ればよいでしょう。

たしかに、これらの抽象的な訴訟の原則を表す言葉は、法令集
にも、専門用語辞典にも出てこないようですね。

私は、田中英夫「英米法辞典」や伊藤重治郎「増補和英法律
語辞典」最高裁事務総局刑事局監修「法廷通訳ハンドブック」
など、手持ちの辞書に当たりましたが、直接あたるものは、
ありませんでした。

双方審理主義については、特許庁技術懇話会編「特許実務用語
和英辞典」に双方審尋主義としてprinciple of questioning
of both parties と出ています。これは同じものと思います。

公開主義については、principle of public court か open
courtあたりでしょうか。

口頭主義は、principle of oral procesure あたりでしょうが、

直接主義は、principle of direct method などでいいのか、
一寸、何を直接にするのか不明なので、難しいようです。

長谷川俊明「LAWDAS法律英語辞典」に次のような例があります。
直接原因 proximate cause
直接証拠 positive evidence
直接配達 personal service

ですから、直接=direct とはいかないわけです。


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ありがとうございましたHaphap 55673/19-08:39
 記事番号5562へのコメント

Takacjoさん、こんにちは。レスありがとうございました。

>>これらの用語には、定訳というのはないと思います。ですから、
>コンテクストによって最も適切な言葉を作ればよいでしょう。

そうですか、それが結論なのですね。

>>私は、田中英夫「英米法辞典」や伊藤重治郎「増補和英法律
>語辞典」最高裁事務総局刑事局監修「法廷通訳ハンドブック」
>など、手持ちの辞書に当たりましたが、直接あたるものは、
>ありませんでした。

私も英米法辞典に当たりましたが見つかりませんでした。
(この本はわりと抽象的な概念も含まれているので
見つかるかと思ったのですが…)

それぞれの語彙についての詳しい解説ありがとうございました。
助かりました。またなにかございましたらよろしくお願いいたします。