みなさんのお知恵拝借

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◇┳コンクリートの強度試験-投稿者:ひろり(3/10-01:56)No.7630
 ┗┳訂正です。-投稿者:ひろり(3/10-02:00)No.7631
  ┗┳Re:コンクリートの強度試験-投稿者:ウルジッチ(3/10-12:00)No.7632
   ┗━ありがとうございます-投稿者:ひろり(3/10-13:18)No.7633


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コンクリートの強度試験ひろり 76303/10-01:56

はじめまして、ひろりと申します。特許翻訳の初心者です。
コンクリートという初めての分野で(恐らく)基本的なことにつまづいてし
まい、諸先輩方のご教示を仰ぎたく投稿させて頂きました。

コンクリートで円柱形の供試体(同一材料、同一条件で3本)を作製し、
ASTM C39-83Bに従い試験を行っています。具体的な試験方法は記載されてお
らず、結果の表だけが示されており、その項目が
maximum force
corresponding displacement
maximum stress
corresponding strain
となっています。
訳語としてはそれぞれ力の最大値、対応する変位量、最大応力、最大歪み、
を考えています。

この中で理解できないのがまずmaximum forceです。
maximum stressの値に円柱の断面積を乗じるとmaximum forceの絶対値と
なるので最大荷重に対応する値だとは思うのですが、maximum forceの
数値が全て負の値になっている理由がわかりません。
単に伸長方向を正の値、圧縮方向を負の値、と定めているだけなのか、
あるいは圧縮に対し供試体が押し戻す力(抗力)を意味しているのでしょう
か。

さらにわからないのがcorresponding displacementなのですが、
同一原料、同一条件で作製した3つの供試体のうち2つが正の値、1つだけ
が負の値で、絶対値も一桁違っています。
(例えば0.01, -0.5, 0.02というように)
このcorresponding displacementを供試体の長さで除した値が
corresponding strainかとも思ったのですが、
表中のcorresponding strainの値とは一致しません。
しかもcorresponding displacementの値がばらばらなのに、
corresponding strainは似た様な値(例えば0.06, 0.05, 0.06)をとって
います。


訳語が合っていればよいのですが、このマイナスの意味が理解できていない
ことから自信が持てません。


こういった投稿は初めてなので説明がわかりづらいか、あるいは非常に
簡単なことで悩んでいるのかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いします。

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訂正です。ひろり 76313/10-02:00
 記事番号7630へのコメント

corresponding strainの訳を「最大歪み」と書きましたが
「対応する歪み」の間違いでした。申し訳ありません。
納期は木曜の朝イチです。どうぞ宜しくお願いします。


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Re:コンクリートの強度試験ウルジッチ 76323/10-12:00
 記事番号7631へのコメント

こちら、ウルジッチと申します。

訳語はOKだと思います。

>訳語が合っていればよいのですが、このマイナスの意味が理解できていない
>ことから自信が持てません。

応力や荷重ならびに歪の表現には常に方向性がついて回ります。すでに述べていら
っしゃるように引っ張り応力はプラス、圧縮はマイナスという具合に。垂直方向の
荷重で言えば、上向きと下向きで正負の符号が変わります。これらは全て符号に関
する定義の問題である訳ですが。
特許文書のどこかに、例えば図に、何らかの定義がされているのではないでしょう
か。

機械工学分野では一般的に上記のことが言えるかと思います。



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ありがとうございますひろり 76333/10-13:18
 記事番号7632へのコメント

はじめましてウルジッチさん。ご回答を有難うございます。

>応力や荷重ならびに歪の表現には常に方向性がついて回ります。すでに述べていら
>っしゃるように引っ張り応力はプラス、圧縮はマイナスという具合に。垂直方向の
>荷重で言えば、上向きと下向きで正負の符号が変わります。
>機械工学分野では一般的に上記のことが言えるかと思います。

そうでしたか。勉強不足でした。
maximum forceが負でmaximum stressが正の値であることもこれで納得がいきます。

>特許文書のどこかに、例えば図に、何らかの定義がされているのではないでしょう
>か。

The concrete cylinders were tested according to ASTM C39-83B.
の後にすぐに表があるだけで、具体的な試験方法も数値の取扱いにも触れられていませ
ん。
同一出願人の出願を検索しても手掛りになるものはなく、
コンクリートの強度試験について試験方法や具体的な数値を記載している記事を探しても
荷重を負の値で示しているものが見つからなかったので確信が持てませんでした。


しかし変位量については、いずれも圧縮しているはずなのに変位量が正と負のものが
あるので依然、混乱しています。

>訳語はOKだと思います。

それがわかっただけでも大助かりです。
引き続き調べてみます。

有難うございました。