みなさんのお知恵拝借

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◇┳翻訳業務依頼の実情について-投稿者:ぱんだ(10/7-12:55)No.9251
 ┣━Re:翻訳業務依頼の実情について-投稿者:たけだ(10/7-17:26)No.9252
 ┣┳Re:翻訳業務依頼の実情について-投稿者:秋桜(10/7-18:09)No.9253
 ┃┗━Re:翻訳業務依頼の実情について-投稿者:ぱんだ(10/7-22:05)No.9256
 ┗┳Re:翻訳業務依頼の実情について-投稿者:(10/7-21:58)No.9255
  ┣┳Re:翻訳業務依頼の実情について-投稿者:ぱんだ(10/7-22:22)No.9257
  ┃┗━Re:翻訳業務依頼の実情について-投稿者:+-(10/8-05:39)No.9259
  ┗━Re:翻訳業務依頼の実情について-投稿者:たけだ(10/7-22:27)No.9258


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翻訳業務依頼の実情についてぱんだ 925110/7-12:55

中日翻訳(在宅)を始めて約1年になりますぱんだと申します。
医薬関連の翻訳をメインにさせて貰っています。まだまだ未熟で不安だらけの新米ですが、宜しくお願いします。

現在、翻訳会社2社に登録させて頂いております。
在宅の翻訳を始めた時からずっと不安に思っていた事がありご相談させて頂
きたく思いました。業務の依頼を頂ける時と全くご連絡頂けない時の差が大
きくて・・ある時期は毎日依頼のご連絡を頂き夜を徹して翻訳をする状態が
続き、その波が去った後には1週間も2週間も依頼のご連絡が無いと言う事が
有ります。ご連絡の無い時には、この間の訳出のクオリティーが低くてもう
見捨てられちゃったのかな、など不安になりつつも、反面、中日は翻訳の絶
対数も少ないのかな、などと自分を慰めたりしています。翻訳者の諸先輩方
も駆け出しの頃にはこう言った悩みがおありだったのでしょうか?真摯に依
頼をこなしていればお仕事の量も安定してくるものなのでしょうか?すみま
せん、とても不安に感じているものですから泣き言のようになってしまいま
した。

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Re:翻訳業務依頼の実情についてたけだ 925210/7-17:26
 記事番号9251へのコメント

ぱんださんは No.9251「翻訳業務依頼の実情について」で書きました。

私は翻訳専業ではないのですが一言。

登録が二社ならばその状況は、当然だと思いますよ。
翻訳の需要は季節によっても変化しますし、客先の事情にも左右されますし、翻訳会社の規模にもよります。

かといって登録会社を増やすと複数の会社から同時に仕事が来たりするんですよね。
でも二社の倍の4社ぐらいに登録してもよいのではないでしょうか?

在宅翻訳者は身体が資本ですからめげず焦らず確実に来た仕事をこなしつつ、自分なりに市場拡大して行けば道は
開けると思います。


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Re:翻訳業務依頼の実情について秋桜 925310/7-18:09
 記事番号9251へのコメント

お気持ちよくわかります。同じです。

私の場合、3社に登録していますが、2社は年に数回依頼が来るだけで(登録の時から中日はほとんどありませんと
言われていました)、ほぼ1社からの受注です。

少し休みが欲しいなと思うくらい続くかと思えば、潮が引いたように何も来なくなります。
今仕事を受けているのに、割り込みのお願いなどということもある一方、忘れ去られているのかなという時も。
1週間ぐらいならば、家事と書類の整理などでちょうどいいのですが、それ以上になると、不安になります。

中国語は需要より供給の方が多いとも聞きました。
コンスタントに仕事をと考えれば、受注先を増やすことを考えた方がいいかもしれませんね。



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Re:翻訳業務依頼の実情についてぱんだ 925610/7-22:05
 記事番号9253へのコメント

たけださん、秋桜さん、コメント頂きまして有難うございました。
右も左も分からず飛び込んでしまった世界ではありますが、翻訳と言うお仕事自体はとても面白く(と言うと御幣が有るかも
知れませんが)興味深いので、続けてやって行きたいと思います。最近、また1社新しくトライアルを受けさせて頂けること
になりましたので地道にコツコツ頑張って行きます。4社くらいに登録して頂くことを当面の目標にして頑張ります。
大変厚かましいのですが、この場をお借りしてもう一つお聞きしたい事が有ります。翻訳の報酬について、以前、翻訳者の先
輩から「安い仕事は引き受けるな。自分だけの事ではなくて他の翻訳者の事を考えれば一定の報酬額を保つべきだ」と言われ
た事が有りました。一面、もっともな話だとは思いましたが・・・報酬の目安のようなものも良く分からないような状況で
す。更に、自分自身、まだまだ幾ら以上頂けないと引き受けませんなどと言えるレベルでも無いように思います。諸先輩の皆
様方のお考えをお聞かせ頂ければ・・・と思います。今の報酬は臨床試験の報告程度の難易度で400字で1800円〜2000円ほど
なのですが自分自身としては貰い過ぎでは?などと思ったりする事もしばしばです。(翻訳会社から頂くフィードバック文書
などと見るにつけ、私はの訳出なんて、まだまだだ、と思うのです。お恥ずかしい話ですが)
また諸先輩方のお話を伺えれば幸甚です。


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Re:翻訳業務依頼の実情について925510/7-21:58
 記事番号9251へのコメント

初めて投稿させていただきます。
私は日中翻訳でも特許関係に特化したフリーランスの日中翻訳者です。日中の特許翻訳に関して10年ほどの経験がありま
す。
現在、10社前後の翻訳会社に登録しております。しかし、このうち2社を除けば、ぱんださんがおっしゃったような頻度でく
らいしか依頼がありません。ただしこの2社からは毎月十分生活してけるほどの収入になる翻訳依頼があります。この2社は
特許関連の翻訳に関してかなりの社会的信頼、実績、営業力がある会社であるようです。
一方、他の数社は別段特定分野に限定することなく、分野を問わず業務を行なっている翻訳会社です。

私の知る範囲では、日中翻訳に関しては、確かに中国の目覚しい発展により翻訳の市場も10年ほど以前とは比べものになら
ないくらい膨張しているようですが、やはり日本における翻訳産業の基軸が英日で残りの数%がアジア言語(中、韓)関連で
あるという現状に加えて、日本から中国への産業リソースの移入過多の現状の動向に観点を置くと、それに伴った日→中訳の
方が全般的には多いという傾向が見えてきます(趣味に関係するものを除くと、翻訳というのは概ね産業動向の付帯物ですか
ら)。そうなると中→日翻訳は絶対量が少ないため、市場へ流出してくる数量は少なくなることが予測できます。中→日の翻
訳需要はやはりかなり少ないのが現実のようです。

私のこの数年間の経験により、上記のような「特定分野に強いというわけではない」翻訳会社に登録しても、日中翻訳の場合
は、ぱんださんのおっしゃるような頻度でしか依頼がなく、一方、特に日中関係で進歩、連携の著しい分野に附属するような
翻訳に目標を絞って翻訳受注を行なう翻訳会社に登録し、それに答え得る仕事ができればかなりの翻訳依頼がありうる、とい
う結論に至りました。

日中翻訳は人件費の廉価な中国に業務を求めるケースも多く、コストの高い日本で翻訳を行なう者には苦戦を強いられます。
しばらく翻訳依頼の打診がないと「前回の品質に問題があったのではないか」という疑念が湧く気持ち、私も良く分かりま
す。実際は外注するだけの仕事がない、ということが大半です。また翻訳納品後の品質を気にかけているということは、それ
だけぱんださんが翻訳という仕事に真摯であるという証と、私は考えます。
将来的には、ある分野に関してはリソースの中国からの流れが大きくなり、それに伴う中→日翻訳の需要も増えていくでしょ
うから、しばらくの辛抱をしておけばいい風が吹くかもしれませんよ。

他の言語の実状は把握していませんが、日中翻訳を生業とする場合には、
1、特に中国語地域と日本との間の動向に常に敏感であること。
2、それにあわせて、将来性のある分野に目標を定めて、専門性を持つよう精進すること。
と、以上の2点を僭越ながら提案しておきたいと思います。

お互い頑張りましょう。「天下無難事 只怕有心人」



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Re:翻訳業務依頼の実情についてぱんだ 925710/7-22:22
 記事番号9255へのコメント

狗さんへ

とても緻密で分析的かつ暖かいコメントを頂きまして有難うございました。
特許翻訳がご専門と言うことで素晴らしいスキルをお持ちなのですね。
多分、あらゆる翻訳の中でも一番専門性が高い分野ではないかとご推察致します。
私自身は日本では薬学系の大学を卒業(中国の大学のその分野の学位も取りました)しておりまして
医学薬学分野を専門にしたいと今のところ考えております。以前は薬品会社の中国駐在をしておりました。
結婚後、出産を経て、ようやく子供に少し手が掛からなくなりましたので1年ほど前から在宅翻訳のお仕事を始めたような次第です。
非常に興味深い(知的好奇心を満たしてくれると言った意味での)お仕事ですし真剣に取り組んで行きたいと思っております。
ですから、少しでもクオリティーの高い翻訳を完成させたいと思っています。実際のところは、まだまだ未熟なのですが。
本当に何も分からずこの世界に飛び込んでしまったようで、ここでこうして皆様にアドバイス頂けました事に心から感謝致します。
有難うございました。これからも色々な事をご教唆頂ければと思います。本当に有難うございました。


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Re:翻訳業務依頼の実情について+- 925910/8-05:39
 記事番号9257へのコメント

ぱんださんは No.9257「Re:翻訳業務依頼の実情について」で書きました。

>有難うございました。これからも色々な事をご教唆頂ければと思います。本当に有難うございました。
>
>
余計なお節介かもしれませんが『教唆』はいけません


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Re:翻訳業務依頼の実情についてたけだ 925810/7-22:27
 記事番号9255へのコメント

すげえ、パーフェクトなお答え。

この2社は
>特許関連の翻訳に関してかなりの社会的信頼、実績、営業力がある会社であるようです。
重要なポイントですね。
>1、特に中国語地域と日本との間の動向に常に敏感であること。
>2、それにあわせて、将来性のある分野に目標を定めて、専門性を持つよう精進すること。
全く同感です。

ぱんださんのメインが医薬分野ということで思いついたことが有ります。
おそらく治験関連が多いと思いますが、この分野はアメリカが一番進んでいるので英/日の場合は圧倒的に英文和訳が多いで
すね。つまり日本からの情報発信は少ないということです。
中国側が最新の治験関連情報を知りたい場合は英文から中国語に訳す方が手っ取り早いわけですから英→中の需要が日→中の
需要を遥かに上回るのではないかと考えます。

あと以前は中国はme-too drug(模倣薬)が多かったのですがWTO加盟で変わるのでしょうか?