みなさんのお知恵拝借

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◇┳界面活性剤の名称について-投稿者:ひろり(10/21-11:46)No.9331
 ┗┳Re:界面活性剤の名称について-投稿者:NANASI(10/21-13:49)No.9332
  ┗┳Re:界面活性剤の名称について-投稿者:ひろり(10/21-15:45)No.9333
   ┗┳↑訂正です-投稿者:ひろり(10/21-15:48)No.9334
    ┗┳Re:↑訂正です-投稿者:NANASI(10/21-17:35)No.9335
     ┗┳Re:↑訂正です-投稿者:NANASI(10/21-19:17)No.9336
      ┗┳Re:↑訂正です-投稿者:NANASI(10/21-19:44)No.9337
       ┗━ありがとうございます-投稿者:ひろり(10/21-20:09)No.9338


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界面活性剤の名称についてひろり 933110/21-11:46

初めまして。
在宅で主に化学系の特許明細書を和訳しております、ひろりと申します。
特許明細書の翻訳歴は延べ4年ほどです。2児の世話に追われながら細々とがんばっております。どうぞ宜しくお願いします。

今、化粧品関係の明細書を訳しているのですが、以下の界面活性剤の訳
語に悩んでおります。どうかご教示のほどをお願いします。

1) amphoglycinate

2) citric acid polyethoxy lauryl ether sulfosuccinate disodium
salt


1)のamphoglycinateは、
http://patimg1.uspto.gov/.piw?
docid=US005491245&PageNum=3&IDKey=999D6EA28A26&HomeUrl=http://pa
tft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO1%2526Sect2=HITOFF%
2526d=PALL%2526p=1%2526u=/netahtml/srchnum.htm%2526r=1%2526f=G%
2526l=50%2526s1=5491245.WKU.%2526OS=PN/5491245%2526RS=PN/5491245

の左上の構造を有する両イオン性の界面活性剤です。外国からの出願の
翻訳文では、
「アンホ(アンフォ)グリシネート」「両性グリシネート」「アンホグ
リシン酸塩」
と訳されているようですが、日本語の文献でこのような名称が見つから
ないため確信が持てずにいます。


2)については、polyethoxy lauryl ether sulfosuccinate disodium
saltは非常に一般的な界面活性剤のようですが、ここにクエン酸がどの
ように組み込まれているのか考えつきません。
(例えばラウリル基とエトキシ基の間にクエン酸がエステルとして組み
込まれているのかしら、と無い知恵を絞ってみましたが、エステルにな
っているのであればcitrateとなるはずだし。。。)


知識がなくお恥ずかしい限りですが、どうぞ宜しくお願いします。




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Re:界面活性剤の名称についてNANASI 933210/21-13:49
 記事番号9331へのコメント

ひろりさんは No.9331「界面活性剤の名称について」で書きました。

>1) amphoglycinate

>2) citric acid polyethoxy lauryl ether sulfosuccinate disodium
>salt

こんにちは。

2)
クエン酸と界面活性剤を混ぜ合わせただけ
???

http://www.kao.co.jp/house/kyukyutto/kuensan.html
水アカとは、水道水中に含まれるケイ酸塩やカルシウムなどのミネラル成分が付着したもの。
これらは、水や界面活性剤には溶けにくい性質のため、なかなか落ちにくいのです。
クエン酸には、これらの水アカ汚れを溶かして落とす効果があります。

化粧品としては危ないですが。


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Re:界面活性剤の名称についてひろり 933310/21-15:45
 記事番号9332へのコメント

NANASI様、はじめまして。
お返事をどうも有り難うございます。

>2)
>クエン酸と界面活性剤を混ぜ合わせただけ
>???

仰るとおり、混合物の状態で商品となっている可能性もありますね。

実は私もその可能性を考えたのですが、2)の化合物名と似た名称で
Disodium citric acid polyethoxy lauryl ether sulfosuccinate
という名称が1件だけ見つかってしまい、混乱しています。
(因みに、2)の化合物名そのものは1件も見つかりませんでした)
混合物だとすると、クエン酸とスルホコハク酸それぞれがNa塩となっているのでしょう
か。。。?



それと、最初の質問のリンクが途中で切れているうえに、時間が経つと
表示されなくなることに気づきました。

大変失礼いたしました。


amphoglycinateとして例示されている構造は以下のようなものです。

R1-C(=O)-NH-CH2-CH2-NH+-CH2-CH2-OH
|
CH2COO-
(R1はアルキル基等を表します)


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↑訂正ですひろり 933410/21-15:48
 記事番号9333へのコメント

何度も済みません。


上に例示したamphoglycinateの構造で、

CH2COO-

は、右側のNH+の窒素に結合しています。(スペースで調整したのですが
投稿時にスペースが消えてしまったようです)

どうぞ宜しくお願いします。


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Re:↑訂正ですNANASI 933510/21-17:35
 記事番号9334へのコメント

なるほど。
Disodium citric acid polyethoxy lauryl ether sulfosuccinate

もあるのですか。困りました。

ご存知かも知れませんが、
化学系の特許明細書のベテランがおられる「翻訳フォーラム」

http://www.maruo.co.jp/honyaku/

の方でも、質問してみてはどうでしょうか?

もし、翻訳フォーラムへの入り方が不明であれば、質問してください。


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Re:↑訂正ですNANASI 933610/21-19:17
 記事番号9335へのコメント

>Disodium citric acid polyethoxy lauryl ether sulfosuccinate

クエン酸の役割ですが、あるサイトから大雑把に、

A method of manufacturing a mild shampoo
the pH of which is in the range of 6 to 8, which shampoo 
comprises
(A) an alkali metal higher alkyl polyethoxy ether sulfate,
(B) a polyethoxylated glyceryl higher fatty acid monoester
(C) a polyoxyethylene sorbitan monooleate
(D) an N-higher alkyl or alkylamidopropyl dimethyl betaine
(E) an alkali metal higher alkyl polyethoxy sulfosuccinate

で、
To neutralize the shampoo, it is preferred to utilize citric
acid, usually in the form of its hydrate, or sodium hydroxide,
as appropriate. Although other acceptable neutralizing agents
can be substituted, citric acid is preferable because it has
sequestering powers and sodium hydroxide is preferred because
it adds only sodium ion to the system and does not produce any
gaseous byproducts.

After completion of the manufacture of the shampoo the pH thereof
may be tested and may be adjusted, as desired, by addition of
appropriate neutralizing agent(s), preferably citric acid and/or
sodium hydroxide. Normally the additions will be in the liquid
state with respect to sodium hydroxide and as finely divided
particulate solids for the citric acid but citric acid solutions
may also be employed.

クエン酸と水酸化ナトリウムが、シャンプーの中性化に使われて、
水酸化ナトリウムによって disodium ????



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Re:↑訂正ですNANASI 933710/21-19:44
 記事番号9336へのコメント

水酸化ナトリウム を使わずとも、

前の(A)-(E)に追加で、

(F)発泡剤 ラウリル硫酸ナトリウム sodium lauryl sulfate

の sodium ion が、シャンプーにはありますね。


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ありがとうございますひろり 933810/21-20:09
 記事番号9337へのコメント

NANASHI様、わざわざ調べてくださったのですね。
本当に有り難うございます。

引用くださったシャンプーの例をもとに私も調べてみましたら、
確かにクエン酸と水酸化ナトリウムのペアは中和やpH調整に
使われるようですし、クエン酸ナトリウムは緩衝液にも使われますから
一定の範囲内にpHを維持する役割で用いられている可能性がありそう
ですね。

もし、2)の化合物でもクエン酸がそのような目的で使われているのだ
とすれば、
クエン酸はスルホコハク酸塩とは別に単独で存在し、pHに応じてNa塩
になったり酸の形態になることが考えられますでしょうか。

訳語としては、コメントを付けたうえで素直(?)に
「クエン酸ポリエトキシラウリルエーテルスルホコハク酸二ナトリウム
塩」
とすることを考えております。


それと、翻訳フォーラムについては、投稿したことはありませんが、存
じております。
こちらでこれ以上レスがつかなければ翻訳フォーラムでも質問してみよ
うと思います。


ご親切に何度も有り難うございました。