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タイトル: フィットネス依存症候群(その1)
投稿者 :南都隆幸  <email> <Web>
投稿時刻 : 2008年5月28日09時55分 
本文:
つい2年ほど前までの僕は、体を動かすと言えば一日に1時間から1時間
30分くらいだけ。しかも速く歩くだけ。それ以上の運動はしませんで
した。その代わり、歩くことは一年につき、雨の日も強風の日も雷の
日も、文字通り365日、30年ほどにわたって続けていました。でもそれ
以上の運動はしませんでした。僕にとっての運動は、病気にならない
程度の消極的なものでした。仕事と、仕事のための勉強とに取り組む
ための最小限度の健康を保つ、それが僕の目的でした。そして、歩く
ときも、常に外国語の辞書や文法書を片手にして、それを暗記しなが
らの徒歩でした。

2年ほど前から、その2倍くらいに運動量を増やしました。大汗をかく
ことも増えました。そのころの一日あたりの運動の時間の平均は、た
ぶん2時間30分くらいだったと思います。

さらに、1ヶ月ほど前に52歳の誕生日を迎えた僕は、つくづく仕事や、
仕事のための勉強に明け暮れた数十年の僕の人生(おそらくは40年間
にわたる生活)を、いい加減に変えたいと思いました。仕事や勉強
は、もう、ほどほどにしよう。心と体の健康を最優先にしよう。

そこで僕は、「フィットネス依存症候群」という病気に罹患してしま
いました。いつも体を動かしていないと不安になるのです。いつもい
つも、どうすればよりよく体を動かせるか、そればかりを考えて生き
ています。

具体的には、1ヶ月ほど前にダンス学校(塾のような小さなところ)に
通い始めました。そして一週間ほど前、フィットネスクラブに入りま
した。そこにあるあらゆる機械を使って筋力トレーニングやストレッ
チをするだけでなく、スタジオ内で行われるあらゆる種類のレッスン
を、時間と体力の許す限り受けています。内容は実に盛りだくさん。

(1) ダンスレッスン(バレエ、ジャズダンス、ヒップホップなどのス
トリートダンス、ベリーダンス、タヒチアンダンス、フラダンス、フ
ラメンコ、タップダンスなど)
(2) ヨガ(心や体の健康増進だけでなく、体を柔軟にする効果があり
ます)
(3) ピラティス(ダンサーや俳優がこれに注目しています)
(4) エアロビクス(僕にとっては、ダンスレッスンと筋力トレーニン
グとを掛け合わせたようなもの)
(5) 太極拳
(6) その他、ありとあらゆるストレッチ・筋力トレーニングのための
レッスンがあります。

僕の入ったフィットネスクラブには、プールこそありませんが、その
代わりにスタジオレッスンが充実しています。水曜以外、毎日毎日、
朝9時から夜11時まで入り浸り、ついでにサウナやシャワーまで浴びさ
せてもらい、しかも靴やタオルまで借りたとしても、全部合わせて、
一ヶ月にたったの1万円ほど。こりゃ、安い。娯楽の殿堂。

(その2に続く)


親記事コメント
なし フィットネス依存症候群(その2)-投稿者:南都隆幸

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