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タイトル: 向上心のない翻訳者は、淘汰される?
投稿者 : たけだ 
投稿時刻 : 2008年6月2日18時42分 
本文:
みなさま

私は医薬や特許関連は殆どやりませんが質の悪い翻訳者が存在するのは、医薬業界に限っ
たことでないのは知っていますし、皆さんもご存知だと思います。

翻訳会社は淘汰されても能力の低い翻訳者は次から次へと生まれてきます。
帰国子女だ、xxxに留学していた、外国語で仕事がしたいなど様々な理由で人は翻訳者に
成ります(トライアルに受かれば翻訳者です)。
でもこうした人たちの全員の能力が低い訳ではないはずです。

能力が高くない翻訳者が淘汰されにくいのは、需要があるからではないでしょうか。

顧客のニーズは、多様で、ともかく一刻も早く『大体どんなことが書いてあるのか知りた
い、専門用語はこちらがプロだから訳文の精度はあまり高くなくて良い』といった要求の
場合、翻訳会社の担当者も「値ごろ感のある」翻訳者を使いますよね。
このあたりのレベルで、自分を一人前の翻訳者と感じる連中が困ったチャンなのでは?

プルーフリードを頼まれると4段階で評価してくれという指示が殆どですから、翻訳会社
は自社の翻訳者を四つのクラスに分けて使い分けているのではないでしょうか?

別の問題として、翻訳コーディネータの能力不足もよく指摘されます。
どのような経歴の方がコーディネータになるのかよくわかりませんが、個人的には彼ら/
彼女らに助けてもらったり有益な助言をもらったことは殆どありません(残念ながら期待
もしていない)。

クライアント側にも色々問題はある訳で、文意が不明なところを尋ねると「そんあことプ
ロならわかるだろう」といった反応をするクライアントを実際知っています。

質の悪いクライアントは多分地方に多いと思います。

最初から優秀な翻訳者というのはいないし、完全無欠の翻訳者も存在しないと思います。
要は、常に向上心を持つことだと思います。
知らないことをはっきり「知らない」ということができて、知らないことを悔しく感じ、
知らなかったことを積極的に身につける意志を持てば良いのです。

この意志を持てない人は、翻訳業界を去るべきだし、自然に淘汰されていくでしょう。

まとまりがないですが取り急ぎ。





親記事コメント
なし Re:向上心のない翻訳者は、淘汰される?-投稿者:Garfield

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