Fred Astaire vs. Gene Kelly | 南都隆幸 email Web | 1550 | 5/30-18:25 |
記事番号1549へのコメント 僕は、Fred Astaire も Gene Kelly も、少ししか観たことがないので
すが、慌てて YouTube で復習してみました。 (1) Fred Astaire http://www.youtube.com/watch?v=j02k9t4rP50 (2) Gene Kelly in "Singing In The Rain" http://www.youtube.com/watch?v=rmCpOKtN8ME この二つを見て二人のスタイルを思い出しましたが、そうですねえ。 二人とも僕を強烈には惹きつけません。僕を狂わせるのは、現代の 毒々しく妖艶なダンスです。Fred にしても Gene にしても、あまりに も健康的で文部省推薦という感じで、僕はあまり好きではありませ ん。でも、しいて言えば、Fred Astaire はエレガントな感じで、 Gene Kelly は軽快でカジュアルな感じがしますね。その二人のうち強 いて「どちらが好きか」と言われたら、Gene Kelly を選びます。ただ し、常に軽快なものが好きでエレガントなものが嫌いというわけでは なく、たとえばすでに出てきた Lucia Lacarra Pas de Deux (Meditation de Thais) http://www.youtube.com/watch?v=a9mBvIMmMVk は、実に好きです。エレガントさを追求するなら、ここまで徹底した ものが好きです。そうそう、それから、単なるエレガンスではなく、 この Lucia のダンスのように、少し eroticisme を感じさせるものが やっぱり好きですね。sexiness とか eroticisme がまったく感じられ ない芸術作品は、僕の注意をあまり惹きません。もちろん、ポルノは 論外ですけどね。 |
Re:語学とダンスは、本質的に同じ | たけだ | 1549 | 5/30-17:58 |
記事番号1547へのコメント 南都隆幸さん
強引に映画の話に持っていきますと南都さんはフレッド・アステアとジーン・ケリーのどち らがお好きですか? |
ダンス用語におけるフランス語・スペイン語など | 南都隆幸 email Web | 1548 | 5/30-16:32 |
記事番号1546へのコメント たくさんの言語を勉強してきてよかった、と思うことは、もちろんし
ょっちゅうあります。でもそれは、経済利益がより多く得られるから ではなく、いろんなことを勉強するときに役立つ、というような、趣 味的な意味合いです。 最近、いろんな種類のダンスについて調べたり習ったりしています が、バレエ・フラメンコ・ストリートダンス・ジャズダンス・ベリー ダンスなど、いろんなダンスのレッスンを受けたり自分で調べたりし ていると、そこに出て来るフランス語・スペイン語・英語の洪水にび っくりします。そして、それらの言語を今まで勉強してきて本当によ かったと感じています。 もちろん日本の先生が使う外国語なので、日本式に訛りまくっていま すけど、それでも僕にはわかりやすい。仮にそのときはわからなくて も、あとでインターネットでそのカタカナ語の本来の綴りを調べる と、すぐに理解でき、その深い意味がわかる。いやあ、やっぱり外国 の文化を吸収するときには、複数の外国語を知っていると便利です ね。 |
語学とダンスは、本質的に同じ | 南都隆幸 email Web | 1547 | 5/30-16:07 |
記事番号1545へのコメント 語学に40年ものあいだ、毎日毎日、朝から晩まで取り組んだあと、ダ
ンスに取り組んでいます。ダンスを始めて間もない人間がこんなこと を言うとおこがましいのでしょうけど、どうも、語学とダンスは、そ の習得方法というか学習パターンとか、その真髄のようなものは、本 質的には同じじゃないかという気がするのです。 つまり、語学における単純な文法事項や発音や綴りをイヤと言うほど 練習したあとでないと、きちんとは読んだりしゃべったりできるよう にはならない。ダンスでも、たとえばバレエの場合、単純な足や腕の 動かし方のパターンをイヤというほど繰り返す。こういう基本をマス ターしないで、器用な人がいきなり自己流のダンスを作り上げて、そ れなりにうまくなることはできる。でも、ある程度までうまくなった あとは、伸び悩むだろうと思います。 基本ができていない人が人前で踊って、他人から誉められるほどにう まくなることはよくある。でも、とことんうまくはなれない。語学で も、文法などの基本的な訓練が不十分な人でも、ペラペラと器用にし ゃべりまくっている人はいる。そこそこの手紙も書ける。でも、基本 ができていないので、ある程度までいくと伸び悩む。基本って、馬鹿 にできない。 僕は一年半ほど一人で我流のダンスを練習していたんですが、壁にぶ ち当たったような気がしました。それは、ダンスの文法とかダンスの 語形変化みたいなものを習得していないからだと思いました。だから こそ、ダンスの学校に通って、ゼロから始めようと思ったわけです。 テニスとか野球で言えば、ウンザリするほど素振りを繰り返すことで すよね。それが退屈だといって、いきなりゲームを始めたくなるんだ けど、我慢しないといけない。 |
Re:多くの言語、多くの分野を手がける利点と欠点 | たけだ | 1546 | 5/30-15:17 |
記事番号1544へのコメント ピヨピヨさん
>私は今、岐路に立たされています。翻訳のアカデミックな側面を強調 >すべきか、若しくはサービス業としての側面を強調すべきか・・・。 私はあまりサービス精神がない方ですが、やはり両方やっておくべきだとおもいます。 ピヨピヨさんは、シュニッツラー/マン/ゲーテ/ヘッセなどに親しんでおられるので しょうか ら、サービスに徹しても文科系の血が騒ぐときが必ずあります(100%理工系もしくは 文科系の 人間などいないとおもいますが)。 英米文学でいえば、ジョセフ・コンラッドが16歳までポーランドにいたことを知ったと きはかな り感動しました。イギリスに帰化したのが27歳、『闇の奥』発表が42歳です。 |
Re:蛍との出会い | ピヨピヨ | 1545 | 5/30-15:01 |
記事番号1541へのコメント 南都さん、たけださん コメントありがとう御座います。
>地方在住だという点も、とても面白い。僕は大阪のベッドタウンにい >ますが、蛍が絶滅しかけていたけど、市民と行政との努力により、蛍 >が増えてきました。主要な駅から1時間ほど歩けば、蛍の棲む山に入 れます。僕の住むマンションからなら、歩いて45分ほどの場所です。 確かに完全な大阪人ですよね。妹が大阪に住んでいますが、「大阪人 は同じ日本人には思えない」と言っていました。ラテン系+プチ犯罪 者みたいなノリらしいです。妹が住んでいる場所の近くでは「炊き出 し」を待つ行列が毎日、出来るらしいです。あ、ご心配なく。私の妹 が空のドンブリを持って並んでいるわけではありませんので・・。発 生学研究者(phD)です。 >ところで、僕自身はもう歳が歳なので、再婚や恋愛はほとんど諦めて >いますけど、もし結婚や恋人(あるいはお茶のみ友達としての女性) >が得られるのなら、僕ならば翻訳者などの知識を追っかけるタイプの >人にはまるで興味がありません。僕が好きでたまらないのは、何と言 >っても芸術家タイプ。特にダンサー。 良いですね。翻訳者とダンサーのカップル!お互いに自分の好きな道 を歩む者同士で、刺激し合えるんじゃないでしょうか。英語道場の松 本さんも書いてましたね。空手家の大山がマイケルジャクソンのダン スを見て、「マイケルは凄い空手家になれるぞ!」と言ったそうで す。分野は違っても、道を極めた者には通じるものがあるんですね。 大山、マイケル、「マツケンサンバ」の振り付け師に、空手をテーマ にしたダンスを製作させたら面白いでしょうね。 |
Re:多くの言語、多くの分野を手がける利点と欠点 | ピヨピヨ | 1544 | 5/30-14:43 |
記事番号1542へのコメント たけださん コメントありがとう御座います。
>入札は米ドルですが、円で話をしますと、日本人は、生活を考えると 「10円/source >wordは切れないだろう」と思っていてもインドの翻訳者は平気で10 円以下、時には7 >−8円で入札してきました。 私の住む町は繊維産業で有名な土地だったのですが、安い労働力を武 器にした中国産に押されて、完全に斜陽化しています。翻訳業界でも 安い労働力により斜陽化する分野が出てくるかもしれませんね。い や、既に出てきているのかも・・。先日、翻訳者ディレクトリの求人 欄でマルチリンガルの市場調査を行いましたが、中国語と韓国語は応 募者多数で募集停止と書かれてありました・・。ネイティブじゃなか ろうか・・需給バランスが既に壊れかけているのかも・・・ >方法としては3種類あるのかなあと思います。 > >イタリア語、フランス語、スペイン語などラテン語から生まれた言語 を網羅する、といっ >た方法と、欧米語の次は、中国語とかアラビア語とかインドヨーロッ パ語ではない言語を >選ぶ方法。 >もう一つは、徹底的にマイナーな言語を学びその言語での第一人者に 成るという方法で >す。 私は今、岐路に立たされています。翻訳のアカデミックな側面を強調 すべきか、若しくはサービス業としての側面を強調すべきか・・・。 前者であれば、私の専門分野(分子生物)を掘り下げ、また英文学を 勉強すべきでしょう。後者であれば、医薬バイオ関連の多様なニーズ に対応できるように努力すべきでしょう。ニーズは本当に多様です。 以前、直接取引している会社からスペイン語の文献翻訳を打診されま した。当然、無理・・・。先方としては、「翻訳業を掲げるのならで きるかも・・」と考えたのでしょうね。力不足を感じました。マルチ リンガルを考えているのはこのためです。サービス業としての側面の 強化が目的です。 |
Re:蛍との出会い | たけだ | 1543 | 5/30-10:41 |
記事番号1541へのコメント 南都隆幸さん
私は東北に住んでいますから、三人とも東京在住ではないんですね。 ここ2−3日寒くて我が家では石油ストーブを使っています。 |
Re:多くの言語、多くの分野を手がける利点と欠点 | たけだ | 1542 | 5/30-10:37 |
記事番号1539へのコメント ピヨピヨさん
数年前に興味があって翻訳の国際入札に何度か参加したことがあります。 単価ではインドの翻訳者に歯が立ちませんでした。 入札は米ドルですが、円で話をしますと、日本人は、生活を考えると「10円/source wordは切れないだろう」と思っていてもインドの翻訳者は平気で10円以下、時には7 −8円で入札してきました。 マルチリンガル翻訳者というのは、もう当たり前の時代に入っていると私は感じていま す。 あとは、一人一人がどう考えるかです。 ある言語で既にフリーランスの翻訳者としての位置を確保しているのであればともかく、 オンサイト翻訳者などでまだ修行をしたいと考えている若い方にはぜひマルチリンガルに 挑戦していただきたいですね。 方法としては3種類あるのかなあと思います。 イタリア語、フランス語、スペイン語などラテン語から生まれた言語を網羅する、といっ た方法と、欧米語の次は、中国語とかアラビア語とかインドヨーロッパ語ではない言語を 選ぶ方法。 もう一つは、徹底的にマイナーな言語を学びその言語での第一人者に成るという方法で す。 翻訳して収入を得るという点を外れても、いずれも興味深い体験となることは間違いない でしょう。 |
蛍との出会い | 南都隆幸 email Web | 1541 | 5/29-17:42 |
記事番号1540へのコメント ピヨピヨさんについて知れば知るほど、面白い方だと感じますねえ。
そうですか。元々は文学部にいて、ドイツ語を真剣に勉強されたんで すね。それはとても理想的です。文学とバイオ。これは芸術と科学技 術ですよね。現実生活に即座には役に立たないけど本質的に人間にと って不可欠な分野と、その反対に現実生活に即座に役立つけど、それ ばかりを追い駆けていたら間違いを冒してしまうかもしれない分野。 その二つをバランスよく身に着けたんですね。 しかも外国語がドイツ語という、これまた現代ではマイナーになって いるがゆえに大切な言語。そして、少なくとも19世紀までは世界の中 心的な言語だったといっていいような言語。 地方在住だという点も、とても面白い。僕は大阪のベッドタウンにい ますが、蛍が絶滅しかけていたけど、市民と行政との努力により、蛍 が増えてきました。主要な駅から1時間ほど歩けば、蛍の棲む山に入れ ます。僕の住むマンションからなら、歩いて45分ほどの場所です。 ところで、僕自身はもう歳が歳なので、再婚や恋愛はほとんど諦めて いますけど、もし結婚や恋人(あるいはお茶のみ友達としての女性) が得られるのなら、僕ならば翻訳者などの知識を追っかけるタイプの 人にはまるで興味がありません。僕が好きでたまらないのは、何と言 っても芸術家タイプ。特にダンサー。 僕の元の家内も、芸術家タイプで、仕事もアート関係でした。僕と反 対のタイプの人間と一緒にいると、喧嘩も多いけど、互いに正反対の 世界の奥深いものを教えあえるので、それはそれは、刺激的な結婚生 活でした。 |