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-フランクル先生の勉強法- KAN−KO(11/13-21:34)No.87
 ┣Re:フランクル先生の勉強法- kay(11/17-20:56)No.88
 ┃┗Re:フランクル先生の勉強法- ベテルギウス(11/19-10:10)No.89
 ┃ ┗Re:フランクル先生の勉強法- kay(11/22-22:07)No.90
 ┃  ┗Re:フランクル先生の勉強法- ベテルギウス(11/25-09:17)No.91
 ┗Re:フランクル先生の勉強法- マサ(12/11-12:26)No.94
  ┗Re:フランクル先生の勉強法- KAN−KO(1/25-20:10)No.111


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フランクル先生の勉強法KAN−KO 8711/13-21:34

 こんばんは。数日前書店で、数学者&大道芸人で有名なP・フランクル先
生の本を見かけ、思った以上の面白さに一気読みしてしまいました。
 母国語ハンガリー語から、英・仏・中、そして日本語まで解されるという
先生の外国語勉強の秘訣が載っていたんですが、「歩きながら目に写る物事
や自分の行動をどんどん、頭の中で英語にしていく」というのは、実際やっ
てみるとすごく難しかったです。これは私が超・初級者なせいかもしれませ
んが(笑)。
 「階段を降りる」「茶色と白のまだら模様のビルの前を通る」「窓の外を
ぼんやりと見遣る」・・など、とっさに出てこないんですよね(笑)。
 上級者の皆様、お笑い下さいますな(笑)。 
 早速、毎日5行程度の日記(歩きながらとっさに英語にできなかったもの
をちゃんと調べて書き留めるのが主)をつけようと決心致しました。
 日常の事柄を英語で表現できなくて、「英語を勉強中です」なあんて可笑
しいですもんね(笑)。
 がんばりまーす!

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Re:フランクル先生の勉強法kay 8811/17-20:56
 記事番号87へのコメント

KAN−KOさんは No.87「フランクル先生の勉強法」で書きました。
> 母国語ハンガリー語から、英・仏・中、そして日本語まで解されるという
>先生の外国語勉強の秘訣が載っていたんですが、「歩きながら目に写る物事
>や自分の行動をどんどん、頭の中で英語にしていく」
> 
これは、すごく良い習慣ですよね。受身じゃなく、自分で考えて書くこと、話すこ
と、日記も、私は3日坊主になりがちなのですがこれを読んで励まされ、また始めて
みたいと思います。

話しかわって、このページに来る人は根本的に言葉に興味があると思うのですが、
私は翻訳の勉強(まだ駆け出し)はじめて、いままで何気に使っていた日本語に四苦
八苦させられてますが、そもそも日本語っていったいなぜこんなに複雑なのでしょ
う。話し言葉は多分単純すぎていろんな形に変化するのか、書くほうは「ひらがな」
「カタカナ」「漢字」の3種類もあり、その漢字は最低2通りの読み方がある。
そもそも漢字は中国から渡ってきたものですが、中国でも一つの字に何通りもの読
み方があるんでしょうか? 漢字が入ってくる前は日本人はひらがなだけで文を書
いてたのでしょうか? 不思議です。

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Re:フランクル先生の勉強法ベテルギウス 8911/19-10:10
 記事番号88へのコメント


脇から失礼します。
頻繁に記憶を再生させると、脳神経細胞のネットワークを強化するようですから、「思
い出す」というのは医学・生物学的にも有効みたいです。

『日本語百科大事典』(大修館書店)によりますと、漢字を取り入れる以前、日本には
文字がなかったというのが定説です。漢字で書かれた万葉仮名を書きくずしたのが平仮
名で、字画の一部をとったのが片仮名です。平仮名で書かれたものの多くは、歌や私的
な手紙であり、そのような用途の字として成立したようです。片仮名は、漢文を読むた
めのメモから成立したと言われます。(漢字を変形して表音文字を造り出したものとし
ては、日本の仮名やベトナムのチュノムなどが知られています。)
漢字が入ってきて、はじめは漢字だけで書いていたようです。漢字仮名交じり文が成立
したのは平安時代の末です。
漢字の読み方で、音は当時の中国語の発音をもとにしており、訓は漢字の意味に対応す
る日本語です。音には呉音、漢音、唐音があって、これは日本に伝えられた時代が異な
るためです。
中国には大きな方言の分類が7つあり、日本で一般に中国語と言われるのは北京語のこと
です。中国語辞典を見ると分かりますが、中国語(北京語)では大半の漢字は読み方が1
通りのようです。(「中国語の方言」といいますが、方言間の違いは、デンマーク語と
ノルウェー語の違いよりも大きいらしいです。もっとも、デンマーク語とノルウェー語
は、互いに文章の7割ぐらいが理解可能という話もありますが。)
漢字文化圏では、母語の習得の際に漢字を覚えなければならないので、日本語の習得が
大変なのは事実だと思いますが、ほかの言語も簡単ではないようです。
日本語には、それぞれの語に一定のパターンのアクセントがありますが、北京語には声
調(高低のパターン)が4つあり、中国語7大方言のひとつであるエツ語(広東語)には
10通りあるものもあるそうです。アラビア語は母音が3つで、短母音は書き表さず、想像
して読むみたいですし、旧ソ連のコーカサス地方で話されていたウビフ語(北西カフ
カース諸語)は子音が80以上で母音が2つです。(出典 『世界ことばの旅』研究社出
版、『言語学大辞典第1巻』三省堂)
ちなみに、フランクル先生の母国語、ハンガリー語はアジア系の言語で、フィンランド
語(スオミ語)とも同系統のウラル諸語に属し、トルコ語などのチュルク系(アルタイ
系)とも関係があるようです。日本語もアルタイ系に連なるという説もあります。姓名
の順は日本語と同じ、前が姓で、後がファーストネームです。


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Re:フランクル先生の勉強法kay 9011/22-22:07
 記事番号89へのコメント

ベテルギウスさんは No.89「Re:フランクル先生の勉強法」で書きました。
>『日本語百科大事典』(大修館書店)によりますと、漢字を取り入れる以前、日本には
>文字がなかったというのが定説です。漢字で書かれた万葉仮名を書きくずしたのが平仮
>名で、字画の一部をとったのが片仮名です。

日本人は昔から、現代でも言われているように、0からの発明は苦手だけど、1のものをいきなり
10にしてしまうような技術に長けていたわけですね。

>中国には大きな方言の分類が7つあり、日本で一般に中国語と言われるのは北京語のこと
>です。
マンダリンチャイニーズのことですね?

>日本語には、それぞれの語に一定のパターンのアクセントがありますが、北京語には声
>調(高低のパターン)が4つあり、中国語7大方言のひとつであるエツ語(広東語)には
>10通りあるものもあるそうです。アラビア語は母音が3つで、短母音は書き表さず、想像
>して読むみたいですし、旧ソ連のコーカサス地方で話されていたウビフ語(北西カフ

日本語は他国語に比べて音域が少ないですよね。それが、他国語を習得を困難にしていると思い
ます。 言葉をおぼえるのは、赤ん坊同様まず耳から、聞きなれた頃にやっと口から出てきて会
話が成立つものですよね。 ただ日本人は母国語の音域が少ない為、聞き取りで苦労し、そのた
め、会話が苦手とされてしまう。
韓国の人が英語を話すときって、思わず日本人かと思うほどアクセントが似ているのはハングル
語の音域が日本語に似ているせいなのでしょうか?

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Re:フランクル先生の勉強法ベテルギウス 9111/25-09:17
 記事番号90へのコメント

kayさんは No.90「Re:フランクル先生の勉強法」で書きました。
>マンダリンチャイニーズのことですね?
そうです。北京官話、北京方言、普通話(プートンホワ)とも言いますね。

>日本語は他国語に比べて音域が少ないですよね。
音素(phoneme)の種類が少ないということだと思いますが、特に英語の母音は多いですね。母語に
ない音声が聞き取りにくかったり、発声しにくいのは、自然なことだと思います。英米人の日本語
は英語訛りですし、東南アジアの某国首相の英語も英語らしい発音ではありませんし、イスラエル
人やドイツ人の英語も英語の発音らしくありません。英米人の物真似をして喋ると上達するかもし
れませんね。
日本人が学習する場合、イタリア語は上達が早いそうです。開音節(音節が母音で終わる)の言語
で、母音が多いからでしょうね。

>韓国の人が英語を話すときって、思わず日本人かと思うほどアクセントが似ているのはハングル
>語の音域が日本語に似ているせいなのでしょうか?
子音体系は中国語に似ているところもあるようですが、母音が多いためなのかもしれませんね。文
法は日本語との共通点が多いようで、ともにアルタイ諸語に属するという説があります。

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Re:フランクル先生の勉強法マサ 9412/11-12:26
 記事番号87へのコメント

KAN−KOさんは No.87「フランクル先生の勉強法」で書きました。
> こんばんは。数日前書店で、数学者&大道芸人で有名なP・フランクル先
>生の本を見かけ、思った以上の面白さに一気読みしてしまいました。
> 母国語ハンガリー語から、英・仏・中、そして日本語まで解されるという
>先生の外国語勉強の秘訣が載っていたんですが、「歩きながら目に写る物事
>や自分の行動をどんどん、頭の中で英語にしていく」というのは、実際やっ
>てみるとすごく難しかったです。これは私が超・初級者なせいかもしれませ
>んが(笑)。

この掲示はだいぶ以前のものですが、見られてますか?
なんだか面白そうな本ですね。
題名や出版社を教えてください。

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Re:フランクル先生の勉強法KAN−KO 1111/25-20:10
 記事番号94へのコメント

マサさんは No.94「Re:フランクル先生の勉強法」で書きました。
>
 2ヶ月ほど前のことなので、記憶があやふやなのですが・・書名と出版社は
    岩波ジュニア新書 
             「僕の外国語習得術」または「楽しい勉強術」
・・・というようなタイトルだったと思います。
 あの後しばらくして書店へ行ってみたのですが、誰かが買ってしまったらしく、
お目に掛かれず終いでした。岩波ジュニア新書から出ていたのは確実と思います。
 心もとない情報で恐縮ですが、書店でお取り寄せされても決して損ではない
面白い本ですので、機会があればぜひご一読をお勧め致します。