こんにちわ。
値上げ交渉、なかなか難しいですよね。
この節、翻訳料金は値下げの交渉はあっても値上げしてもらえることは
なかなかないようです。
まず最初にそれとなくさぐりを入れたいのは、自分がその会社にとって
エースかどうか、ということです。
なんとなく他の誰でもいいけど単価が安いから仕事が回ってくるのか、
単価などに関係なく、この人にお願いしたい、という人材なのか。
自分ではわかりにくいかもしれませんが、普段のコーディネータとのやりとり、
仕事の発注のタイミング(こちらが終わるのを待って、同じ会社の別のコーディ
ネータが仕事をいそいそ入れてくる、とか)で、なんとなく感じるものがあると
思います。
専門がはっきりしていないのも、それが強みなのか、都合がいいだけなのか、、
翻訳単価が上がっても、次の工程で手がかからない翻訳者は歓迎されるので(先
方に余計な経費がかからない)、値上げしても仕事の量は変わらないと思います
が、他の安い単価の翻訳者とあまり変わらないようなら、そちらに仕事が流れて
しまい、単価が上がったものの、売り上げは下がる、という現象が起こるためで
す。
自分の経験で言うと、お付き合いのある(なかなか良好でした!)翻訳会社が、
そこのメインのクライアントがコストを3割下げたい、ということで
翻訳報酬の切り下げ交渉をしてきて、若干は応じましたが、先方の希望の額まで
は下げないでがんばったところ、ラクなおいしい仕事は来なくなり、急ぎだった
り面倒だったり、という仕事だけが来るようになりました。他の人よりも若干高
い単価(実際は以前より下がっている)のせいで、効率の悪い仕事ばかりが来
て、結果、売り上げが落ちる、ということが起こりました。その後、その翻訳会
社とのお付き合いはほとんどなくなりました。
ただ、新規開拓してみると、意外と単価が高い会社が見つかったりするので、
もしも現在良好なら、新しいところを開拓して、条件のよいところに乗り換えて
いく、というのもいいかもしれないですね。
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