産業翻訳実務相談室
20記事ずつ表示
[新規投稿] [ツリー表示] [全文表示] [タイトル一覧]
[新しい20記事][古い20記事]
8 / 17

Re:特許翻訳コメット 453310/29-21:50
 記事番号4532へのコメント

様々な情報をありがとうございました。
今後、就職するときに、その事務所の状況を見極めることが大切であること
が良くわかりました。
具体的に教えて頂きたいのですが、面接などで、どんな事を聞く(見極め
る)ことができるでしょうか。経験からアドバイスいただければ嬉しく思い
ます。


Re:特許翻訳mejiro 453210/29-15:30
 記事番号4531へのコメント

恭祐さんへ。

<<同年代で弁理士の資格を取った方>>
事務所を経営するには弁理士とは全く異なる経営
能力が必要なわけで、弁理士でもほんの一握りに
限られます。他の弁理士はほとんど一特許技術者
として過ごすか、後日独立するかのいずれかと思
われます。独立するには明細書を書く能力を有す
る必要があります(名義貸しする場合は別ですが)。
弁理士にならずに特許翻訳の道を究めるのも一つ
の生き方でしょうね。

<<運よく良い特許事務所で、良い方々に巡りあう
ことができれば仕事をしながら様々な技量を身に
つけさせて頂けると共に、翻訳者として独立した
後の仕事にも直結する人間関係を築くことができ
ていいのですが>>
ここで大事なのは「技量を身につけさせて頂ける」
ことで、自由になったあとはそれを生かして他の
事務所または翻訳会社と取引すれば良いわけです。


Re:特許翻訳恭祐 453110/29-14:02
 記事番号4530へのコメント

mejiroさん、コメントありがとうございました。

特許事務や特許翻訳は結局のところ個人の技量に依るところが大きい
ので、長期的にみると特許事務所の価値は、その事務所がどれぐらい
本気で人材を育てる意思と体制を保ち続けるかによるのかもしれない
と思います。

そういう意味で、私はよい特許事務所の、その中でもよい上司の下で
勉強させて頂けたと感謝しています。同年代で弁理士の資格を取った
方が、その後、3、4年に及ぶ米国法律事務所への出向や、国内企業
知財部への出向を命じられて、事務所の後継者の一人としてじっくり
育てられているのを、資格の取得を途中で諦めてしまった私はまぶし
いような思いで見ていました。その先生とは、今でもしょっちゅう翻
訳をご依頼いただくよい関係を保てていることを有り難く思います。

運よく良い特許事務所で、良い方々に巡りあうことができれば、仕事
をしながら様々な技量を身につけさせて頂けると共に、翻訳者として
独立した後の仕事にも直結する人間関係を築くことができていいので
すが、それは、あり得ないことではないにしても、なかなか実現が難
しい望みなのかもしれないと思いました。


Re:特許翻訳mejiro 453010/29-12:27
 記事番号4529へのコメント

恭祐さんへ。

決め付けたような書き方は間違っていました。
ある大手事務所がそのようであったので
勘違いしてしまいました。

恭祐さんの属していたような事務所は非常に
少ないのは確かのように思います。
事務所の経営上、やむを得ないことであろうと
思いますが、技術を正確に表現できていない
ような質しか提供できないという面では企業の
知財権を保護する意味で問題があると思って
います。


Re:特許翻訳恭祐 452910/29-12:19
 記事番号4528へのコメント


>ここは多分、日本人には英訳をさせず、ネイティブのみに
>翻訳をさせる事務所だと推察します。

mejiroさんが、私の文章を読んだだけでなぜそのように決めつけら
れたのかはわかりませんが、その事務所では英訳も日本人がしてい
ました。

英文の表現に関して、英語が得意な翻訳専門部門の方々のアドバイ
スを求めたり、現地代理人とディスカッションしたりすることはあ
りました。確かに、その事務所でなされていた仕事が本当に十分な
レベルの仕事であったかどうかはわかりません。しかし、英訳文を
発明者本人にチェックしてもらって「大変満足した。今まで経験し
た中では一番まともだった」という評価を頂いたことも何度かあり
ますし、在外代理人から「お前のところの英語は手を抜かずによく
書けていてよい」とコメントしてもらったこともあるので、全くお
話しにならないというほど非道くもなかったのだろうと思います。

mejiroさんが様々な経験をなさってきたことには大いに敬意を表し
ますが、だからといってそんなに何もかも決めつけなくても…とい
う気は致します。


Re:特許翻訳mejiro 452810/29-11:54
 記事番号4527へのコメント

恭祐さんへ。

>例えば私が勤めていた特許事務所では8〜9割方は所内で翻訳してい
>ました。

ここは多分、日本人には英訳をさせず、ネイティブのみに
翻訳をさせる事務所だと推察します。この場合は日本語
担当者とネイティブとの内容の整合が必要でコストが掛
かる体制になっているかも知れません。このような事務所
は増えていくと思われますが現状では非常に少ないと思わ
れます。従って、このような事務所は財政が豊富な企業と
の取引が多いと推察します。

従って、日本人が明細書が書けて英訳できれば非常に
コスト的に効率が良くなります。

私は企業知財部に7年間在籍し、10程の事務所を見ました。
1社が外国出願専門事務所でここの英訳の質は合格レベル
でした。3事務所は弁理士さんが翻訳していて当方の修正
が非常に多く、他の6事務所は外に出していて質が余り良く
ありませんでした。

いずれにしても本気で特許翻訳で生きていこうとする場合
には日本語及び英文明細書が書ける能力が必要です。


Re:特許翻訳恭祐 452710/29-11:19
 記事番号4525へのコメント

コメットさん

特許事務所もいろいろですから、翻訳できる人が非常に少ないとか、
ほとんどが翻訳会社に依頼しているとか、弁理士が直接翻訳したら
使えないレベルのものが多いとかは、当然のことながら、そういう
場合もあり、そうでない場合もあると、お考え下さい。

例えば私が勤めていた特許事務所では8〜9割方は所内で翻訳してい
ました。所内でこなしきれなくなってやむなく外注に出すと帰って
きた訳文が使い物にならないという担当者の愚痴も、時々聞かされま
した。いろいろな翻訳会社を試してみたのですが、なかなかよい翻
訳会社には当たらず、これはよいと思っても人気の翻訳者にはたい
てい先約があって、滅多なことでは依頼を受けてもらえないという
状況が多かったようです。

私が勤めていた事務所でも、弁理士先生は法律家としての仕事が忙
しいので自ら翻訳する人は多くはありませんでした。しかし、それ
でも資格をとりたてで実務経験の少ない若い弁理士先生の場合は、
まずは5年〜10年かけて、年単位の長期海外出張(主に米国の法律
事務所または得意先企業の特許部門への出張)も交えながら、英語
力・翻訳力を身につけることになっていました。

それから、私が所属していた事務所では、翻訳専門の部門もありま
した。そこでは、最初は必ずしも技術的バックグラウンドを持って
いなかった方々が、必要に応じて所内の弁理士や特許技術者とディ
スカッションしながら、元々持っている英語の素養を生かして、さ
まざまな特許関連翻訳をなさっていました。その事務所は、商標か
ら機械、電子、化学、薬学、バイオと幅広い人材が集まっている総
勢200人を超える規模の事務所で、企業や大学で第一線の研究を何年
も経験してから入所した技術者も少なくなかったので、翻訳専門部
隊の方々も、技術的内容を相談する相手にはあまり不自由しなかっ
ただろうと思います。ただし、その事務所の場合、翻訳専門部隊の
方々は我々特許技術者とディスカッションすることが多く、彼らが
発明者と直接話をする機会というのは、ほとんど無かっただろうと
思います。しかし、それもおそらくは事務所次第、所長の考え方次
第であって、一概にどうとはいいかねるでしょう。

というわけで、翻訳者として特許事務所に勤めてどのくらい将来の
ためになるかは、事務所の態勢や考え方次第という面がかなりあり
そうな気がします。決定的な意見を述べられなくて、申し訳ないで
す。迷わせるのが本意ではありませんが、いろいろな体験談を幅広
くお聞きになるのも悪くはないだろうと思って、書き込みました。


Re:特許翻訳mejiro 452610/29-10:31
 記事番号4525へのコメント

コメットさんへ。

>一つ不明なのは、特許翻訳事務所、
>特許事務所の翻訳者でも
>発案者とのやり取りをするのでしょうか?
>
特許事務所に所属する人で翻訳できる人は
非常に少なく、ほとんどが翻訳会社に依頼
しています。たまに、事務所の弁理士が直接
翻訳する場合がありますが、必ずしも満足の
得られる品質ではなく、むしろ使えないレベル
のものが多い感じがします。
従って発明者とのやり取りは事務所の人が
行って、翻訳を外部に依頼する形態が
ほとんどです。ですから事務所は外に出さずに
済むように翻訳ができ、日本語明細書も書ける
人が欲しいのです。


Re:特許翻訳コメット 452510/29-09:59
 記事番号4524へのコメント

変遅と同じ者です(パソコンが異なっているだけ)

ありがとうございました。
一つ不明なのは、特許翻訳事務所、
特許事務所の翻訳者でも
発案者とのやり取りをするのでしょうか?


Re:特許翻訳mejiro 452410/28-23:49
 記事番号4522へのコメント

変遅さんへ

<<年齢は30になったところです>>
年齢的にはこれからどうにでもなりますね。
特許翻訳には少なくとも自分の得意分野が必要となります。
一つの得意分野を持って、それから周辺の関連分野にも
手を広げるのが理想的です。特許事務所の求人で合格する
人も企業出身の人が多いようです。
特許事務所の技術者の仕事は主として、次の如くです。
(1)発明者からアイデアが送られてくる。
(2)アイデアを自分なりに解釈してから発明者と会って
内容を確認する。
(3)事務所に戻って出願明細書を書く。
(4)明細書を発明者に送付して発明者からの修正指示を
受ける。
(5)修正後、特許庁に出願する。
上の作業に2月くらい掛かります。
従って、技術分野に関する知識、明細書の書き方の2つが
最低限必要となります。


ありがとうございましたbetar E-mail 452310/28-10:29

エンスーさん、mejiroさん、ありがとうございました。

自分でも、翻訳のテクを学ぶのと平行して
技術面を専門的に勉強したほうがよさそうと
薄々は感じていたので 背中が押された気分です。

ありがとうございました。

Re:特許翻訳変遅 452210/27-19:26
 記事番号4521へのコメント

ありがとうございます。現在ローカリゼーションなどを扱う翻訳事務所
で就業しております。しかし、クロスチェック、英語教材作成、単純作業などな
かなか翻訳に専念できないでいます。在宅翻訳もしているのですが、あ
まり受注が多くなく、しかもオンサイトとの両立なので時間的に厳しい
状況です。このまま今の状態でキャリアを積んでいくことに不安を感じてい
ます。年齢は30になったところです。特許事務所の求人が最近よく目
にします。参入するチャンスかなとも思うのですが、事情がよくわからない
でいます。


Re:特許翻訳mejiro 452110/27-09:28
 記事番号4520へのコメント

コメットさん

>特許翻訳事務所で一から修行を積めばできるようになるのでしょう
>か。

特許翻訳事務所も今、英語のできる人材が不足していて
サイトで募集しています。
事務所に勤める人も企業に勤めて技術を身に付けた人が
多いようです。
「一から修行を積めば」よいのですが、事務所でも実際
の技術を現場で扱うことはありません。英語で優ってい
ても彼らよりもその点で遅れをとることになります。
若いのであれば、技術を実体験してからでも遅くないと
思います。


Re:特許翻訳コメット 452010/27-09:13
 記事番号4515へのコメント

ありがとうございました。やはり特許は理系のバックグラウンドがな
いと一人前になるのは困難でしょうか。それとも英文科卒の文系でも
特許翻訳事務所で一から修行を積めばできるようになるのでしょう
か。
機械、電力などの技術翻訳をしてきましたが、これまでは付け刃の知
識でなんとかこなしてきました。


Re:フランスで独立開業Kiki URL451910/27-08:26
 記事番号4433へのコメント

NO-Dさん

わたしもフランスで翻訳業を行っています。
現在は現地の翻訳協会で週10時間契約で働いています。
よかったら情報を交換しませんか?

私のホームページからアクセスして、メッセージを送ってください。
よろしくお願いします!

Kiki


Re:図 の中の翻訳Kiki 451810/27-08:20
 記事番号4483へのコメント

はじめまして。

画像の中の翻訳処理は、料金を上乗せしていいのですか...
今までそんなことをせずに普通料金で請け負ってきてしまいました。

わたしも「ペイント」を使って加工をし、翻訳部分を画像に埋め込んで
納品します。

Photoshopも買ったのですが、デザインのプロ向けなのか使い勝手が悪
くて、結局使い切れません。現在はフリーソフトのGimpを使っていま
す。すごくいいです。
ダウンロードは以下です。
http://gimp2.info/


Re:機械・自動車関係の翻訳者の方mejiro 451710/26-20:37
 記事番号4499へのコメント

betarさんへ。

私は特許翻訳専業者です。

自分の分野は半導体・通信ですが自動車、医療
にも広げたいなどと思ったりします。その際には
実体験できれば良いのですが簡単には行きません。
自動車であれば年齢が若ければ遠回りしてでも
自動車整備関係を実体験すれば理想的と思われ
ます。


Re:機械・自動車関係の翻訳者の方エンスー 451610/26-00:59
 記事番号4499へのコメント

betarさんは No.4499「機械・自動車関係の翻訳者の方 アドバイスをお願
>自動車や機械関係の翻訳者を目指しています。
>今まで全くそれらとは無縁の生活だったので
>少しずつでも知識を増やしたいと思い

手始めに、整備士資格の勉強をされてみてはどうでしょう。
独学でできますし、自動車の基本構造をよく理解できます。
実際、整備マニュアルというのが、仕事でよくあります。

日本国内でしたら、ポリテクセンターという公的機関で、
工学系の基礎知識を無料(格安)で学ぶこともできます。

http://www.ehdo.go.jp/osaka/polytech/


Re:特許翻訳mejiro 451510/25-21:25
 記事番号4510へのコメント

変遅さんへ。

私は特許翻訳専業者です。
エレクトロニクスメーカーに長年勤め、
最後の7年間は知財部で特許出願に従事し
その内4年間は外国出願も手掛けました。

発注側は、特許独特の書き方に優れ、しかも
英文を理解し、書ける人を求めています。
単なる技術英語だけでは顧客の要求を満たせ
ない世界です。

これには企業知財部又は特許事務所に勤める
のが良いでしょう。彼らも人材不足で、英語の
理解できる人が非常に少ないのが実情です。


Re:特許翻訳Yamato 451410/25-15:52
 記事番号4510へのコメント

変遅さん、
>最近、特許翻訳が脚光を浴びているように感じます。
>翻訳学校などの宣伝では、今後最も需要が伸びる分野として紹介され
>ているのを目にします。
>特許翻訳の現在の状況はどんななのでしょうか?

特許翻訳に携わって5年の新米ですが、レスがつかないようなので一
言。
「脚光を浴びている」とまでは思いませんが、需要が安定しているの
は事実でしょう。今後伸びるかどうか断言はできませんが、企業の知
財管理に対する関心の高まりなど、伸びてもおかしくない背景はある
と言えます。また発注者側(出願企業や特許事務所)から見た場合、
今既に翻訳者は不足しています。つまり、特許翻訳をやっている人は
多いのですが、顧客が満足するレベルに達している人は少ないという
ことです。私なんかもまだまだだめな口です。
したがって理論的には、力をつければ仕事の量は充分ある、というこ
とになりそうですが、現実的にはもちろん、クリアせねばならない問
題は多々あります。とりあえず概観としてはこういったところじゃな
いでしょうか。ただしこれは私の非常に狭い見聞に基づくものですか
ら、違う見方もきっとあると思います。

「そちらの経験がないので」とお書きですが、一般の技術翻訳は実戦
でやってこられたのでしょうか?それなら素地はお持ちだと思います
が、特許翻訳では分野ごとにある程度の専門知識が求められますか
ら、浅く広くではなく分野を絞って勉強されるのがよいと思います。



8 / 17
[新しい20記事][古い20記事]
[ 記事検索 | カスタマイズ | 過去の記事 | お知恵拝借 | 喫茶店 | ホーム ]
※コンテンツの転載・転用を禁じます。  ご意見・削除依頼