◆-一回程度- トロ子(6/10-11:36)No.10664 ┣once every 10 to 1,000 years or so- 南都隆幸(6/10-11:51)No.10665 ┃┣「10年に一回程度」 = 「10年程度に一回」- 南都隆幸(6/10-11:58)No.10666 ┃┗訂正(その2)- 南都隆幸(6/11-09:39)No.10672 ┃ ┣Re:訂正(その2)- トロ子(6/11-10:49)No.10673 ┃ ┗Re:訂正(その2)- たけだ(6/11-10:57)No.10674 ┃ ┗「事業所」= operational site?- 南都隆幸(6/11-16:37)No.10675 ┃ ┗the Manchester site (マンチェスター事業所?)- 南都隆幸(6/11-17:00)No.10676 ┗Re:一回程度- たけだ(6/10-16:42)No.10670
一回程度 | トロ子 | 10664 | 6/10-11:36 |
こんにちは。
とてもシンプルな文章なのですが「1回程度」の訳で悩んでしまいました。 日本語: 事故が単一事業所で10年〜1000年に一回程度発生する。 "around one time" でいいのでしょうか? または、あいまい表現を避けるよう日本語作成者に確認したほうがいいので しょうか? 皆様なら、どう訳されますか? アドバイス宜しくお願い致します。 |
once every 10 to 1,000 years or so | 南都隆幸 email Web | 10665 | 6/10-11:51 |
記事番号10664へのコメント >>> 事故が単一事業所で10年〜1000年に一回程度発生する。
================== こういうふうな、言葉の基礎についての質問が、僕は大好きです。さ て、僕なら「10年から1,000年に一回程度」を次のように訳します。 once every 10 to 1,000 years or so このような英語が正しいらしいことは、 http://tinyurl.com/66bhdv というページに並んでいる例文の数々を見ればわかりますね。ただし 今回の文脈では、これは使わない方がいいと思います。というのも、 Accidents (または an accident) occurs once every 10 to 1,000 years or so at each place of business (または factory). というのは、どうも変だと思います。主語が抽象名詞とか集合名詞な ら問題ないだろうと思いますけどね。今回は accident という可算名 詞だから、問題があると僕は思っています。だから僕ならこれを、次 のように訳しますか ね。 Each place of business (または factory) undergoes an accident every 10 to 1,000 years or so. もし、少しでもおかしなところがあれば、どうぞ教えてください。 |
「10年に一回程度」 = 「10年程度に一回」 | 南都隆幸 email Web | 10666 | 6/10-11:58 |
記事番号10665へのコメント さっきは、説明を端折ってしまいましたので、補足します。「10年に
一回程度」と言いたいとき、その「程度」を or so around about approximately などと訳せるでしょうけど、そのような副詞(のようなもの)を無理 に once にくっつけようとすると、英語では不自然なのではないかと 思います。つまり once or so every 10 years around (または about, approximately) once every 10 years などという言い方は英語ではせず、その代わりに「10年程度に一回」 という言い方をして once every 10 years or so などという言い方をするのが自然ではないかという気がします。果た してこの場合に about, around, approximately が使えるのかどうか については、僕にはわかりません。 |
訂正(その2) | 南都隆幸 email Web | 10672 | 6/11-09:39 |
記事番号10665へのコメント もともと私は、次のように書いていました。
> >Accidents (または an accident) occurs once every 10 to 1,000 >years or so at each place of business (または factory). > >というのは、どうも変だと思います。 =========== これは間違っていました。裏も取らないで何となく感じたことを書い てしまっていました。実際には、Google 上でも An accident occurs every 10 minutes (seconds). というような、an accident を主語にして every * minutes (seconds) で受けているような言い回しがたくさん並んでいます。お そらくこの言い回しも自然なのだろうと思います。実際、私自身も英 文を読んでいる中でそういう言い回しに何度も出っくわしたような気 がします。ですから「一年に一回程度」というふうに「程度」をつけ て訳すとしたら、私なら次のように書きましょうかね。 An accident occurs once every 10 to 1,000 years or so at each place of business (または factory). ところで「事業所」を私は place of business (または factory) と 訳しました。たけださんの言われるように business place という言 い回しもあるとは知りませんでした。それはともかく、「事業所」と いう言葉の正確な意味を私はいまだに知りません。 企業が生み出すいろいろな文章を読んでいると、どうも私には「事業 所」が生産拠点のみを意味しているように思えます。つまり「事業 所」は「工場」のことだと言い切ってもいいような気がするのです。 だから「事業所」を factory とか works と訳してもいいような気が します。 でも、もし「事業所」が製造設備を持たない場所、つまり経営陣や営 業マンや経理だけが働くような本店や支店をも含むとしたら、「事業 所」を place of business とか business place と訳した方がよいの でしょうかね。その点が、私にはまだわかりません。 |
Re:訂正(その2) | トロ子 | 10673 | 6/11-10:49 |
記事番号10672へのコメント みなさま、
丁寧なアドバイスをいただき、ありがとうございました。 恥ずかしいことですが、”or so”の表現を知らなかったため なるほど、また表現が増えて嬉しく思います。 「事業所」の件、 南都さんがおっしゃるとおり、クライアントの業種や 形態によって訳を合わせる必要がありますね。 地方の電気メーカーおよび自動車部品メーカーで派遣翻訳をしていた時は、 「生産工場」は"plant"、アジア地区などを管轄する「事務所」は "office"でした。 今回はクライアントの指示で、"operational site"と訳しています。 ありがとうございました。 |
Re:訂正(その2) | たけだ | 10674 | 6/11-10:57 |
記事番号10672へのコメント 南都隆幸さん
>ところで「事業所」を私は place of business (または factory) と >訳しました。たけださんの言われるように business place という言 >い回しもあるとは知りませんでした。それはともかく、「事業所」と >いう言葉の正確な意味を私はいまだに知りません。 > >企業が生み出すいろいろな文章を読んでいると、どうも私には「事業 >所」が生産拠点のみを意味しているように思えます。つまり「事業 >所」は「工場」のことだと言い切ってもいいような気がするのです。 >だから「事業所」を factory とか works と訳してもいいような気が >します。 私も南都さんとほぼ同意見ですが、統計局では、以下の定義となっています: 1 民営事業所 (1)事業所とは,経済活動の場所的単位であって,原則として次の要件を備えているも のを いう。 1) 経済活動が単一の経営主体のもとにおいて一定の場所すなわち一区画を占めて行われ て いること 2) 財貨及びサービスの生産又は提供が,人及び設備を有して,継続的に行われているこ と すなわち,一般に,商店,工場,事務所,営業所,銀行,学校,病院,寺院,旅館など と 呼ばれているものが事業所である。 http://www.stat.go.jp/data/jigyou/1999/yougo.htm 茨城県庁の定義は、もっと範囲が広いですね。 http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/mame/bunrui/gensoku.htm |
「事業所」= operational site? | 南都隆幸 email Web | 10675 | 6/11-16:37 |
記事番号10674へのコメント トロ子さん、たけださん、情報をありがとうございます。
すでに言いましたが、文脈によって、もし「事業所」が「生産拠点」 つまり「工場」のみを表しているときには思い切って a works, a factory などと訳していいのだろうと僕は思います。 ただし、「事業所」が「工場」だけでなくきわめて広い意味で使って いる文脈においては、an operational site, a business place, a place of business, a location などと訳してもよいみたいですね。 最後の a location については、たとえば "the New Jersey location" という言葉を「ニュージャージー事業所」という意味で使 っているように思えるウェブページがいくつもあります。 さて、「事業所」がそういうふうに広い意味で、しかも単独で使われ ているときにはそういう用語を使えばいいとしても、たとえば「神戸 事業所、尾道事業所、滋賀事業所」などというときには、どうすれば いいでしょうか? "the Kobe operational site, the Kobe business place, the Kobe place of business" という言い方はしないのではな いかという気がします。その点、the New Jersey location なら使わ れているようです。 (1) 弊社には、事業所が12箇所あります。 (2) 弊社の事業所としては、神戸事業所・尾道事業所、そして滋賀事 業所があります。 この (1) の場合の「事業所」なら、an operational site, a place of business, a business place などと言えます。でも、(2) の場合 には、それらの用語は不適切になってくると思います。その場合は、 location を使うか、あるいはこの場合に「工場」を意味しているらし いことがわかったら、思い切って the Kobe Works, the Kobe factory などと訳す必要が出て来るだろうと思います。 いずれにしても、メーカーが「事業所」という言葉を使うときには、 「大阪支店・東京本社・名古屋営業所」などと並んで「滋賀事業所・ 尾道事業所」などと言っており、この場合には「事業所」が「工場」 という意味で使われているらしいので、なぜ「事業所」という曖昧な 言い方をしてしまうのか、僕には不思議です。でもこれは、僕が思う には、従来の「工場」という言葉の持つイメージ、つまり「危険、き たない、きつい」仕事をする場所というイメージを払拭したくて「事 業所」という言葉を充てているのだろうと思います。 もし日本語の「事業所」がそういう背景のもとに使われているとした ら、そういうふうな「従来のイメージを払拭するためにわざと曖昧な 新しい言葉を使っている」ことを表す英語の対応語としては、どうい うものがあるのだろうか、と思います。 そういう場合に、すでに言ったように an operational site と訳して しまうと、「神戸事業所」を "the Kobe Operational Site" とはおそ らくは言えないので、(works や factory を避けるとしたら)上記 の (1) と (2) とに共通して使える用語としては、今のところ僕には location しか思い浮かびません。つまり、location を使えば、次の ような二種類の文脈において同一の名詞を使えるのです。 (1) Our company has three locations. (2) Our three locations are as follows: the Kobe location, the Onomichi location, and the Nagoya location. いずれにしても、企業が書いている産業関係の文書において「事業 所」らしきものをどのように英語で表現することが多いのかについて は、それほどまで産業関係の文書を読んできたわけではないので、僕 にはまだよくわかっていません。 というわけで、「神戸事業所・尾道事業所」という場合の「事業所」 をどのように言うのが英語らしいのか、ご存知の方がおられたら、ど うぞお教えください。ここで気をつけてほしいのですが、日本など の、英語圏でない国の企業が使っている用語ではなく、あくまで英語 圏の企業がどのような用語を使っているかが問題です。 |
the Manchester site (マンチェスター事業所?) | 南都隆幸 email Web | 10676 | 6/11-17:00 |
記事番号10675へのコメント "the Manchester site" という言葉が
http://tinyurl.com/6x4rb4 というウェブページには、三回、出てきます。ページ上で黄色のマー クを私がつけた三箇所です。このウェブサイトは、UK の光ファイバー ケーブルのメーカーが作っているものですが、この "the Manchester site" は、前後関係から察すると、どうも「マンチェスター事業所」 という意味で使っているように思えます。しかも、site を factory とか works つまり「工場」という意味で使っているように思えます。 だけれども、わざと factory, works という用語を避けて、いろんな 意味合いを包含しうる site という用語をわざと使っているのかもし れないと僕は思います。 僕が思うには、もしこの "the Manchester site" が、実際には工場で はなくて「研究所」だったら、the Manchester site とは書かずに、 堂々と the Manchester Institute とか the Manchester Laboratory などと書いたのではないでしょうか? あるいは、もしこれが「マンチ ェスター支社(あるいは本社)」だったら、the Manchester site な どとぼかした書き方をしないで、堂々と the Manchester Head Office とか the Manchester Branch と書いたのではないでしょう か?それを the Manchester site と書いたのは、やはりこの site が 実際には works や factory つまり「工場」なのだという気が僕には します。 以上は、しっかりとした裏づけを取ったコメントではなく、あくまで 僕の推測です。 |
Re:一回程度 | たけだ | 10670 | 6/10-16:42 |
記事番号10664へのコメント トロ子さん
>日本語: 事故が単一事業所で10年〜1000年に一回程度発生する。 私なら「発生頻度」を主語にしてしまうと思います the frequency of accident occurrence per business place is...... |