みなさんのお知恵拝借
みなさんのお知恵拝借11月26日15時55分
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「事業所」= operational site?南都隆幸 email Web106756/11-16:37
 記事番号10674へのコメント

トロ子さん、たけださん、情報をありがとうございます。

すでに言いましたが、文脈によって、もし「事業所」が「生産拠点」
つまり「工場」のみを表しているときには思い切って a works, a
factory などと訳していいのだろうと僕は思います。

ただし、「事業所」が「工場」だけでなくきわめて広い意味で使って
いる文脈においては、an operational site, a business place, a
place of business, a location などと訳してもよいみたいですね。
最後の a location については、たとえば "the New Jersey
location" という言葉を「ニュージャージー事業所」という意味で使
っているように思えるウェブページがいくつもあります。

さて、「事業所」がそういうふうに広い意味で、しかも単独で使われ
ているときにはそういう用語を使えばいいとしても、たとえば「神戸
事業所、尾道事業所、滋賀事業所」などというときには、どうすれば
いいでしょうか? "the Kobe operational site, the Kobe business
place, the Kobe place of business" という言い方はしないのではな
いかという気がします。その点、the New Jersey location なら使わ
れているようです。

(1) 弊社には、事業所が12箇所あります。
(2) 弊社の事業所としては、神戸事業所・尾道事業所、そして滋賀事
業所があります。

この (1) の場合の「事業所」なら、an operational site, a place
of business, a business place などと言えます。でも、(2) の場合
には、それらの用語は不適切になってくると思います。その場合は、
location を使うか、あるいはこの場合に「工場」を意味しているらし
いことがわかったら、思い切って the Kobe Works, the Kobe
factory などと訳す必要が出て来るだろうと思います。

いずれにしても、メーカーが「事業所」という言葉を使うときには、
「大阪支店・東京本社・名古屋営業所」などと並んで「滋賀事業所・
尾道事業所」などと言っており、この場合には「事業所」が「工場」
という意味で使われているらしいので、なぜ「事業所」という曖昧な
言い方をしてしまうのか、僕には不思議です。でもこれは、僕が思う
には、従来の「工場」という言葉の持つイメージ、つまり「危険、き
たない、きつい」仕事をする場所というイメージを払拭したくて「事
業所」という言葉を充てているのだろうと思います。

もし日本語の「事業所」がそういう背景のもとに使われているとした
ら、そういうふうな「従来のイメージを払拭するためにわざと曖昧な
新しい言葉を使っている」ことを表す英語の対応語としては、どうい
うものがあるのだろうか、と思います。

そういう場合に、すでに言ったように an operational site と訳して
しまうと、「神戸事業所」を "the Kobe Operational Site" とはおそ
らくは言えないので、(works や factory を避けるとしたら)上記
の (1) と (2) とに共通して使える用語としては、今のところ僕には
location しか思い浮かびません。つまり、location を使えば、次の
ような二種類の文脈において同一の名詞を使えるのです。

(1) Our company has three locations.
(2) Our three locations are as follows: the Kobe location, the
Onomichi location, and the Nagoya location.

いずれにしても、企業が書いている産業関係の文書において「事業
所」らしきものをどのように英語で表現することが多いのかについて
は、それほどまで産業関係の文書を読んできたわけではないので、僕
にはまだよくわかっていません。

というわけで、「神戸事業所・尾道事業所」という場合の「事業所」
をどのように言うのが英語らしいのか、ご存知の方がおられたら、ど
うぞお教えください。ここで気をつけてほしいのですが、日本など
の、英語圏でない国の企業が使っている用語ではなく、あくまで英語
圏の企業がどのような用語を使っているかが問題です。

Re:訂正(その2)たけだ 106746/11-10:57
 記事番号10672へのコメント

南都隆幸さん

>ところで「事業所」を私は place of business (または factory) と
>訳しました。たけださんの言われるように business place という言
>い回しもあるとは知りませんでした。それはともかく、「事業所」と
>いう言葉の正確な意味を私はいまだに知りません。
>
>企業が生み出すいろいろな文章を読んでいると、どうも私には「事業
>所」が生産拠点のみを意味しているように思えます。つまり「事業
>所」は「工場」のことだと言い切ってもいいような気がするのです。
>だから「事業所」を factory とか works と訳してもいいような気が
>します。

私も南都さんとほぼ同意見ですが、統計局では、以下の定義となっています:
1 民営事業所
(1)事業所とは,経済活動の場所的単位であって,原則として次の要件を備えているも
のを
いう。
1) 経済活動が単一の経営主体のもとにおいて一定の場所すなわち一区画を占めて行われ

いること
2) 財貨及びサービスの生産又は提供が,人及び設備を有して,継続的に行われているこ

 すなわち,一般に,商店,工場,事務所,営業所,銀行,学校,病院,寺院,旅館など

呼ばれているものが事業所である。
http://www.stat.go.jp/data/jigyou/1999/yougo.htm

茨城県庁の定義は、もっと範囲が広いですね。
http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/mame/bunrui/gensoku.htm


Re:訂正(その2)トロ子 106736/11-10:49
 記事番号10672へのコメント

みなさま、

丁寧なアドバイスをいただき、ありがとうございました。

恥ずかしいことですが、”or so”の表現を知らなかったため
なるほど、また表現が増えて嬉しく思います。

「事業所」の件、
南都さんがおっしゃるとおり、クライアントの業種や
形態によって訳を合わせる必要がありますね。

地方の電気メーカーおよび自動車部品メーカーで派遣翻訳をしていた時は、
「生産工場」は"plant"、アジア地区などを管轄する「事務所」は
"office"でした。

今回はクライアントの指示で、"operational site"と訳しています。

ありがとうございました。

訂正(その2)南都隆幸 email Web106726/11-09:39
 記事番号10665へのコメント

もともと私は、次のように書いていました。
>
>Accidents (または an accident) occurs once every 10 to 1,000
>years or so at each place of business (または factory).
>
>というのは、どうも変だと思います。
===========

これは間違っていました。裏も取らないで何となく感じたことを書い
てしまっていました。実際には、Google 上でも

An accident occurs every 10 minutes (seconds).

というような、an accident を主語にして every * minutes
(seconds) で受けているような言い回しがたくさん並んでいます。お
そらくこの言い回しも自然なのだろうと思います。実際、私自身も英
文を読んでいる中でそういう言い回しに何度も出っくわしたような気
がします。ですから「一年に一回程度」というふうに「程度」をつけ
て訳すとしたら、私なら次のように書きましょうかね。

An accident occurs once every 10 to 1,000 years or so at each
place of business (または factory).

ところで「事業所」を私は place of business (または factory) と
訳しました。たけださんの言われるように business place という言
い回しもあるとは知りませんでした。それはともかく、「事業所」と
いう言葉の正確な意味を私はいまだに知りません。

企業が生み出すいろいろな文章を読んでいると、どうも私には「事業
所」が生産拠点のみを意味しているように思えます。つまり「事業
所」は「工場」のことだと言い切ってもいいような気がするのです。
だから「事業所」を factory とか works と訳してもいいような気が
します。

でも、もし「事業所」が製造設備を持たない場所、つまり経営陣や営
業マンや経理だけが働くような本店や支店をも含むとしたら、「事業
所」を place of business とか business place と訳した方がよいの
でしょうかね。その点が、私にはまだわかりません。


Re:マニュアルの書体リック 106716/11-09:18
 記事番号10661へのコメント

教えてもらった「日本語組版処理の要件」読みました。
本の編集までをカバーする専門の知識ですね。
このようなサイトの存在に無知なので参考になりました。

Re:一回程度たけだ 106706/10-16:42
 記事番号10664へのコメント

トロ子さん

>日本語: 事故が単一事業所で10年〜1000年に一回程度発生する。

私なら「発生頻度」を主語にしてしまうと思います
the frequency of accident occurrence per business place is......




ありがとうございましたリック 106696/10-13:44
 記事番号10668へのコメント

単語としての言葉を捜していたので考えた末、
Start Step Edit
としました。装置がないと想像しにくいことと思います。
南都さんのセンテンスはこの機能の説明文の参考にさせていただきま
す。

訂正南都隆幸 email Web106686/10-13:01
 記事番号10667へのコメント

訂正します。

>to execute the production progfram halfway through the
program

うっかり書き間違えました。正しくは、次の通りです。

to execute the production program halfway through the WORKFLOW


execute the * program halfway through the workflow南都隆幸 email Web106676/10-12:58
 記事番号10662へのコメント

>「生産プログラムの途中から実行するための編集をする」という機能
============

お答えになっているかどうかわかりませんが、次のような言い回しが
参考になるかもしれません。

to execute the production progfram halfway through the program

このような英語のフレーズは

http://tinyurl.com/4dkhvv

というページにある英文を参考にしました。ただし、質問者の求めて
らっしゃる表現はこういうものではなく、「途中実行編集」という言
葉そのものの英訳かもしれません。もしそうなら、

halfway execution edit

などという言い回しが可能なのかどうか、私にはわかりません。


「10年に一回程度」 = 「10年程度に一回」南都隆幸 email Web106666/10-11:58
 記事番号10665へのコメント

さっきは、説明を端折ってしまいましたので、補足します。「10年に
一回程度」と言いたいとき、その「程度」を

or so
around
about
approximately

などと訳せるでしょうけど、そのような副詞(のようなもの)を無理
に once にくっつけようとすると、英語では不自然なのではないかと
思います。つまり

once or so every 10 years
around (または about, approximately) once every 10 years

などという言い方は英語ではせず、その代わりに「10年程度に一回」
という言い方をして

once every 10 years or so

などという言い方をするのが自然ではないかという気がします。果た
してこの場合に about, around, approximately が使えるのかどうか
については、僕にはわかりません。



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