翻訳関係者のフリートークルーム ** ウェッブ喫茶店
プロ翻訳者、翻訳関係者のためのフリートークルーム5月5日19時55分

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-翻訳スクールの利用価値- たけだ(4/30-16:38)No.1481
 ┗学校は、机と椅子を提供- 南都隆幸(5/1-11:47)No.1482
  ┗Re:学校は、机と椅子を提供- たけだ(5/1-12:47)No.1483
   ┗海外経験のことなど- 南都隆幸(5/1-13:36)No.1484
    ┗Pas de deux- たけだ(5/1-15:31)No.1486
     ┗Roland Petit le choreographe - 南都隆幸(5/1-15:54)No.1487
      ┗パリの観客と日本の観客 - たけだ(5/1-16:14)No.1488
       ┗観客とダンサーとが刺激しあう- 南都隆幸(5/1-16:35)No.1489
        ┗翻訳者はだれと刺激しあう?- たけだ(5/1-17:17)No.1490
         ┣Re:翻訳者はだれと刺激しあう?- おぺら(5/1-18:15)No.1491
         ┃┗バレエ話- たけだ(5/2-09:21)No.1493
         ┃ ┗映画とかダンスとか- 南都隆幸(5/2-11:49)No.1494
         ┃  ┗Re:映画とかダンスとか- たけだ(5/2-16:13)No.1498
         ┃   ┗6,000本の映画 !?- 南都隆幸(5/2-16:29)No.1500
         ┃    ┗Re:6,000本の映画 !?- たけだ(5/2-17:47)No.1501
         ┃     ┗60歳でバレエを始めた博士- 南都隆幸(5/2-18:23)No.1502
         ┃      ┗プリセツカヤなど- たけだ(5/3-09:18)No.1503
         ┃       ┗遅すぎるものはない- 南都隆幸(5/5-14:22)No.1507
         ┗Re:翻訳者はだれと刺激しあう?- サムライ(5/2-12:55)No.1496
          ┣給料の安い翻訳の仕事- 南都隆幸(5/2-13:18)No.1497
          ┣Re:翻訳者はだれと刺激しあう?- たけだ(5/2-16:20)No.1499
          ┗Re:翻訳者はだれと刺激しあう?- サムライ(5/3-11:29)No.1504
           ┗NHKは、何の略か? - たけだ(5/3-12:05)No.1506


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翻訳スクールの利用価値たけだ 14814/30-16:38

みなさま

プロになるための手段の一つとして翻訳スクールがあります。
役に立つか?というのは愚問で、どうゆう風に役に立てるかというの
が正しい設問だろうとおもいます。

ところが、情報がちょっと古いのですが(約2年前)、大手の、翻訳
会社であり翻訳スクールも経営している某社の関係者から聞いた所に
よるとこの会社が使っている翻訳者には、この会社が経営している翻
訳スクール出身者はいないとのこと。

私自身は翻訳スクールに通ったことはないのですがとある事情で、こ
の会社のデモレッスンは一度受けたことがあります。
そのときにスクール側は、優秀な修了者には、翻訳の仕事をまわすこ
ともあります、と言っておりました。

「優秀な」をすっとばして、修了者には云々の所だけ記憶してしまう
翻訳家志望者が多いのでしょうか?

医学大学を卒業しても医者になれるとは限らないように、翻訳スクー
ルを終了しても翻訳者になれるかどうか解らないというのは自明のこ
とに思うのですが。

ちなみにデモレッスンを受けたのは7−8人でしたが半分は中年以上
の方で、一番若い方で20代半ばででした。



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学校は、机と椅子を提供南都隆幸 email Web14825/1-11:47
 記事番号1481へのコメント

ジュラ紀か白亜紀のころから、私はいつも思っていました。「学校と
いうところは、机と椅子を提供するに過ぎない」たとえば私は、外国
語大学の英米学科に行きました。外大の英米学科に行けば英語がペラ
ペラになって通訳になれるとかいう迷信を信じている人が後を絶ちま
せん。フランスに2年ほど行ってそこの学校に通えば、フランス語の通
訳になれると思い込んでいる人もわんさかいます。

学校は、所詮は机と椅子のあるだけの場所。そこで気が狂う寸前まで
勉強した人だけがそこでの専攻科目で飯が食えるようになるんですよ
ね。具体的に何をどれくらい勉強すればいいかは、それぞれの先達た
ちが書いている本を読めばすぐにわかりますよね。たとえば松本亨
(まつもととおる)という人が「英語と私」の中で、若いころの凄ま
じい勉強振りを具体的に紹介してくれています。彼が晩年に「私は今
までに英語で書かれた洋書を2,000冊しか読んでいない。5,000冊ほど
読むべきだった」と言っていたそうです。私は松本亨の真似をして頑
張りましたけど、足元にも及びませんでした。でも私なりに頑張りは
しました。

今でも私は堅く信じています。どこの学校へ行っても、どの国に留学
しても同じ。そこで何をどれくらいやるかによって、すべては決まる
と思います。もちろん、実力のある人は、通常はその人の能力に適し
たレベルや種類の学校や国に自然と行ってしまうでしょう。たとえば
実力の有り余っている人なら、ぼうっとしていても東大とかハーバー
ドに入ってしまうでしょう。

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Re:学校は、机と椅子を提供たけだ 14835/1-12:47
 記事番号1482へのコメント

南都隆幸さん

私はフルタイムの翻訳家では有りませんが翻訳でお金をいただくことも多いのは事実で
す。
若い頃に翻訳家になりたいと思っていた訳ではありません。

仕事の関係で20代から海外赴任が多く、英語とフランス語はほとんど現場で修行しまし
た。

海外の経験を10年ほど積んだ頃から仕事上必要だったので、仕様書や契約書の翻訳をす
るようになり、そのなかで若い社員や外注した翻訳者が誤訳を連発することに気がつきま
したが、この頃は「知識や経験が足りないから誤訳するのだな」と考えていました。

その後、15年ほど前から本格的に、翻訳の世界と関係を持つようになりました。、
そして、プルーフリーディングのようなこと(有償だったり無償だったり)もやるように
なり、「これで金もらうの」という訳文にいやというほどお目にかかりました。

知識や経験を重ねることでは解消できない「根性の卑しさ」みたいなものを感じてしまっ
たのです。
こういう訳文に出会うと気持ちが暗くなります。

そんなときの気晴らしは、スカッとする映画(ハワード・ホークスなど)を観たり、ダン
スを鑑賞したり(パトリック・デュポンが好きでした)、音楽(アラブの歌謡曲など)を
聴いたりします。

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海外経験のことなど南都隆幸 email Web14845/1-13:36
 記事番号1483へのコメント

たけださんは、海外経験が豊富なのですね。大変だったでしょうけ
ど、語学オタクの私としては、とても羨ましいような気もします。私
がイラクの建設現場で2年6ヶ月ほど働いていたとき、たくさんの中国
人やアラブ人と話をする機会があったので、夜は必死で中国語とアラ
ビア語の勉強に専念し、昼間は彼らと、それぞれの言語でしゃべりま
くっていました。海外での日本人社会で働くのは、私にとっては精神
的にとても辛いものがあり、二度とああいう経験はしたくありません
が、語学の習得と外国の情勢や風土を知るという点では、とてもよい
勉強になりました。

ところで、たけださんはダンスを鑑賞されるのですね。それは素晴ら
しい。私も、数年前からダンスを見るのが好きになりました。
Patrick Dupont のダンスを YouTube 上でさっそく見ようとしました
が、1本くらいしか彼のダンスを紹介したビデオがありませんね。ち
ょっと残念です。私の目をいま奪っているダンサーとそのパフォーマ
ンスは、次のものです。これほど美しいものを見たことはありませ
ん。

Classical ballet, "Meditation de Thais,"
by Lucia Lacarra and Cyrill Pierre
http://tinyurl.com/3wcn64

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Pas de deuxたけだ 14865/1-15:31
 記事番号1484へのコメント

南都隆幸さん

レスありがとうございます。
ルチアのpas de deux早速観ました。
良いですね。
この曲の振り付けはRoland Petitでしたか。

そういえばルチアはどことなくジジ・ジャンメールに通じるところが有りますね。

プチ、昨年亡くなったベジャール、ロシアのモイセーエフの三人が同じ時期にパリオペラ座
に所属していたことがあるのですがその後の三者三様の人生が興味深いのですがプチの振り
付けにいかにもフランス的エロチシズムを感じるのは私だけでしょうか。




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Roland Petit le choreographe 南都隆幸 email Web14875/1-15:54
 記事番号1486へのコメント

たけださんは、私と違って、ダンスにとてもお詳しいようですね。素
晴らしいことです。私はダンスを見始めてからあまり年数が経ってお
らず、まだ何も知りませんが、仰るとおり、この Thais Pas de Deux
の振り付けは Roland Petit であるとこのビデオの冒頭に書いてあ
りますね。どの振付師のダンスがどういう特徴を持っているかについ
ては、まだ私にはわかりませんが、たけださんの仰るように、私もこ
の Pas de Deux には、フランス的な eroticisme を感じます。その証
拠に、他のクラシックバレエをいろいろ見ても、これと同じような
eroticisme はまるっきり感じられません。たとえば同じく
Meditation de Thais でも、

http://tinyurl.com/3z5mlb

という場所にあるダンスのビデオには、正直を言って私は退屈を感じ
ます。というか、Lucia Lacarra を振付けた Roland Petit による例
のダンスを見てしまった後は、その他のすべてのダンスが退屈きわま
りなくなってしまいました。

ところで、私はこの他のダンサーおよびそのパフォーマンスとして
は、次のものが好きです。

Rumba - Slavik Kryklyvyy & Elena Khvorova WSSDF 2007
http://tinyurl.com/3stfzj

Maxim Kozhevnikov & Yulia Zagoruychenko - Rumba
(I tentatively call this the "Angela performance")
http://tinyurl.com/3ljoqj

この他にも、hip-hop 系のダンサーだと思われる Usher のダンスと
か、bellydancer である Rachel Brice とか、いろいろなものが好き
です。そうそう、The Pussycat Dolls というアメリカの流行歌手グル
ープによる Beep という歌に合わせたダンスも最高だと感じます。

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パリの観客と日本の観客 たけだ 14885/1-16:14
 記事番号1487へのコメント

クラシックバレエが中心ですが、ダンス鑑賞歴は30年以上になります。
東京で開催される世界バレエフェステバルの第一回目(1976年でしたか)も観てお
り、
ジョルジュ・ドンのボレロをライブで観ることができました。


興味深いのは、パトリック・デュポンの公演を東京とパリで観ているのですが、パリの観

が東京の観客より一枚上手なのでしょうが、拍手の力でデュポンを東京より20センチく

い高く飛ばせてしまうんです。

日本の観客の拍手にはメリハリがないといいますか、なんだか有り難がってばかりいるよ

です。拍手の強弱/大小で自分の評価を踊り手に伝えることも必要だと思います。

ただ、観客の一般的なマナーは30年前に比べると格段によくなりました。




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観客とダンサーとが刺激しあう南都隆幸 email Web14895/1-16:35
 記事番号1488へのコメント

たけださん

面白いお話をありがとうございます。しかも、30年にもわたってダン
スを鑑賞してこられたとは、すごい。

観客の拍手の仕方によって、Patrick Dupont が20センチも余計に高く
跳んだというお話は、とても象徴的ですね。なるほど。やっぱりそう
なんですね。人間は一人で生きているのではなく、アーチストも一人
で好きなことをやっているだけではなく、やはり相手がどのように反
応するかによって、パフォーマンスの出来栄えもぐんと違ってくるの
ですね。たぶんそうだろうと想像はしていましたが、まさか20センチ
も余計に跳んでしまうところまですごいとは、思いませんでした。

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翻訳者はだれと刺激しあう?たけだ 14905/1-17:17
 記事番号1489へのコメント

南都隆幸さん

いやいや、すごくはないです。好きで続けているだけですから(酒だって結構長期に飲ん
でます)。

いま、山岡洋一さんの翻訳通信5月分を斜め読みしました。
最近この掲示板で話題になった件と共通のことが書かれていました。

山岡さんが繰り返し述べていても翻訳をなめている翻訳者は、なくならないでしょう。
なぜならそういう人たちは、この手のものを読まないからです。

中学・高校生のころHRで意見を求められると「別に有りません」という生徒がいて、私は
この「別に」という言葉が大嫌いでした。
他人事ながら「お前の人生は、お前が決めていくのじゃないの」と考えていたからです。
こういう人たちは、今、『ガソリンの暫定税が復活しますけれどどう思いますか?』とい
う質問にも「別に・・・」と応えているのでしょうか?

話をタイトルに戻して、翻訳者と翻訳コーディネーターにもデュポンと観客のように刺激
し合うことができれば良いと思いますし、この掲示板がそういう場所であってほしいとも
願っています。



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Re:翻訳者はだれと刺激しあう?おぺら 14915/1-18:15
 記事番号1490へのコメント

パトリック・デュポン!素敵でしたよね〜

私はオペラ座ではイレールとヤン・ブリタールが好きでしたが、7-8年
近く前、渋谷のオーチャードホールでシャルル・ジュドの「牧神の午
後」を見て、絶句。飛ばない。回らない。目線と穏やかな身のこなしだ
けでここまで魅せるとは…バレエを見る目が変わりました。

といっても、墓まで持って入りたいのはバリシニコフ & シンシア・ハ
ーヴェイのドンキです。私がこれまで見た舞台芸術で、最高のエンター
テイメントです。とても有名なのでご存じの方も多いと思いますが、も
し機会があったらDVDにもなっていますのでぜひご覧ください。

ミーシャがいいのはもちろんですが、ドンキホーテの「夢」の終わりの
場面(キトリが演じる女王やキューピッドが名残を惜しんで消えていく
ところ)では、いつも涙が出るんですよ。年とったのかな。

こんなところでバレエ話ができるとは!皆様今後ともよろしくお願いし
ます(^^)


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バレエ話たけだ 14935/2-09:21
 記事番号1491へのコメント

おぺらさん

結構バレエファンはいるものですね。
こちらこそよろしく。

墓まで持っていきたいDVD?
うーーーん、何かなあ、考えたこともありませんでした。
印象深い公演はいくつも有りますが、デュポン/ピエトラ・ガラの
『白鳥』などは、ベスト5に入りますね。
ピナ・バウシュの日本初公演も結構ショックが大きかったです。

告白しますと、バレエも好きですがもっと好きなのは映画なんです。

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映画とかダンスとか南都隆幸 email Web14945/2-11:49
 記事番号1493へのコメント

たけださんは、バレエよりもさらに映画がお好きなのですね。何かの
ために役立つからその活動をするというのではなく、純粋に好きだか
らそれを鑑賞するというのが、本当の鑑賞のあり方ですね。私などは
ちょっと不純というんでしょうか。映画などは、言葉や文化の勉強に
役立つから必死でたくさんの(おそらくは1,000本か2,000本くらい
の)映画を見まくりましたけど、あまり楽しんではいませんでしたか
ね。

何せ、ろくに聴き取れない英語などの外国語を字幕なしで必死で見て
るわけですから、ちょっとでも複雑な会話とか話題になると、荒筋さ
えわからなくなります。たとえば、戦争映画やギャング映画は、おそ
らくはスラングが多いことと、あまりにも日常からかけ離れた話題ば
かりなので、外国語でそれを理解するのも難しくなります。第一、日
本の映画でさえ、戦争映画ややくざ映画は、聴き取りにくいですか
ら。さらに、日本語とかタイ語など、私にとって語学の勉強にならな
いような映画は、ほとんど見ては来ませんでした。

私もそろそろ、何かの役に立つからとか、語学の勉強のためだとかい
うことは考えないで、純粋に好きなことにのめりこんでいきたいと思
っています。今のところ最も好きなのは、ダンスを踊ることです。バ
レエ・ラテンダンス・ヒップホップ・ベリーダンス・ジャズダンス・
インドのダンスなど、あらゆる国のあらゆる種類のダンスを YouTube
で見ていますが、それはすべて、どのようにすれば自分のダンスの中
にそれぞれのジャンルのダンスのよい部分を取り込むことができるか
を考えるためです。

「お前なんかに、たとえばバレエを真似できるはずねえだろ」と言わ
れそうですが、もちろん、そのまますべてを真似ようというのではあ
りません。私が取り入れることのできそうな部分を見つけて、そのエ
ッセンスみたいなものを取り込むだけであって、そっくりそのまま真
似るということではありません。

ちょうど、夏目漱石を読んだからと言って夏目漱石そっくりの文章を
書けるようになるわけじゃないけど、文章を書くのが好きな人は一生
懸命に夏目漱石を読むでしょう。漱石そっくりの文章が書けるように
なるために彼の小説を読むのではなく、漱石のよい部分を自分なりに
自分の文章の中に何とか取り入れることができないだろうかと考えな
がら、読むのです。それと同じような姿勢で、私はダンスのビデオを
見ています。


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Re:映画とかダンスとかたけだ 14985/2-16:13
 記事番号1494へのコメント

南都隆幸さん

バレエはほぼ純粋の趣味ですが、最近は映画を観るときは時々翻訳者
の考えが頭をよぎります。
特にDVDが登場してからは、だめですね。
よっぽど面白い作品じゃないと最後まで一気に観ることができませ
ん。日本語の字幕に「あれ?」と思うと英語の字幕で同じシーンを見
直したりしてしまいます。

私は多分日本映画を約3000本、外国映画もほぼ同数観ています。
この数字は映画館、テレビ、ビデオ、DVDすべて含めた数です。

当時は翻訳に関係する仕事をするなどとは全く思っていませんでした
が、子供の頃映画の原題(『西部開拓史』:How the West was Won、
『偉大な生涯の物語』:The Greatest Story Ever Told)を知ったとき
に wonやeverの使い方に「なるほど」と感心した記憶が有ります。

仕事がらみでは、裁判関連の翻訳をしたときに、納期に余裕が有った
ので『評決のとき』や『12人の怒れる男』を見直したことも有りま
す。

字幕では例の『指輪物語』の騒動が記憶に新しいですが(私もあの字
幕屋さんは好きではないです、品がない)、字幕の傑作の一つに You
ain't heard nothin' yet!を「お楽しみはこれからだ!」と訳した例
があります。
http://gozenkyu.blog49.fc2.com/blog-entry-34.html

DVDで不満なのは、日本で発売されている日本映画には日本語字幕がな
い(宮崎駿の作品にはあるそうです)、フランスで発売されているフ
ランス映画にはフランス語字幕がないことです。
聴覚障害者のためにも字幕はつけるべきだと思うのですが。

私自身はほとんど踊らない人間なので口幅ったいですが、チャンスが
有ればクラシックバレエのレッスンを受けることをお勧めします。

体全身(すべてのパーツ)を個別に意識すると当時にすべてを統合し
て体を動かすための訓練ができます。

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6,000本の映画 !?南都隆幸 email Web15005/2-16:29
 記事番号1498へのコメント

たけださん、

いろいろなお話を伺いまして、本当に私にとってよい刺激になりま
す。6,000本の映画をご覧になったのですね。それは本当に凄まじい。
映画にせよバレエにせよ、そこまでの深い教養や、徹底した純粋な好
奇心や愛情があればこそ、実務でも素晴らしい能力を発揮できるので
しょう。う〜ん、うなってばかりいる私ですが、私も私なりに頑張っ
ていきます。

バレエを習うのは、ダンスを習ったことのない50代の人間が今になっ
て始めるのは絶対に不可能なだけでなく、先生や他の生徒にも迷惑が
かかるだけだと思っていましたので、考えもしませんでした。第一、
いまさら両足を180度に広げて、股を完全に床の面に着けるなどという
ことは、絶対に無理だろうし、その他の動きにしても、どう考えても
無理ではないかという気がしたのです。でも、たけださんのお話を聞
いて、少しだけそのことも考えてみることにしました。

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Re:6,000本の映画 !?たけだ 15015/2-17:47
 記事番号1500へのコメント

南都隆幸さん

南都さんの世代でしたら日本のロケットの父と呼ばれた糸川英夫博士をご記憶ですね?
博士がクラシックバレエに挑戦したのは60歳になってからです。

とはいえ、確かに中年男性がクラシックバレエのレッスンを受けるのは簡単なことではない
ですよね。
クラシックバレエのレッスンに代わるものとしてフェルデンクライスメソッドを紹介しま
す。

http://en.wikipedia.org/wiki/Feldenkrais_method
http://j-felden.org/


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60歳でバレエを始めた博士南都隆幸 email Web15025/2-18:23
 記事番号1501へのコメント

60歳でバレエを始めた博士のお話。ありがとうございます。びっくり
しました。その博士のお話だけでなく、中年でバレエを始めている他
の人たちの体験談も、たくさんインターネット上で紹介されているこ
とも、今さっき知りました。50代で頑張っても、いくらなんでも足が
頭上に上がることはないだけでなく、そんな努力をしたらかえって体
を壊すのではないかと恐れながら、最近になって私は足を上げる練習
をしておりました。いつか股間が壊れるのではないかという不安を感
じながら。でも博士の話を読んで、勇気が出ました。

ただし方法を間違うと体を壊すので、きちんとした正しい方法を学び
ながらやっていきます。第一、私は1年6ヶ月前に、我流の無茶な過激
なダンスをしたため、膝を永久に痛めてしまいました。この膝は二度
と元には戻りませんが、その膝を守りながら、新しい道を模索してい
ます。

「クライスなんとか」っていう方法についても、あとできちんと読ん
でみます。ありがとうございます。いやあ、この掲示板でバレエや映
画のお話を伺って、本当によかったです。どうかこれからも、いろん
なことを教えてくださいね。

それから、このようないいお話を伺えたのも、管理人さんが10年前か
ら献身的にこのような素晴らしいサイトを運営してくださってこられ
たからこそです。管理人さん、ありがとうございます。

南都隆幸
Takayuki Nanto

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プリセツカヤなどたけだ 15035/3-09:18
 記事番号1502へのコメント

南都隆幸さん

フェルデンクライスメソッドはまさに膝の手術が必要だと言われた人
が自力で確立していったメソッドで、結局手術は受けないですんだの
です。

バレエにしても語学にしても、始めるのが早すぎることは有っても遅
すぎることはないのではないかと私は考えています。
もちろんプロになることはほとんどの場合難しいとは思いますが、人
は何歳になっても成長可能なはずです。
でも多くの場合、本人や周りが「どうせ・・・」と言ってしまうので
す。

昨夜NHK ETVで放映された日本の能とマイヤ・プリセツカヤの競演はご
覧になりましたでしょうか?

あまり美しいとは感じませんでしたがそれなりに見応えのある踊りで
した。

日舞の人を加えたのは、私は良い結果を生んでいないような気がしま
す。

能の梅若六郎とプリセツカヤには動きの一つ一つにいわば「序破急」
があるのに日舞の藤間勘十朗の踊りにはそれがなかったと思います。

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遅すぎるものはない南都隆幸 email Web15075/5-14:22
 記事番号1503へのコメント

たけださん

何を始めるにしても、遅すぎるなんてことはないはずだ、というお
話、その通りですよね。私も私なりの道を探っていき、何かを始める
ときに周りのつまらぬ(諦めや嫉妬の混じった)意見に振り回されな
いように頑張りたいと思います。ほんとに、ロケット博士のお話には
勇気が出ます。

6年前からテレビのない生活をしているので、残念ながらNHKなどで放
映しているバレエなど、せっかくの教育番組を見逃してしまっていま
す。テレビがなかったらどうなるかを自分なりに実験したいという思
いもあるかもしれません。

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Re:翻訳者はだれと刺激しあう?サムライ Web14965/2-12:55
 記事番号1490へのコメント

私も山岡さんの『翻訳通信』を毎月楽しみにしている読者の一人です。
『翻訳通信』は漏らさずに保存していますが、2002年の8月が『翻訳通
信』の第1号であり、爾来6年近くも毎月欠かさずに続けておられるわ
けであり、本当に山岡さんの翻訳に対する姿勢には頭が下がります。特
に印象的だったのは一年ほど前に山岡さんが翻訳された『国富論』の出
版に至る経緯の話(『翻訳通信』200703.pdf参照)であり、その後に山
岡さんが訳された『国富論』を入手、拙宅にあった世界名著シリーズの
『国富論』(中央公論社)と較べて、格段に優れた翻訳であると思った
ことでした。そのため、拙宅の書庫が狭かったこともあり、山岡さんの
『国富論』を入手してからは世界名著シリーズの『国富論』は捨てまし
た。また、同じ筆者の『翻訳とは何か−職業としての翻訳』(山岡洋一
著 日外アソシエーツ)も、翻訳者を目指す人たちには必読の書である
と思います。


さて、たけださんがお問い合わせの翻訳学校ですが…

> 「優秀な」をすっとばして、修了者には云々の所だけ記憶してしまう
> 翻訳家志望者が多いのでしょうか?

古い話で恐縮ですが、私は一部上場の電子部品メーカーを退職後、1999
年4月から2000年3月にかけて東京の某翻訳スクールに通ったことがあ
ります。小生の通っていた翻訳学校も親会社が翻訳会社であったことか
ら、入学当初から「修了者には仕事を斡旋します」と教師がよく話して
いたものです。当時は7名程度の小人数のクラスでしたが、単に学校に
通い続けていれば黙っていても仕事を回してもらえるなどとは、一番若
かった二十代前半の女性も含め、誰も思っていなかったと思います。や
がて一年コースも間もなく終了しようとする頃、私は“脈がある”と思わ
れたのか親会社である翻訳会社の人事部に呼ばれ面接を受けました。話
はトントンと進み、終わり頃になって給与の話になりました。私は一年
前に退職した給料ほどはもらえないはずだから、スタートは一年前の年
収の三分の二程度で良いかと思い、三分の二の額にした給与額を述べた
ところ、その人事部長は呆れたような顔をして、「それは高する。せい
ぜい月15万円が相場です」と言ってきたものです。無論、そんな額で
は家族を養っていけるわけがなく、その翻訳スクールの修了を待たずに
積極的に各翻訳会社のトライアルを受け、その他に様々な翻訳者や翻訳
志望者の集いに顔を出して情報収集に努める傍ら、積極的に翻訳業界で
の人脈を築いたものです。こうした行動が翻訳者の卵であった当時の自
分には良かったようです。現在私は海外の経済誌などの記事の翻訳を時
々担当していますが、それも翻訳者の卵として駆け出しの頃、積極的に
顔を出していた某翻訳関連の勉強会で知り合った仲間からの紹介でし
た。また、一年間だけでしたがJTF(日本翻訳連盟)の会員にもな
り、大勢の翻訳者の仲間と知己になっただけではなく、その時に知り
合った某準大手の翻訳会社の社長さんとは今でも懇意にしていただいて
おり、5月連休後に久しぶりに昼食を共にする予定です。そして、
JTFでは私の通っていた翻訳学校の親会社の社長とも幾度かお会いし
ました。

ともあれ、翻訳スクールに通ったからといって、必ずしも翻訳者になれ
るという保証は全くなく、あくまでも本人の努力や人脈などを含めた運
次第であると思います。



サムライ拝

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給料の安い翻訳の仕事南都隆幸 email Web14975/2-13:18
 記事番号1496へのコメント

サムライさんのお話も、とても面白かったです。特に、サムライさん
みたいな優秀な方でさえ、8年前には月給15万ぽっちで雇いたいなどと
言われたというのは、これまた面白いというか、滑稽でさえあるよう
なお話ですね。

そう言えば、月給15万とか20万くらいの低収入を覚悟すれば、世の中
にはいくらでも翻訳者としての道はあるみたいですね。私も、30歳の
ときに翻訳会社に3ヶ月だけ雇ってもらってましたけど、そのときの月
給は、20万ぽっきり。保険などもないし、ボーナスもなし。それで、
思いっきり翻訳させられました。私がその会社を辞めると言い出す
と、その他の社員も全員(と言っても、たったの6人ほどでしたが)、
辞めました。

そのあと、英語だけじゃなくてフランス語の翻訳もやりたいな、と思
って応募しようとして、電話で「月給はいくらくらいくれるのか」と
尋ねると、「まあ、20万くらいだと思います」と言われたので、さっ
さとやめておきました。別に、報酬が少ないから仕事の内容までが悪
いとは言いませんが、私にはそのころ、もっとお金がどうしても必要
だったので、年収240万程度の仕事に就くわけには、どうしてもいかな
かったのです。たとえその仕事によって、多くのことが学べるとして
も、現実にもっと多くのお金が必要な人には、手が出せませんよね。

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Re:翻訳者はだれと刺激しあう?たけだ 14995/2-16:20
 記事番号1496へのコメント

サムライさん

貴重なお話ありがとうございました。

なるほどねえ。
私が紹介した某社の事情も会社側/翻訳者側双方に問題が有るのかも
しれ
ませんね。

ところでアラン・ドロンの『サムライ』という映画はご覧になってい
ます
か?

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Re:翻訳者はだれと刺激しあう?サムライ Web15045/3-11:29
 記事番号1496へのコメント

南都さん、レスを有り難うございました。

仰せのとおり、家庭持ちで日本に住んでいる限り、月に15〜20万て
いどでは人並みの生活していけないのが現実です。だから、ある意味で
は「月、15万円(もしかしたら25万だったかな? うろ覚えで済み
ません)」と言ってくれた某翻訳会社の人事部長には感謝しています。
つまり、あの言葉のお陰で、矢継ぎ早にトライアルを受け、さらに翻訳
の様々な勉強会や日本翻訳連盟のセミナーに顔を出して自分を積極的に
売り込むように自ら仕向けたのだし、その意味での「感謝」です。これ
と関連して、1999年当時、翻訳以外の自由業の人たちが集うメーリング
リストでも積極的に発言していたのですが、そのメンバーにテレビ関係
者がおり、それが縁でNHKのBSの1時間スペシャルにも出演しまし
た。内容は自分が会社を辞めてから翻訳者になるまでの道程を撮ったも
のです。尤も、出演料は想像していたよりも少なく、雀の涙でした
が…。兎に角、家族を路頭に迷わすわけにはいかなかったので、当時は
必死でした。翻訳で食っていけるという自信らしきものがついたのは、
漸く最近になってからです。


たけださん、こんにちは。

アラン・ドロンの出演した映画で覚えているのは、三船敏郎、チャール
ズ・ブロンソンの3人が競演した「レッド・サン」だけであり、残念な
がら「サムライ」は未だ見ていません。

それにしても6000本もの映画とは凄い。小生の場合、映画はサンフラン
シスコで大学生活を送っていた時、時間があれば映画館に通い、多い1
週間で10本前後の映画を見た記憶がありますが、あの当時が一番映画
にのめり込んでいた時期でした。いやぁ〜、映画って本当に良いです
ね。さよなら、さよなら、さよなら…


サムライ拝

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NHKは、何の略か? たけだ 15065/3-12:05
 記事番号1504へのコメント

サムライさん

NHKは、日本薄謝協会の略だというジョークを昔に聞きました。
>
>アラン・ドロンの出演した映画で覚えているのは、三船敏郎、チャール
>ズ・ブロンソンの3人が競演した「レッド・サン」だけであり、残念な
>がら「サムライ」は未だ見ていません。

アラン・ドロンが単なる二枚目役者から脱皮する契機となった作品で、暗黒街ものです。
ドロンは、孤高の殺し屋を演じています。
『レッドサン』は、アメリカ映画ですが、65年位からドロンもハリウッド進出を計り3
本くらいの映画に出演しましたが結果はパッとしなかったんですね。
で、フランスに戻って2作目くらいの映画で、当時ドロンも32歳。
この作品への出演は、彼なりに将来をいろいろ考えた末の選択だったようです。
レンタルショップにあればご覧になって損はないと思います(アラン・ドロンがお嫌いで

ければ)。




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