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タイトル: 学校は、机と椅子を提供
投稿者 :南都隆幸  <email> <Web>
投稿時刻 : 2008年5月1日11時47分 
本文:
ジュラ紀か白亜紀のころから、私はいつも思っていました。「学校と
いうところは、机と椅子を提供するに過ぎない」たとえば私は、外国
語大学の英米学科に行きました。外大の英米学科に行けば英語がペラ
ペラになって通訳になれるとかいう迷信を信じている人が後を絶ちま
せん。フランスに2年ほど行ってそこの学校に通えば、フランス語の通
訳になれると思い込んでいる人もわんさかいます。

学校は、所詮は机と椅子のあるだけの場所。そこで気が狂う寸前まで
勉強した人だけがそこでの専攻科目で飯が食えるようになるんですよ
ね。具体的に何をどれくらい勉強すればいいかは、それぞれの先達た
ちが書いている本を読めばすぐにわかりますよね。たとえば松本亨
(まつもととおる)という人が「英語と私」の中で、若いころの凄ま
じい勉強振りを具体的に紹介してくれています。彼が晩年に「私は今
までに英語で書かれた洋書を2,000冊しか読んでいない。5,000冊ほど
読むべきだった」と言っていたそうです。私は松本亨の真似をして頑
張りましたけど、足元にも及びませんでした。でも私なりに頑張りは
しました。

今でも私は堅く信じています。どこの学校へ行っても、どの国に留学
しても同じ。そこで何をどれくらいやるかによって、すべては決まる
と思います。もちろん、実力のある人は、通常はその人の能力に適し
たレベルや種類の学校や国に自然と行ってしまうでしょう。たとえば
実力の有り余っている人なら、ぼうっとしていても東大とかハーバー
ドに入ってしまうでしょう。


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